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初体験の話。

僕(潤一郎)の初体験は中3、14歳の時。

当時18歳の専門学校生・千佳子でした。


僕が彼女と出会ったのは、小学校4年のとき。

僕と彼女の弟が同級生で、親同士が仲良くなり、
家族ぐるみの付き合いをしていた。

彼の家に行くと、きれいなお姉さんがいて、
よく僕らのバカ話を聞いてニコニコしていた。


「かわいいな~」。

子供心に恋心が芽生え、
中学校の制服姿の彼女を見るたび、心臓がドキドキしていた。

しかし1年後、
彼は地方へ引越してしまい、お姉さんの姿を見ることもなくなった。


それから4年、意外な形で彼女と再会することに。

僕の父が副業でマンション経営をしていたのだが、
写真の専門学校に入学するために上京した彼女がそこに入居することになったのだ。

4月のはじめ、挨拶に来た彼女は、ますますきれいになっていた。

ショートカットで色白、
サバサバした性格の彼女は、僕にとって憧れの存在であった。

「潤一郎君、お久しぶり。

よろしくね」。

中3になったばかりの僕は、すっかり照れてしまい、「ハ、ハイ」としか答えられなかった。

母が「うちのも写真をやってるので、教えてやって下さいね」と言うと、
彼女は「私もまだ習い始めたばかりですから」と答え、「へー、潤君も写真好きなんだ!」と僕に話を振った。

僕はまたしても「ハ、ハイ」としか言えなかった。

父からは「なに照れてんだ?」とからかわれ、
とにかく緊張しっぱなしであった。


彼女の住むマンションは家からすぐそばにあるので、登下校や遊びに行く途中、
何度も顔を合わせるようになった。

「こんにちは」と挨拶を交わすたび、僕はドキドキしていた。

ある日、僕が家の外で、暇つぶしに壁あてでキャッチボールをしていると、彼女がやってきて
「これからレンタカーで高尾山へ撮影に行くんだけど、よかったら一緒に行かない?」と誘ってくれた。

