0351
限界集落での出来事。
「須田君、飲み方が足りんのとちゃう?ほら、もっと」
彼のグラスにジム・ビームを注いでやりました。

「須田よう、おまえ、そのオバンとやったんけ?」と谷口さん。

谷口さんが、またスケベで、しょうがないハゲオヤジ。

「まあ、ご想像におまかせしますわ。

おれ彼女いますし」
「何言うてんねん。

彼女は彼女や。

据え膳は据え膳やないけ」
「そや、そや」とあたしも煽る。


そうして、ようやく、彼の口を割らせたのです。


台風18号が太平洋上で発達して北上するという情報があった日、佳代さんは
「こら、直撃するなぁ。

去年は、お米、半分だめにしたから、今年はさっさと刈り取ってしまいたいなぁ」

テレビを見ながら言います。

おばあちゃんも、
「こうちゃんが来てくれてるし、てっとうて(手伝って)もうて、やってしまお」
「はい、是非手伝わせてください」
「ほな、あした、ジェーエー(農協)の野口さんに刈取機を軽トラで持ってきてもらうように電話するわ」
そういって、お膳の上のガラケーに手を伸ばしました。

「あ、のぐっつぁん?あたし、安井です。

こんばんわぁ・・・」

ぼくは、部屋に戻って、農作業用に決めてるグレーのジャージをザックから出しておいたんです。

窓からは星空が見えています。

本当にここの星空は一級品でした。


その晩は早く寝ました。

早く寝すぎて、夜中に目が覚めてしまったんです。

ケータイを見ると午前零時半でした。

うなされているような女の声がかすかに聞こえました。

耳をすませば、佳代さんのようです。

佳代さん以外にこの家にだれがいるというのでしょう。


佳代さんはいつも隣の仏間で寝ています。

そっと、ふすまをあけてみると。

こんもりと常夜灯に浮かぶ佳代さんの体。

パジャマのズボンがずらされ、おしりが丸見えになっていました。

向こうをむいて寝ているのです。

足をすこし上げて、隙間をつくり、手を秘処につっこんで動かしています。

もう、何をやっているのか誰の目にも明らかでした。


粘液質の音がはっきり聞こえます。

「ああっ。

ううん。

あん・・・」
いつも話している佳代さんの声とはまったく違った、甘やかな、なまめかしい声でした。

ひときわ、大きく痙攣したかと思うと、がばっとこっちに寝返りを打ったから大変でした。

ばっちりぼくと佳代さんが見つめあうことになってしまいました。


「あ、こうちゃん・・・」
「す、すみません。

ぼく、おしっこ行こうと思って」
「見てた?」
「まぁ」
「あたしかてね、オンナやからね、となりに若い子が寝てたら、たまらんやん」
独り言のように小さな声で佳代さんは語りだしました。

「ええ、わかります。

ぼくでよかったら、あの、させてください」
「ほんま?うれしっ。

こんなおばちゃんでもしてくれんの?」
「佳代さん、綺麗ですって。

ぼくは好きやな」
「何、あほなことを。

お世辞でも悪い気はせんけどね。

ほな、はよおしっこしてきいな」

そうして、ぼくは、お世話になってる佳代さんにご奉仕することにしました。


しかし、ご奉仕というのはとんでもないことで、佳代さんの若い子には負けないくらいの情熱的な体躯はぼくを夢中にさせました。


ぼくは、これまで何も知らないガキでした。


恋人のアズミなんか、佳代さんに比べたらマグロですもん。

佳代さんは自分だけが気持ち良くなるような、得手勝手なひとやなかった。


ぼくを丁寧に、舐めて、さすって、「どうや、気持ちいい?」ってやさしく聞きながらしてくれました。

「元気やなぁ。

おっきなぁ。

彼女いてんの」
「そうですかぁ。

つきおうてる子はいてます」
「そっかぁ。

その子としてんの?」
「まぁ、ときどき・・」
睾丸をせめられながら、ぼくは尋問されています。


佳代さんの口の中はどんななってんのか、不思議でした。

歯をまったくぼくに当てないんです。

アズミなんか、ヘタやから、痛うて。

「佳代さん、ぼく、もう・・」
「ふふっ。

もう限界?」
「このままやったら、佳代さんの口に出してしまう」
「ええよ。

出して・・」
そこまで言われたら、もういってまえ・・
こないだ、アズミの口に出したったら、えらい怒りよったし。


「ああ、出るぅ」
長い射精感が続きました。

佳代さんは、動かず全てを受けてくれています。

「う~ん。

いっわい(いっぱい)。

どあいしお(どないしょ)」
「出してくださいって」
「飲んでもた。

しかし、ようけ出したなぁ。

いつ止まるかわからんくらいびゅーびゅーと出てたわ」

ホント、佳代さんには参りました。


ぼくが回復するまで、亡くなっただんなさんのことなんかを話しました。

「仕事ばっかりの人やったからね。

こんなことせえへんかった」
「どこで覚えたんです?上手やったけど」
「あたしね、若い頃、二年ほど京都に勤めててん」
「へえ、そんときに彼氏かだれかに教えてもろたんですか」
「ううん、風俗にいてたんよ」
「え?」
「びっくりしたでしょ。

