00183
痴漢体験談。


彼女にあったのは少し寒くなり始めた10月の終わりか11月の初め頃だったと思う。


通勤で使ってる電車は降車駅に近づくにつれて混雑度を増していった。


僕が乗った次の駅から彼女は電車に乗ってきた。


意識したのはその日が初めてだったが次の日も、その次の日も彼女は同じ時間、同じ車両、同じドアに乗ってきた。


いつも先頭で。

彼女は飛び抜けてスタイルが良い訳ではないが、スリムな体にしては胸が大きかった。


顔は切れ長の目から冷たい印象を感じ、女優の葉月里緒菜によく似ていた。


その後いろいろな事があったが、結局最後まで名前を聞くことはなかった。


その日は彼女が乗り込んで来た時に一瞬目があった。


彼女は反対側のドアの前に立っている僕の方まで、真っ直ぐに歩いてきた。


彼女は僕の斜め前に立ち、背を向けた。


その後、停車駅を重ねて人が増えるにつれ、奥に入っていった。


いつの間にか彼女はドアに垂直に立ち、僕の真横に立っていた。



電車は混雑を増していき、僕のだらんとたらした右手は、彼女のふくよかな胸の谷間に挟まれる形になっていた。


柔らかい感触に少し嬉しくなってしまった。

男なんて単純な生き物である。


するとあまり気にしてなかった指先がツルツルとした生地の彼女のスカートの股間部分に密着していた。


生地が薄いのか、スカート越しに彼女のレースの下着の感触が伝わってきた。


かなり興奮したが、触る訳にはいかないので、なるべく手を前にずらそうとした。


しかし前にも女性が立っていたのであまり変な動きをすると痴漢と思われてしまうので、あきらめて手を固定して動かないようにしていた。


まぁ少しおいしいなとは思っていたが…。


どうしても指先に意識が集中してしまう。

しかし変な動きはできない。


心の中で葛藤はしていたが、彼女のレースの下着の下の柔らかい感触までもが伝わってきた。


しかも心なしか熱くなってるように感じた。


動かすわけにもいかず、そのままの体制のまま車両はさらに混雑していった。


二の腕の胸の感触もたまらない。


しかし犯罪者にはなりたくないという理性でなんとか自分の心にブレーキをかけた。


(触りたい…)男としての率直な気持ちだった。


周りを見回すと、こちらを気にしてる人はいない。


手はますます密着度を増していく。


彼女が腰を前に出しているように感じた。


手に伝わる感触の興奮から自分の下半身に血液が集まっていくのがわかった。


前も女性である。

押し付けるわけにもいかないので、鞄を持つ手をずらし、直接当たらないように気をつけた。


心臓の鼓動が早くなり、少し息苦しくなってきた。


しばらくすると電車はターミナル駅に到着した。


まだ降りる駅ではないが沢山の人の出入りがある。


その動きを利用して本当にもったいないが彼女から少し離れようと考えた。


体を少し左に動かし、離れようとしたその時だった。


すっと彼女が腕を組んできたのだ。


彼女は始めはドアに垂直に立っていたが、混雑のため僕の斜め後ろに立っている状態だ。


慌てて右側の彼女を見ると俯いている。


一瞬突き出されるのかと思ったが、そうではないようだ。


乗車してくる人に押され、さらにドア側に密着する形になった。


そしてついに彼女の右手によって僕の手のひらは返され、彼女の柔らかく、熱い部分を手で覆うように添えられた。


愛撫を促しているようだった。

信じられない…。


(こっ…これは……)パニックになりながらも意を決して恐る恐る指先を少し動かしてみる。


すると彼女の組んでいる手の力が強くなってくる。


拒んでる訳ではなさそうだ。


しばらく指先を動かして、不自然にならない程度に愛撫を続けた。


しばらくその状態を楽しんだ後、調子に乗ってきた僕は指先でスカートを手繰り上げる。


素材が薄いせいか割と簡単にスカートの裾に到達した。


そして指先をスカートの中へ…。

指先がシルクのような素材の下着を捉えた。


柔らかい感触と少し湿った感触がある。

たまらない…。


しばらくその一番柔らかい部分を指先で弄んだ。


(す…すごい……)次に指先を駆使して下着の脇からさらに中へ滑り込ませた。