僕は例によって「ハ、ハイ」としか言わなかったが、内心はうれしくてたまらなかった。

極度の人見知りである僕は、彼女が話しかけてくるのに丁寧語で答えるだけで、
自分から話しかけることはできなかった。

いろいろな場所で撮影したのだが、
彼女から撮影のレクチャーを受けるたび、僕はドキドキしっぱなしであった。

帰り道、
「私たち、知らない仲じゃないんだから。

もっと普通に話して。

私のことはなんて呼ぶ?千佳子でいいよ」と彼女。

僕は照れながら「それじゃ『千佳子さん』で」と答えたが、以降もそう呼ぶことはたまにしかなく、
しばらくは相変わらず丁寧語で話し続けた。


その後も何度か、撮影旅行に誘ってもらい、相変わらず緊張しっぱなしではあったのだが、
僕から話しかけることも増えていった。

冗談めかして「姉さん、今日はどこへ撮影に行く?」と話しかけてから、
彼女を「姉さん」と呼ぶようになった。

話し方もフランクにしたつもりだが、
4つ年上であるという意識が強かったので、相変わらず丁寧語で話すことが多かった。

彼女は実家が裕福な上に、アルバイトもしていたので金回りがよく、遊びに行った際にはファミレスや喫茶店でご馳走してくれた。

6月頃には2週に一度の割合で、2人で出かけるようになっていて、僕はその日が待ち遠しくて仕方なかった。


同じ時期、僕はオナニーを覚えた。

同級生たちがエロ本を貸してくれ、彼らが言う通りにチンチンをしごいてみていたが、
射精に達することはできなかった。

僕は毛が生え始めたのも中3のはじめで、本当に晩生だったのである。

7月のある晩、僕はベッドの中で、千佳子姉さんを後ろから犯している場面を想像して、ついに射精することができた。

その日以来、僕はオナニーに嵌ってしまった。

拾ってきたAVをオカズにしたこともあるが、射精時はいつも千佳子姉さんを想像していた。

好奇心から、真夜中に自販機でコンドームを買い、それを装着してオナニーしたこともあった。


8月、夏休みで両親は実家へ帰省し、高校受験を控えた僕は、塾の夏期講習に通うため、1週間ほど留守番することになった。

そんなある日、千佳子姉さんからメールが届いた。

アドレスの交換はしていたのだが、実際にメールが来たのは初めてだった。

そこにはただ、「好きです 千佳子より」と書いてあった。

僕は興奮して動悸が止まらなくなり、
チンチンはこれまでになくビンビンに勃起していた。

僕は好きで好きでたまらなかったのだが、
彼女のほうは僕のことを弟のように思っていると考えていたので、本当に驚きと喜びでいっぱいだった。

いろいろな想像をめぐらした後、「僕も好きです」と返信した。

程なく「よかったら遊びに来ませんか?」とメールが来たので、
「もしもの時」用に未使用のコンドームをポケットの中に忍ばせ、彼女のマンションに向かった。


その日も、いつもと変わらない感じで、彼女は僕を迎えてくれた。

2人でソファーベッドに座り、僕が気恥ずかしさから黙っていると、
彼女は「びっくりした?」と尋ねてきた。

僕は「ウウン」と言ったきり、また黙り込んでしまった。

沈黙の中でお互いの視線をうかがい、
やがて見つめあった。

そしてどちらからともなく抱き合うと、勇気も意気地もないはず僕の中で何故か、突然、
野生のスイッチが入った。

「千佳子さんとSEXしたい」僕の頭の中はそれだけだった。


彼女は全く抵抗しなかった。

僕は興奮の頂点に達してしまい、ほとんど無意識のうちにTシャツ、ブラジャー、Gパン、
パンティを剥ぎ取り、彼女の体にむしゃぶりついた。

本能のままに動き、AVで勉強したことなど頭の中から消えていた。

Bカップほどの小ぶりだが形のよいおっぱい、程よい肉付きの腰周り、生え揃ったアンダーヘア、
きれいなピンク色の女性器・・・すべてが僕の本能を直撃した。

股間の肉襞にしゃぶりつくと、
彼女は「アッアッ」と声を上げ、僕はもう我慢できなくなった。

急いで着ているものを脱ぎ捨てると、
ズボンからコンドームを取り出し装着しようとしたが、極度の興奮状態で上手くつけられなかった。

すると、それまで無言だった彼女が、穏やかな表情で「落ち着いて!」と言ってくれた。

「最後までOKなんだ!」。

更なる興奮状態となった僕は、なんとかゴムをつけ終わると、再び彼女の体を求めた。


初めての女性の体は本当に温かかった。

本能のままに腰を振ると、僕の生えかけの陰毛と、
彼女の生え揃った陰毛とがこすれあう音が聞こえ、もともと陰毛フェチだったこともあって、余計に興奮した。

ものの1分程だろうか、我慢できなくなった僕は「チカコーーッ!」と叫びながら射精した。


コンドームを縛ってゴミ箱に捨て、再びベッドで彼女と抱き合うと、僕は人生で一番の喜びに浸った。

「オトコになった」「あの千佳子姉さんが自分のオンナになった」。

しばらく2人とも無言だったが、
しばらくして彼女が「私、幸せ」「こういうことはじめてだったし」と言ってくれた。

僕はうれしさから、
再び彼女の体にむしゃぶりついた。

その日は結局、3回射精し、彼女の部屋に泊まって余韻を楽しんだ。


それ以来、僕は親の目を盗んで、頻繁に千佳子のマンションに通った。

何でも話せる年長の彼女は本当に心強かったし、
性欲の強い年頃の僕をしっかり受けとめてくれた。

一時期、狂ったようにSEXした。

僕たちは2人とも好奇心旺盛であったので、いろいろな体位を試したり、器具を使ったりもした。

また、初体験以来、僕はすっかり気が大きくなっていた。

彼女のことは「千佳子」と呼び捨てにし、
話し言葉もタメ口に。

中学校の友人たちは未経験だったので、彼らに彼女を引き合わせて自慢したり、体験談を語ったりした。

「おまえ、あんなかわいい子とヤッてんのかよ」。

それが彼らの素直な反応だった。

今思えば、
非常にデリカシーに欠ける振る舞いであった。

高校入学後も、暇を見つけては千佳子のマンションに入り浸った。


その後、専門学校を卒業した千佳子は、地方のスタジオで働くことになった。

しばらくは交際が続いたものの、
現在は疎遠になり、年賀状のやり取り程度になっている。

その後、僕は何人かの女性とベッドをともにしたが、
やはり、初体験の相手は特別である。