00412
ある夏の日のこと。

?1章(1)?

 その計画を思いついたのは、7月の七夕祭りに出かけた時でした。

「美奈子!見てよ」
 言われて友達の淳子が指さす方を見ると、全裸の女の人が交通止めされた道路の上を走っています。

「こらー、待て」
 交通整理をしていたお巡りさんが追いかけると、女の人は10mほどむこうに止めてあった車に乗り込んで走り去りました。

「男が乗ってたわ。

嫌らしいわね」友達は本当に、嫌がってました。

 でも、私は体中がしびれ、それの中がカーと熱くなり胸の鼓動が激しくなったのです。

(私もやってみたい)とこの時、強く思ったのです。


<???????????????????????>

 私は、主産業が林業であるという、山奥の村で生まれました。


 家は製材所で丸太をおく広い庭と、林に囲まれた1家屋でした。

 小さい頃は熱くなると裸になって走り回っていましたが、
 私が小学校に上がるころに弟が生まれ、おねーさんらしくなさい、
 との意見で中学校の3年まで裸で走り回ることはしませんでした。

 それは夏の暑い日です。

 夜部屋を抜け出して材木の陰で全裸になり材木に腰を下ろして、星を見ていました。

 私は外で裸になるのが大好きで、夜起きていられるようになるとこうしていたのです。

 でもその日はなんだか冒険したくなって、材木の陰から出て、広い庭に出ました。

 家は私の部屋だけ電気がついています。

 庭は、材木を食べる害虫駆除と、防犯のため、集虫灯が沢山ついています。

 私の体はその青白い光に照らし出されています。

そのときです。

「ガサ」と音がしたのです。

 とたん私の体に電流が流れ胸が高鳴り、頭の天辺から何かが抜けて行きました。

 体全体を言いようのない快感が包んだのです。

 それからどくどくと言う血液の流れに調子をあわせるかのように体液が流れ落ちました。

 それからです。

 私は毎夜、庭の真ん中に全裸で立ち、風の音や、動物の鳴き声、トイレに行くためだろう、突然つく弟の部屋の明かりなどで、言いようのない恍惚感を味わっていたのです。

 でも高校に合格した年に赤字続きだった製材所が人手に渡り、私たち一家は町中のアパートに引っ越しをし、私の秘め事は終わったのです。


<???????????????????????>

 七夕祭りから帰ると早速、市内地図を広げて場所探しです。

 人に見つからず、人が集まるところです。

 絶対に見つかってはいけません。

 でも絶対に見つからない安全な場所では、やってる意味がありません。

 私は見られると思った瞬間、絶頂に達するのです。

 就職して2年目に初めて、男の人と関係を持ったのですが、ちっとも感じなかったのです。

 相手もそんな私に驚いて、関係は1度で終わりました。

 あれが野外であったら結果は、変わっていたと思います。

 見つけました。

私のアパートから車で30分かかる造成地です。

 バブルがはじけて、建設業者がつぶれて工事がストップしてる住宅地にある公園です。

 地図には大きな道路がすぐそばに走っています。

私は下見に行くことにしました。

 私はアパートの管理人になっています。

 おとこの人とのことがあって、会社にいられなくなったのです。

 おバーさんが経営しているので、私はそのお手つがいをしています。

 部屋は8部屋、8部屋とも近くの大学に通う男子学生が入っています。

 女の子にはもっと綺麗な所でないと、入らないでしょう。

 おバーさんが入院中で私は同年輩の男子8人と暮らしています。

 管理人の部屋は、2倍の広さです。

トイレもお風呂もついています。

 共同で使ってたら、私は、今度の計画を思いつかなかったでしょう。

 お風呂や、トイレに入るだけでもスリルがありますもの。

 次の日の夜。

私は造成地に出かけました。

大きな道路は車がいっぱいです。

 私の行ったときにはダンプカーが多く走ってました。

 右に回って造成地に向かいます。

 道路はちゃんと舗装されていました。

 鉄条網が入り口にありますがその横は舗装されてないだけで、自由に入れます。

 私はそこから入って公園を目指しました。

 大きな木が3本植えられています。

 ブランコや、滑り台もありました。

 道路側には林が残っています。

理想的でした。

後は深夜に来るだけです。

 アパートに戻って計画を立てました。

 計画はこうです。

 午前2時にアパートを出て公園で2時間過ごして帰ってくる。

 帰ってくる時は、裸で運転するのもいいわなんて考えてました。

 決行するのは土曜日の夜です。

 お風呂や食事の準備。

朝に起床アラームをならすこと、など仕事が多くサービス休業日の日曜日に楽しむことにしました。

 1回目は7月第3週の日曜です。

 服装はふつうの格好です。

 でも造成地の公園についてびっくり、先客がいたのです、それも2台も。

 時計は1時半でした。

私は早く来たことを悔やむました。

 そしてふつうの格好で来たことも、外に出ないと脱げないのです。

 しょうがなくその日はアパートに帰りました。

 2回目、私は膝まであるムームーを来て出かけました。

 もちろんパンティもブラジャも着けていません。

 期待で乳首が痛くなるほど立っていました。

 出たのが2時半でしたので、公園の中には誰もいませんでした。

 早速ムームーを脱いで全裸になると、外にでました。

夜風が体をなぜます。

 私は大きく深呼吸をして公園の中に入ります。

 道路にはダンプカーが通っているはずなのに音が聞こえません。

 きっと林が音を防いでいるのでしょう。

 全裸で造成地の真ん中に立っているのに、あのしびれるような感じはありません。

 ただものすごくリラックスした自分に私は驚いていました。

 つくづく裸になるのが大好きなんだと知らされました。

 ブランコに座ってこいでみました。

 「キー、キー」と音がします、来ました。

 体が火がついたように熱くなりそれの奥の方から関を切ったように体液が流れてきました。

 私は無意識のうちに乳房とそれをいじっていました。


?1章(2)?