そこはかなり熱を帯びておりヌルヌルとしていた。


あまりの興奮状態に立ちくらみを起こしそうだ。


指先は間もなく突起をとらえた。


かなり大きい…。

正直びっくりした。


円錐状ではあるが小指の第一関節くらいはあると思う。


指先で円を描くようにその突起を愛撫する。


彼女の組んでいる手に力が入ってくるところからも感じているのがわかる。


指をさらに奥へ進めたかったが、肩が下がって不自然なのでそれは控えることにした。


なんども指を往復させ、突起を刺激した。


彼女は下を向いたままである。


すると電車が大きく揺れ、彼女がまた、ドアに垂直に立つ形になった。


そしてはずみで彼女の手がもう十分に固くなったペニスに触れた。


ズキーンっとした快感が脳天を突き抜ける。


彼女の指先が形を確かめるようにせわしなく動いた。


そして亀頭を見つけると、爪で引っ掻くように刺激してくる。


まだ夏物の薄いスーツを着ていたので、かなりの快感だった。


負けじと突起への刺激を続ける。


しかし間もなく降車駅へと到着してしまった。


名残惜しいが指を抜き、下着とスカートを直した。


彼女はまだペニスを握ったままだ。


やむを得ず、彼女の腰に手を回し一度ギュッと抱きしめて電車を降りた。


歩きながら濡れた指先をハンカチで拭いた。


まだドキドキしていた。


なんか後ろめたいような嬉しいような変な気持ちだった。


その日から彼女とは毎朝電車で同じように楽しんだ。


彼女は変態に近かった。


服装に似合わないガーターベルトはまだいい方で、股がくり貫いてあるストッキングや真ん中に切れ目が入っている下着、はたまたノーパンのときもあった。


慣れてくると立ち位置を調整して毎日のように指を挿入させていた。


彼女の中は狭く、また、包まれるような温もりを感じた。


ある日いつものように指を出し入れしていると彼女はゆっくりと顔を上げ、目を閉じた。


僕は静かに唇を重ねた。


次の日、彼女に手紙を渡してみた。


夜に待ち合わせる旨の内容を書いた手紙を。


電車の中で彼女の手に手紙を握らせると奪い取るようにカバンにしまった。


まるでそれを待っていたかのようだった。


そして約束の時間、彼女はやってきた。


階段をゆっくりと下りてくる。


周りの人より目立ってゆっくりと降りてきた。


目が合うと彼女はゆっくりと伏し目がちにこちらに向かってきた。


今朝も電車の中でお互いの性器を弄りあったのだ。


思い出すだけで股間に血液が集まっていくのがわかる。


今朝の彼女は真ん中に切れ目が入ってる下着を身につけてていた。


一体どこでそんな下着を手に入れているのだろう。


そして今も身につけてているのか。


「こんばんはー」「………」返事はない。


だまって腕を組んできた。


胸が肘に押し付けられるので、不覚にも歩きながら股間が固くなってきた。


一度帰って車で来ていたので駐車場まで歩いた。


時間にして2〜3分だ。


「車で来たんだ…」「………」相変わらず返事はない。


だまって助手席に乗り込む。


「年はいくつ?」「………」いきなりホテルというのも何なので、国道をあてもなく走った。


左手を彼女の太ももに置き、ゆっくりと撫でる。


徐々にスカートを上げ、下着に触れた。


朝と同じの真ん中が割れた下着をつけていた。


色は赤。


しかしかなりエロい下着である。


地味な服装に全く合わない。


さっそくそこに指を這わしてみる。


前方を直視していた彼女は俯き、快感に耐えているようだった。


触ってみてびっくりしたのだがすでにかなり濡れていた。


指がするっと滑る程に。


スカートはおろか車のシートにまで染みてしまいそうだったので少し心配になってしまった。


彼女はまだ一言も発しない。


ひょっとしてしゃべれないのだろうか。


これもまた心配だ。


このままではスカートやシートを汚してしまいそうなので、指を抜いて彼女の手を取り、もう十分に固くなった僕の股間の上に置いた。


すると彼女は亀頭部分を強く握りながら溜め息をついた。


「固い………」彼女が初めて言葉を発した。