親に反発して、家飛び出して、結局、そんな仕事しかでけへんで。

ボロボロになって帰ってきたんや」
「そやったんですかぁ。

でも上手やったなぁ。

歯がぜんぜん当たらへんから」
「はははっ」
頓狂に笑う佳代さん。

一体、何がおかしいのか。

「見てみ。

あたしの口」
暗がりでわからんかったけど、前歯がない。

「入れ歯を外したんや。

お口でしてあげるときだけ、そうすんねん。

お商売してたころからのワザ・・・」
「なにもかも驚きですわぁ。

そろそろ、ぼくできるかも」
佳代さんはぼくに手を伸ばしてきて、握って確認しました。

「うわぁ、カチカチや。

ほしいわぁ」
「ゴムもってないですけど」
「いいよ、中に出して。

もうあんまり生理ないねん」
佳代さんは仰向けになって、足を広げてぼくを迎え入れてくれました。

佳代さんのそこは暗がりでもぽっかり穴がわかりました。

ぐっと、腰を入れます。

ヌルリと先端だけ入りましたが、きつい。

押し込むような動きをすると、佳代さんが声を上げます。

「ああ、入ってるぅ」
「もっと、いきますよ」
「来てぇ」
バチンと、腰と腰が当たるくらいに詰め込み、抜き差しならない状況です。

「硬いわぁ。

こんなん久しぶりぃ」
「動いてええですか」
「動いて」
ゆっくり抜いて、また深く差し込むという、女性がもっとも喜ぶ運動を繰り返します。

「ああ~っ。

ふう~っ。

ええわぁ。

じょうずえぇ」
カリが抜けそうになるところが佳代さん、お好きなようで、震えはります。

「いやっ、そこ」

もう、大変なくらいに濡れてはります。

泡ができるくらいです。

じゅっと、押し込むと粘い液体が隙間から吹き出します。

「後ろからやってくれる?あたし下付きやから、そのほうがイケるねん」
「はい、じゃあ」
佳代さんは起き上がって、大きなお尻をぼくに向けてくれました。

「入れますよ」
「ああん。

すごい、ちょっと・・・」
「痛いですか」
「痛くないけど、えらい奥に来るわぁ」
「そうですかぁ。

痛かったら言うてくださいよ」
ううんとかぶりをふって、お尻を押し付けて回そうとします。

ぼくも、ピストンやなく、回すようにしてあげます。

「ええ、ええよぉ。

こうちゃん、じょうずえ。

ほんま、後家殺しや」
「ほめてもろて、うれしいです」
「もう、いってくれてええのよ」
「じゃあ」
ピストンを激しくして突き上げました。

汗が飛び散ります。

「やん、あん、きゃあ。

すごい、ちょっと、いく、いく、死んでまう~」
「出すよ、出すよぉ」
「出してぇ」
さっき出したのに、またたくさん、佳代さんの中に出してしまいました。

佳代さんのあそこがひくひくぼくを絞っています。

小さくなったぼくは佳代さんから、糸を引く液体とともに吐き出されました。


「あ~、死ぬかと思った」
仰向けに大の字になっている佳代さんの第一声です。

「ぼくも・・・」
「こうちゃん、またしよな」
「ええ、またお願いします」
「あした、早いからもう寝よな」
「そうします」
そういって、自分の部屋に戻りました。


長い須田君の話は終わった。

「まあ、こんな体験でした。

刈り取りは早めに終えられて、台風の被害は出なかったらしいですよ」

「おう須田、いっちょまえにやっとるやんけ。

おれの息子も元気になったわ」と谷口さん、股間の盛り上がりを見せます。


「もう、そんなもんは奥さんに見せなはれ」とあたし。


「また、行くの?安井さんのとこ」
「暮れにまた、行きます」
「マグロちゃんと別れて、そこの娘といっしょになったらええねん。

親子丼や」と谷口氏。

「考えんでもないんです」
須田君は、お酒もだいぶん入って、人が変わってしまいました。


なおぼんでしたぁ。

おわり。
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