 帰りは全裸のまま運転して帰りました。

 車とすれ違うたびに、胸がキュンとしてハンドルがふらつきました。

 アパートの前でムームーを着て部屋に帰りました。

 3回目までの1週間は、長かったです。

 元々オナニーをしても、あんまり感じなかったけど、それにわをかけて感じなくなりました。

 ブランコでのオナニーに比べたら月とスッポンです。

 今回はピクニックです。

 バスケットにサンドイッチや果物を詰めて、出発です。

 服装はパンティとブラジャにムームーです。

 全裸で運転するのは危険です。

 2回目の時事故を起こしそうになったのです。

 ムームーを着て運転なんて面白くないから下着を着て行きました。

 アパートを出てからすぐにムームーを脱いで運転です。

 公園に着くまでにパンティはグショグショに濡れてしまいました。

 時間や3時前でした、誰もいません。

 私はブラジャを車の中で外して外に出ます。

「ウーン」と声を出して背伸びをし、
 グショグショになったパンティを脱いでドアを開け車の中に投げ入れた瞬間でした。

「キー、ドッカン」と派手な音を立てて車が造成地に入ってきたのです。

 私は反射的にドアを閉め車の陰に隠れました。

「バーン、ドーン、ギーィ」車のライトがすぐ側で止まります。

 私は地面のくぼみを見つけて自分の車の下に体を隠しました。

「ドッ」やってきた車のドアが開きます。

「どうしたのさ、ケンジ。

私、頭打ったよ」
「裸の女がいた」私は車の下でふるえていました。

「すけべー。

私を裸同然の格好させてるのに幻覚見るなんて」
 男は私の車の周りを調べていました。

下をのぞかれたら終わりです。

 心臓の鼓動は極限まで高まり、それから出る体液はおしっこの様に熱く、内腿を濡らしていました。

 私は必死で口を押さえます。

そうしないとよがり声が出てしまいます。

「おい、見て見ろよ。

ムームーとパンツなんかが置いてあるぜ。

つれてきた女を裸にして外でエッチしてるのかな」
「私は、裸にはならないわよ」
「解ってるよ。

車の中ならいいんだろ」
 2人は車に戻りました。

でも立ち去る様子はありません。

 どうやら車の中でエッチを始めた様です。

私は我慢できなくなり、車の下でオナニーをしました。

 今まで味わった何百倍も感じました。

「ギャーン」ものすごい音を立てて車が離れたのは、私が何十回目かの絶頂を迎えた時です。

 数十分の間ずっとオナニーをしていたのです。

 私は車のしたから這い出し体の泥をはたいて愕然としました。

 鍵がかかっているのです。

 瞬間的に閉めたときにかかってしまったのです。

 石を探して窓ガラスをたたいて見たのですが、割れません。

 私の手が痛くなるばかりです。

 青白く浮かんでいる車の時計は2時43分を示していました。

 体がぞっくとします。

 そうですキーを取りにアパートに戻らなければなりません。

 私は全裸で道路を歩くことになってしまったのです。

 明るくなるのは5時です。

 2時間でアパートまで戻らなければなりません。

 私の部屋の鍵は勝手口のゴミバケツの下です。

 走れば間に合うでしょう。

 林から出た方が安全でしょうが、雑草が生い茂り裸足の私はその中に入れません。

 けがでもして、走れなくなればそれこそ大変です。

