0088
半年ほど前のこと。

会社の同僚7人で一泊二日の旅行に行った。

面子は男3人女4人。

全員独身だが俺とTは付き合ってて、みんなも知ってる。

で、旅行の目的は温泉だったんだが、あろうことか混浴。


女たちも最初は文句言ってたがだんだんノリノリになってきて一緒に入浴することになった。

女たちに「Tの裸見られちゃうねー」とかからかわれ俺は内心あせりつつも
まあ、バスタオルを巻くだろうと高をくくっていた。


そしていざ温泉へ。

平日だったこともあり先客もおらず、俺たちは先に湯につかっていた。

と、そこへ女たちの甲高い笑い声。

脱衣所は別になっていて、濃いすりガラス越しに4人の人影が。

男2人がひょーっと歓声を上げ、それを聞くと、俺の鼓動も高鳴ってきた。

するとガラス戸がガラガラガラと開き、黄色い塊が・・・

俺は目を疑った。

女たちはいわゆる軍艦巻きにはしておらず、黄色いバスタオルを
両手で肩のあたりに持ち、かろうじて体を隠しているだけだった。

2人はさらに歓声を上げた。

俺は軽いめまいを感じた。

Tを見た。

頼りない暖簾一枚で隠れているそのすぐ下には、あの胸、腰、ヒップ、そして大事なところが。




女たちは湯船の中へ。

うまいもんでよく見えなかった。

湯気のおかげもあったかも。

7人全員が湯船につかり、他愛もない世間話。

男2人も意外におとなしくしていて助かった。

しかし安泰も長くは続かなかった。

K(女番長)がメインの湯船の奥にある小さな湯船に行こうとTを誘いはじめた。

TがしかたなしにこくんとうなづくとKはがばっと立ち上がりくるりと向きを変えた。

男どもの前にKの大きくて弾力のありそうなお尻が現れた。

2人はまた歓声を上げている。

俺もKの尻にひきつけられかけたが、そんな場合ではない。

これからTもKと同じように立ち上がり振りかえって、俺たちの前に、白い丸いお尻を晒すのだ。






俺は頭が真っ白になった。

そんな俺にTはちらっと目線を送り、何か言いたげだったが
次の瞬間、彼女は立ち上がり、Kと同じようにくるりと回れ右をした。

見慣れたおしりだった。

右手の甲をおしりの割れ目にあてがい、彼女は歩き出した。

ぜんぜん隠れていなかった。

残った4人に散々からかわれ、男の一人がTの真似をして汚いケツを披露したときには
本気でぶん殴ってやろうかと思った。


そのあとしばらくして中年男性のグループが入ってきたため女たちは出て行った。

その親父たちに見られることはなかったのでよかったが、あとの女二人の尻は見そびれたのは残念だった。

あのときKに誘われたのが、その二人のうちのどちらかだったらよかったのに。