(第一声が「固い…」かよ…)と突っ込みそうになったが、気持ち良かったので我慢した。


しゃべれる事に安心したのも束の間、かなり強く刺激を与えてきた。


玉の辺りを手のひらで揉んできたり、竿の裏側をこすりたててきたりしてくる。


運転中なのでちょっと気が気ではなかったが、なんとか大丈夫だった。


ズボン越しの愛撫がもどかしかったため、チャックを開けてパンツの間からペニスを取り出してみた。


すると彼女は顔を近づけ、パクリとくわえてしまった。


「うぉっ………」いきなりである。


しかもゆっくりとねちっこく舐めてくる。


口に含んだまま舌先で裏筋をグリグリと刺激されるたびに頭がぼーっとしていく。


舌先と唇を駆使して責め立ててくる。


さすがにこのまま運転を続けるのは厳しいのでホテルに行く事にした。


何も言わずにハンドルを切る。


駐車場からホテルに入って部屋を選ぶパネルの前に立った。


「どこがいい?」「………」また黙ってしまった。


正直どこでもいいのだがなぜか聞いてしまう。


適当に部屋を選んでエレベーターに乗った。


なんとなく手を繋いでみる。


彼女の指先はしっとりと吸い付く様だった。


部屋に入るとすぐに彼女を壁に押し付け、激しくキスをした。


すると彼女も力強く抱き付き、それに答える。


股間を擦り付け合い、胸を激しく揉んだ。


そのままベッドになだれ込み、会話もないままにセックスに没頭した。


彼女の中は驚く程狭く、また生挿入であったためあやうくそのまま果てそうになった。


狭いだけでなく、熱く火照ったそこは裏筋のあたりをじんわりと密着する肉壁が蠢いているようだった。


(やっ…やばい……)彼女はというと恍惚の表情で快感を味わっている。


なんとか快感に耐えながら短時間ではあるが彼女を責め立てて果てた。


最後は彼女に促され中に出してしまった。


射精中も収縮は繰り替えされ、あまりの快感に思わず声がもれてしまった。


彼女の全身の力というか抱きしめる力の強さにも少し驚いた。


しばらくの間まどろんだ後、話しかけてみた。


「オナニーとかするの?」彼女は首を縦に振った。


「やって見せて」ちょっとSっぽっくいってみると、まさかやるとは思わなかったが彼女は股間に指を這わせた。


大きいクリトリスを中指と薬指で挟み、中指で引っ掻くように刺激を加えている。


あきらかにいつもやっているような仕草だった。


しかしお互い知らない間柄だと遠慮がないので都合がいい。


しばらく見ているとその淫靡な光景に興奮が高まり、股間にまた力が漲ってきた。


彼女はといえば溢れ出てきた露を丹念に指先ですくい取り、クリトリスに塗り付けている。


そしてだんだん息が荒くなり、高みにのぼりつめているようだった。


指の動きがせわしくなり、彼女は口をパクパクさせていた。


「ゆ……指入れ…て……」彼女に促され僕は右手の中指を膣口に近づけ、ゆっくりと挿入した。


彼女の中は相変わらず熱い。


そして締め付けが心地良い。


何回か指を出し入れすると彼女は眉間に皺を寄せ、つらそうな顔になってきた。


彼女がさらに苦しそうな表情になってきた時にさっと指を引き抜く。


頂点に達する寸前でお預けをくらったかたちになった彼女は僕の右手を強めに引っ張った。


手を引っ張りられた僕はそのまま彼女に覆い被さり、固くなったペニスを一気に挿入した。


「ふぁぁ……」彼女は嗚咽を漏らし強く抱きついてきた。


そのまま細かい痙攣を起こし、達したようだった。


相変わらず膣内の感触は素晴らしかったが、一度放出した余裕からなんとか我慢できた。


一呼吸置いたあと、ゆっくりと抽送を始めた。


「んん……」彼女は少しぼーっとしているが構わず抽送のスピードを速めた。


「んあぁっ……」彼女がまた苦しそうな顔になった。


さらに打ちつける…。


「あぁぁぁ…ふぁぁぁ……」彼女は絶叫に近い声を上げる。


ホテルでなかったらご近所に聞こえてしまうだろう。


僕も快感に耐えられなくなり、そのまま二度目の放出をした…。


彼女に覆い被さったまま、唇を重ねた。


下半身はまだ繋がったままだ。


彼女のなかはまだピクピクとしている。


「うっ…」くすぐったさもあり、声を漏らしてしまった。