 又別の車がこないことを祈りながら造成地の舗装道路に出て入り口に向かって走りました。

 オナニーで大きくなった一番感じる部分が股でこすれて10歩も行かないうちに腰が砕けてしゃがみ込んでしまいました。

 それが落ち着くまで歩くしかありません。

 私は手で乳房とそれを隠し、少し前屈みになって入り口に向かって歩きました。

 心地よい風と、足下のひんやり感、そして1歩踏み出すごとに柔らかく感じるそれ。

 私は状況を忘れて夢見心地です。

 5分ほどで入り口につきました。

運よく1台の車も来ていません。

 鉄条網の横を通り道路に出ました体を隠すものはなに1つありません。

 ここに車が来れば私は逃げられません。

 きっと捕まって、乱暴され、裸のまま知らない所に捨てられるか、売られるかするでしょう。

 そんなことを考えながら歩くものですから私の胸はキュンキュンと締め付けられ乳首の先がしこってきて、内腿にそれから流れ出した、熱い体液が伝わって流れてきます。

 幸い車は来ませんでした。

目の前に大きな道路が迫っています。

 私はなるべく端により、道路にはみだしている枝に隠れながらの前進ですから時間がかかります。

 道路に出ました。

正確には道路、手前の看板の陰までやっとたどりついたのです。

 いつの間にか乳首のしこりもとれていました。

 私は道路沿いに歩くのは危険だと判断し道路の向こう側にある住宅地を通る事にしました。

 それには10m位の道路を横切らなければなりません
 さっきから出ようとするのですが、ダンプカーがそのたびに
「ブオーン」と音を立ててやってきます。

 看板の陰から出て道路の状況を見なければわたれません。

 でもそうすると、全裸の私はダンプカーの運転手に見つかってしまいます。

 長距離トラックです、北海道か九州の端にでも捨てられたら、人生終わりです。

 でもこのまま明るくなったら、もっと悲惨でしょう。

 私は勇気を出して立ち上がりました。

 今です、1台の車も見えません。

 看板から離れもう1度確認し「どん」と自分で号令をかけて向こう側に走り始めました。

「ブー」曲がり角からダンプが出てきました。

 私は道の中央をすぎています。

 ダンプのライトが私の全身を照らし反対側に濃い陰を造りました。

 私はありったけの力を出して走ります。

「プッ、プッー」ダンプの警笛が聞こえました。

 私はダンプの運転手に全裸の格好を見られたのです。

 続いて「キーッ」と言う急ブレーキの音、
 私は道路をわたり終え住宅地に入る手前の道路を走っていました。

 「まてー」太い男の人の声です、捕まる、そう思いました。

 私は住宅街に猛ダッシュです。

3件目の駐車場に隠れて様子を見ます。

 追ってくる様子はありません。

 住宅街に駆け込んだからここにすむ住人と思われたのでしょう。

 住宅街を選んで正解でした。

道路を歩いていれば、完全にアウトです。

 でも今度は、沢山の人間がいる所です。

 起きてる人がいて、見つかると困ります。

 私は住宅街の中央を走る道路に向かいました。

 下見の時に通った道です。

 住宅側は高い塀があり、反対側は1階に小売りのお店があるアパートです。

 出てみると街灯が明々と道路を照らしています。

 私は住宅側の歩道を走ります、街灯が私の陰を2重、3重にし走る私の後ろに流していました。


?1章(3)?

