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残業中の出来事。

ナナとの残業が1週間を過ぎた頃だろうか。

以前より馬のあう子ではあったが、ここのところの残業で、一層親近感が増した気がする。

ナナも結婚するであろう彼氏のスペック等を話してもくれたし、会話しながらも俺の身体
に触れてくる回数も多くなってきた。

翌日は祝日という休日前夜。

残業も佳境に入ってきた20時ごろ。

長時間のパソコン画面とのにらめっこと帳簿整理に疲れた俺たちは休憩室へ向かった。

途中、守衛と出会いはしたが、社内はほぼ無人で、22時までには社外に出ろと言う守衛
の言葉を聞き流しながら、自販機前に立つ。


ナナはその後ろにある長イスに腰掛け、脚を伸ばしながら虚空を見つめるようにコーヒー
を飲んでいた。

自販機にもたれながら、俺はナナの黒いタイツに包まれた肉付きのいい脚や太股を盗み見る
ようにコーヒーを啜る。

沈黙を破るようにナナが低いトーンで囁いた。

「係長って脚が好き?」
誰もいない休憩室に馬の合う部下OLと二人。

この一週間で距離は今まで以上に縮まったはずである。

しかもあと、3週間もすると退職してこの場からいなくなる女だ。

何の遠慮がいるだろう、俺はナナに思いのたけをぶちまけてみた。

「正直、お前のタイツ脚が気になってしょうがない。

俺も男だから。

意味、わかるよな?」
「なんとなく・・・」
「お前もこれから結婚する身だから、無理難題をいう気はないけど、せめて見るだけなら
許してくれないか?」
「見るだけならいいですよ。

私も係長のこと嫌いじゃないし・・・」
俺はその言葉を聴いた瞬間、ナナの隣に腰掛け、その黒い脚を無遠慮に凝視した。

休憩室の電灯に太股部分のタイツが光沢を出し、つま先はナナの足の親指の爪が浮かび上がっている。

「キレイな脚だよ・・・」
「恥ずかしいですよぉ・・・」
凝視されている間、ナナは脚をキュッと閉じたり膝を曲げ伸ばししたりと、身の隠し場所のない
羞恥心にいたたまれないようだった。

しかしそれがまた、ナナの黒いタイツの質感を嫌が応にも高めてくれた。

息を太股周辺に吹きかけてみる。

いよいよナナの黒い脚は強くきつく閉じ、筋肉の凹凸が黒タイツを通して視覚に飛び込んできた。

「係長、もういいでしょ?恥ずいですよ。

「もう少し!」
俺は、もう何の気兼ねもなくナナの脚を舐めるように凝視し続けた。

あと1センチほどでタイツに顔がくっつくほどの近さにまで顔を近づけ、その質感を目で楽しんだ。

ナナの体臭がほんのりと鼻を突いてくるころには、俺のペニスから先走りの汁がにじみ出てくるのが、
感じられた。

「お願いです、もうやめましょう。

ナナはそういうと、俺の鼻先に手を出し、視界から黒いタイツ繊維を遮った。

「ああ・・・ありがとう。

今日は後始末をして帰ろう。

無言のまま俺たちは退社したが、お預けを喰らった形の俺は収まりが付かなかった。

帰宅してから、俺はオナニーに狂った。

「ナナのタイツが欲しい!」
頭の中では、さきほどの休憩所での視覚と嗅覚だけの交わりを思い起こし、それをベースに他日のナナ
の黒い脚を記憶の中から探り出しては、いいように妄想を広げた。

「ああ、欲しい!欲しいよ!ナナの黒いタイツが!ナナのニオイがこびりついた黒いタイツがっ!!」
声にならない叫びを発し、俺のペニスからは大量の精液が吐き出された。

「今頃ナナは婚約者とセックスしているのだろうか?」
今まで、思いもしなかった部下のアフターファイブに身を焦がしている俺がいた。