ゆっくりと腰を引き、ペニスを彼女の中から抜こうとした。


「まだ抜かないで……」彼女が僕の腰に手を回し、それを制止した。


余韻が心地良いのだろうか。


だまってそれに従い、しばらくそのままにした。


「すごい……まだ固い……」ふいに彼女が呟いた。


「そうだね…なんか気持ちよくてさ。


シャワー浴びようか。


かぜ引いちゃうよ」「うん…」そのまま入れていたいような気もしたが少し寒くなってきたので彼女を誘った。


ペニスを引き抜くとまだ固さを保っていた。


立ち上がろうとすると彼女が股間に顔を埋めてきた。


「おわっ…」予期せぬ攻撃に一瞬たじろぐ。


彼女が舌と唇を使って丁寧に舐めてくれる。


「なんか舐めたくなったの…」嬉しいことを言ってくれる。


初めの頃に比べて大分口数が増えてきた彼女にも嬉しくなってきた。


一緒にバスルームに入り、シャワーを浴びた。


「すごいエッチだよね〜。


しかも痴漢だし」笑いながら彼女は言った。


ずいぶんと打ち解けてきたようだ。


「あれはそっちが…」まぁいっか…。


「それよりさっきからここしか洗ってないんですが…」僕は自分の股間を指差し、苦笑いした。


彼女は泡まみれの手でペニスを擦り続けている。


「だってカチカチなんだもん。


だめ?」自分でもびっくりするぐらい固いままだ。


「俺も洗ってあげるよ」ボディーソープを手に取り、軽く泡立ててから彼女の首筋から鎖骨、バストへと手を這わせた。


重量感のある膨らみを堪能したあと、その頂点に指先を進める。


「はぁぁぁん……」不意の刺激に彼女は体をくねらせた。


もしくは期待していたのか。


「胸大きいよね。


何カップ?」「Fカップ」「おーーーっ。


すごいね」その間も彼女はペニスをしごいている。


彼女は僕の手がそのまま下に降りてくるのを期待していたようだが、あえて中断して泡を流した。


ふと足もとをみると白いドロドロしたものが彼女の太ももを伝って流れている。


良いことを思いついた。


「そこに片足置いて」バスタブを指差すと、彼女はそれに従った。


大きいクリトリスが丸見えである。


なんとも卑猥だ。


そのまま足元にしゃがみ込んでそれをひと舐めした。


「ひゃぁ……」彼女が腰を引くので、腰に手を回し固定した。


そのまま舐め続けると膣が律動しているのか、白いドロドロしたものが流れ出てくる。


自分が出したものは汚くは感じないが舐めたいとも思わない。


慎重に舐めていると、もうドロドロとした精液は流れてこなくなった。


バスルームに彼女の喘ぎ声が反響している。


その声の色っぽさに興奮してきてしまった。


彼女の両手をバスルームの壁につかせ、後ろから量感的なバストを揉みまくった。


さすがに弾力がすごい。


ここまでのものはそうはお目にかかれないだろう。


勃起したペニスは彼女のヒップに突き刺さっている。


物欲しげにヒップを左右に振ってきた。


(まだ欲しいのか……ならば望み通りに)そのままヒップを抱え、一気に突き刺した。


「うわぁぁぁぁぁ…………」彼女は大きく仰け反った。


腰をがっしり抑え、激しく打ちつける。


「うぁぁ…ぐぅぅ…あぁぁぁ…ん……いぃぃ……」彼女の声にならない声がバスルームに響き渡る。


射精感が近づいてくる。


相変わらず狭いので摩擦がすごい。


やばい…イキそうだ。


彼女の中からペニスを引き抜き、彼女の肩を掴んだ。


すると彼女はわかっていたかのように跪いてペニスを口にくわえた。


そして唇を窄め、前後に激しく頭を振った。


「うぅぅ………」3回目は彼女の口で果てた。


バスルームの熱気もあり、正直ぐったりしてふらふらだったが、湯船につかって2人で暖まった。


そのあとはベッドに戻ったが心地良い疲労感からすぐに眠ってしまった。


次の日、少し早めに目が覚めた。


会社もあるので、彼女を揺り起こし帰途についた。


そして朝、同じ時間、同じ車両、同じドアから乗ると次の駅で彼女が乗ってきた。


「おはよう…」小声で言ってみたが返事はなかった。


かわりに彼女の手が僕の股間にのびてきた。


(おいおい…今日は勘弁してくれよ…)