 住宅地は問題なく、クリア出来ました。

 商店街との交差点前に大きな公園があります。

 私は慎重に公園前を通過し、商店街に入りました。

 下見の時は1台も車は通らなかった道です。

3分の1は来たはずです。

 私は安心しきって油断していました。

 商店街の道路のセンターラインを私は踏んで走っていました。

 突然「パッパラ、パッパラ」と警笛がします。

 振り返ると100mほど先に黒いスポーツカーが1台見えます。

 助手席の窓から身を乗り出し、手を振って、若い男が
「おーい、いい格好してるねー、遊ぼうよ」と怒鳴りました。

 私はあわてて店と店との間にある細い路地に入ります。

 反対側の道路に抜ける横に、空き缶を回収する大きな箱がありました。

 私はその箱の中に飛び込みました、缶は底に少し入っています。

 私の重みで2,3個つぶれたようです。

 頭が出ないように抱え込んで体を小さくしていました。

「いたか」
「いや、いない。

あの女、真っ裸だったな」
「ああ、絶対見つけるぞ。

おもちゃにできるぞ」
「よし、まだ、遠くに行ってないぞ。

おまえ車もってこい探すぞ」
 1人が、走り去る音がします。

「ガタ、ゴト」と言う音、箱の中を見ているようです。

そして...
「お前、ここか」頭の上で声がします。

 私はびっくりして箱の中で立ち上がりました。

「ぐえ」私の頭は、上からのぞいていた男の顔面を直撃したようです。

 男はひっくり返り、頭でも打ったのでしょう、失神しています。

 私は箱から出て、逃げようとした時、出口にあの車が「ギャーッ」と悲鳴をあげ止まります。

「まて」男が出てきて呆然としている、私に近づきました。

 私は男が十分、近づいたとき男の股間を足が折れても良いと、ばかりに蹴り上げました。

「ぐわ」
 男は股間を押さえ座り込んで、しまいました。

 私はそれを見て出口から出て全力疾走です。

 気持ちいい。

私はものすごい爽快感にしたっていました。

 全裸で乳房を上下に揺すりながら走る事がこんなに気持ちがいいなんて知りませんでした。

 これが深夜ではなく、昼間だったらどうでしょう。

そして沢山の人たちに見られたら。

 祭りの日に現れた女の人も、きっと私と同じ趣味があったのです。

 わずか十数秒でしたが、ふつうの何万倍の快感を感じた事でしょう。

 私は彼女がうらやましくなりました。

協力者が必要です。

 私はさっきの2人に会いたくなりました。


 自分がやりたくても出来ないことを命令と言う形なら出来るのではないかとさえ思ったのです
 そんな事を思って、走ってるうちに行き止まりになってしまいました。

 前も横も2mほどのブロック塀です。

 戻ろうとして振り向くと遠くにヘットライトが見えます。

 どんどん近づいてきます。

あの2人です、捕まったらどんな目に遭わされるか解りません。

 強い命令の中に優しさがなと、いやです。

 私は助走し塀に飛びつきました普段は出来ないことでも、緊急時には可能です。

 私の手は2mも上のブロックをつかんでいたのです。

「ぐっ」私は自分の体を持ち上げお腹をこすりながらブロックに上がりました。

 車はまだ来ていません。

 反対側は畑になっているようです。

 黒く、柔らかそうな土が見えます車のライトが塀に当たり始めました。

 私は勇気を出して飛び降ります。

思った通り柔らかい土で、尻もちをついてもいたくありません。

「くそー。

どこ行ったんだ」
「見つけたら、ぶっ殺してやったのによー」
 2人の声です。

塀を飛び越えたのは見られてなかったようです。

 安心して足元を見るとくっきり私のお尻の後が畑の上についています。

 私はそのままにして、畑を出ます、足跡もしっかり付けて。

 明日ここの人が見たら、どう思うだろうと考えると、嬉しくなりました。

 畑を抜けると私は商店街の通りに戻ります。

 このまま知らない住宅街を走っていたら迷子になるし、また行き止まりがあったら困ります。

 通りに戻った私は、後ろに注意をしながら走りました。

 商店街の時計は3時52分。

あれから1時間、半分もすぎていません。

 5時には日が昇って明るくなっています。

後1時間が勝負です。

 商店街を抜け4角になった交差点を左に回って住宅街に入ります。

 神社の前を右に降りる急坂を下ると近道です。

 ただ交番がその途中にあるのです。

私は交番の側まで走ると、交番の中をうかがいました。

 電気はついていません。

 私はその前を全力疾走で通り抜けます。

 200mほど走ると、神社、そして急坂を一気に下ります。

 アパートまで車で10分のスーパーマーケットに到着です。

 あと4,5kmでしょう。

スーパーマーケットに備え付けの椅子に座って休憩です。

 後5時間もするとここも人でいっぱいになります。

 そんな中に私が今と同じ全裸で椅子に座っていたら、大騒ぎでしょうね。

 警察に裸のままつれて行かれて、裸のまま取り調べられる。

 やってみたいナーと考えてる時、私は自分が変わったしまった事に、気づきました。

 胸がキュンとなるのですが、それ以上の変化はないのです。

 でも感じ安くなっています。

 風がさわると「アンッ」となってしまうのです。

 裸になれてしまったようです。

 空の色がグレーに変わり初めてします。

 私は立ち上がると表通りと平行に走る裏通りを走り始めました。

 500mほど走って、すこし坂を下って右に曲がって10mほどで左です。

 このまま走って、お好み焼き屋の前を今度は左、
 お寿司屋さんの前を右、
 そして行き止まりを右に迂回して、
 さくを飛び越えて水路におり10mほど行ったところが私のアパートです。

 もうさきが見えた事もあって周りの景色は見ていませんでした。

 お好み焼き屋前を曲がったときです。

 こうこうと明かりをつけた、新聞屋さんがあったのを通り過ぎてしまったのです。

「ねーちゃん、ストリーキングてやつかい」と声がしました。

 見るとおじさんが新聞の束を運んでいます。

「きゃー」私は全速力で逃げます。

「後10分もすると子供たちが来るから、みつかんなよー。

早く帰れよー」
 と怒鳴るおじさんの声です。

 空は白色が濃くなっています。

これ以上、住宅街の裏道を走ることは危険です。

 ましてや表通りなど走れません。

 かすかに車が走る音がします。

「いそがなきゃ」私はお寿司屋さんの前を右に曲がって速度を上げます。

「お母さん、行って来る」大きな声がすぐ左の家から聞こえました。

 新聞屋のおじさんが言ったように、新聞配りの子供たちが、動き出したようです。

 私は横の家に飛び込み庭に身を隠しました。

家の人が起きていれば万事急須です。


?1章(4)?

 幸いカーテンがされたままです。

 私の目の前を自転車に乗った子供が通り過ぎました。

 私はそーと庭を出て左右確認しました。

誰もいません。

 全速力でその場所を離れます。

行き止まりまで3kmはあるでしょう。

 周りは住宅街です。

 私はさらに道路から離れる事にしました。

 7時に3号室の堀田君を起こすのです。

 就職の面接に行くために、床屋に行き、仮衣装を借りに行くのです。

 私が戻ってないと、不採用になるかもしれません。

 あと1時間で戻らないとならないのです。

 住宅街を離れ、林の方に向かいます。

途中は田んぼです。

 青みかかった空は夜が終わり、朝が始まった事を示しています。

 身を隠すことが出来ない私は、360度どこの位置からでも見ることが出来ます。

 いくら早く走っても林との距離が近くならない感じがしました。

 林に入るとさすがに走る訳にはいかず、木にもたれながら坂になった面を横に歩く事になってしまいました。

 足は枯れ葉や、泥で汚れ、体は木でこすった無数の擦り傷が出来ています。

 疲れもピークです。

何んにも飲んでないのでのどがべたついて、ひりひりします。

 お腹もすきました。

しかし私は、ものすごく爽快な気持ちになっていました。

 もう恍惚感でいっぱいです。

体全体がしびれる感じがします。

 そうです、私はもう30分以上絶頂を味わったままになっていたのです。

 2,3分しか続かない、それがもう30分以上続いているのです。

 恍惚になるのはしょうがないことです。

 私は知らず知らずの内に林を出て、田んぼを歩いていました。

 水の冷たさがますます、恍惚感を増大させます。

「こらー、誰だ。

裸でなにしてる」と言う大声で私は正常に戻りました。

 田んぼのほば真ん中に私はいました怒鳴っている人は遠く家にいる人です。

 2階から体を乗り出し右腕を振り回しています。

 そして「待ってろよ」と言うと家の中に消えました。

 私は急いで田んぼからでて林の縁を全力疾走です。

 おじさんが自転車で追ってきました。

 行き止まりに続く道にでた私は水路を目指します。

 自転車のおじさんも林に向かっていたあぜ道をUターンです。

 捕まえれば裸の若い女が手に入るとはりっきているようです。

 黙って一生懸命自転車をこいでいます。

 私はさくを越えて水路に降ります。

 後を見ている余裕はありません。

おじさんはどうなったのか知りません。

 アパートの裏にでる階段を駆け上がって裏口に回り、
 ポリバケツの下に手を入れ、
 鍵を出し勝手口を開けて洗面所から、お風呂場に入ります。

 シャワーを浴びます。

水ですが、かまっていられません。

 泥をすっかり落とすとタオルで頭を巻き、バスタオルで体を覆います。

 雑巾で床を綺麗にし、勝手口の鍵を確認します。

OKです。

 私は安心でヘナーと座り込んでしまいます。

「ドンドン」そのとき勝手口のドアがたたかれました。

「どなたです」
「ここを開けろ、隠しても解ってるぞ」
「何なんですか」
「開けろ、警察を呼ぶぞ。

わしの田をメチャメチャにし おって」
 あのおじさんです。

「何のことですか。

開けられません」
「泥だらけの裸だからか」
「まー、失礼な。

朝、シャンですわ」
 私はドアを開けました。

 綺麗になった私がバスタオルで立っているのを見て
「あっ、すみません。

裸の女がここの側の水路から階段で上がって行くのをみたもんだから」
「早く、かえって下さい。

いつまで私の裸見てるの」
「すみません」おじさんは頭を下げるが早いか自転車に飛び乗りました。

 別の私を捜しに行ったのです。

「ジーン、ジーン」7時のベルです。

 私は勝手口の鍵をかけて、管理人室に行き、3号室の堀田君にインターホンをつなぎます。

「堀田さん、7時よ。

私、裸よー」と言います。

ドキとします。

「なに、なんていったの」
「堀田さん。

起きたら、顔洗って、着替えてすぐ出なきゃ。

面接、遅刻するわよ」
「さっき、裸がどうとか、言わなかった」
「なに、いってんの。

嫌らしい夢でも見たんじゃないの早く就職して、彼女見つけなきゃ」
「えっ、あっ..ははは」
 どうも、ズバリ当たったみたいです。

「早くね」
「ご飯出来ます」
「ごめん、寝坊しちゃって」
「いっつもだな。

おバーさん帰ってきてほしいよ」
「今日、お見舞いに行ってみるわ」
「うん。

ご飯、モーニングでも食べていくよ」
「面接、頑張って」
「はーい」
 私はインターフォンを切りました。

 そして「堀田さん。

見て、本当に私裸よー」と言いながら、バスタオルを取りました。


?2章(1)?

 私、美奈子です。

あれから1年がすぎました。

 私も、1つ、おバーちゃんになって22歳になりました。

 実は私が住み込みで働いていたアパートのオーナであったおバーちゃん。

 10月に死んじゃって、遺言で私がこのアパートを貰うことになったのです。

 私も経営者です。

 去年、裸の大冒険したでしょ。

そのときのおじさん覚えてますか。

 そう、近くで田んぼを造ってて、あの日、私を自転車で追いかけたおじさん。

 私の全裸姿を田んぼで見て以来、色ボケしちゃって、私と同じ年格好の女の人に、裸になれって言うの。

 嫌がると、無理矢理脱がそうとするのよ。

警察にやっかいになるの数え切れないわ。

 今、精神病院に入院してます。

 若い女の人の後をつけて、お風呂場のぞいて、田んぼで裸になったのお前だろと、騒いだのが原因よ。

 おじさんが入院したって聞くまでは、下着も、ストッキングもはいてたのよ。

 そんなおじさんがいるのに、裸でお散歩なんて出来ないから、あれ以来、外で裸になっていないの。

 アパートの部屋で裸になっても面白くないの。

 今でもインターホンで学生さんとお話する時は、全裸よ。

 でも、初めは面白かったんだけど、今じゃさっぱりなのよ。

 なんかおびえちゃって。

 そこで、私に裸になれって、命令してくれる人を作ることにしたの。

 ターゲットは5号室の池辺くん、電子工学学科の4回生。

 むっつりスケベなのよ。

 部屋の中に写真集や、ビデオを山ほど、隠してるんだけど、みんな野外露出ものばっかり。

 写真集は山の中は当然多いけど、昼間の路地や、夜の公園、線路の側なんかで、裸になっているの。

 ビデオは、テントで囲まれた中で、後ろに人が歩いているのに全裸の女がオナニーしたり、ボタン全部取られたシャツを着て、満員電車に乗ったり、バイブレータをそれに入れたまま、繁華街を歩いたり。

 うらやましいのばっかりなの。

 8室ある中で、野外露出に興味があるのは、この池辺くんだけ。

 みんなは、男と女がからみあるものばっかりみてるのよ。

 私が、誘ったら即、犯されてしまうわ。

 まず、初めに池辺君に私が、露出狂であることを感づかせる事から始めたの。

 6月、企業面接開始。

池辺くんも、隣町の有名商社で開かれた説明会に出かけたの。

 私も大きなバックを持って後を追ったわ。

 もちろん池辺君に見つからないように、十分注意しながらね。

 隣町まで電車で行って、駅前にある公会堂に池辺君は入って行きました。

 受付に確認すると11時には終わると言われて、早速準備。

 公会堂のトイレで持ってきた服に着替えです。

 まず着てきたものをぜーんぶ脱いでから白のTバックパンティをはきます。

 前の部分はレースです。

 目がつんでいるから丸見えにはならないけど、かなりHです。

 続いてピンクの長袖ブラウスを裸の上に着ます。

 透けているんだけどピンクでよくわからないのです
 スカートは、女子校生風のミニ。

 お腹の部分を引き上げて膝上32センチ、股下1センチに調節してお腹の部分を折り返して格好を付けて、ロングのカツラをつけ、サングラス、そして化粧は、濃いめ。

自分でもドキッとするような、いやらしい女の出来上がりです。

 トイレに11時までいて玄関ロビーが見える、柱の陰で池辺君を見張ります。

 1,2分して階段から池辺君が下りてきました。

 幸いだれも側にいません。

 私は柱に陰から飛び出すと、池辺君めがけて猛ダッシュ。

池辺君が私を見ます。

 そして衝突。

私のスカートがめくれTバックのお尻が、丸見えになりました。

 そしてサングラスとカツラが取れます。

計算通りです。

「美奈子...さん」池辺君は私を確認しました。

 作戦大成功です。

 私は逃げます、証拠の品のバックを残して中には、車の免許書と、貯金通帳、はんこ、10万円入りの財布と重要なものが入っています。

 そして私がおとといの夜、アパート裏の水路で取った、私の全裸写真を免許書の裏に入れているのです。

 これで、「これ落ちてました。

じゃー」てなことには絶対ならないはずです。

 池辺君が、私の落ちしたバックを拾って悩んでいたころ私は、トイレで着替え元の清純な女に戻ると町の戻るためにタクシーに乗っていました。

 先に帰ってたほうが効果が大きいとふんだからです。

 私がアパートに戻って、1時間後の午後1時半、池辺君が帰ってきます。

 池辺君が、黙って通り過ぎました。

「池辺君」私は小声で呼びました。

「あぅ、あのーあ」まったく意気地のない池辺君です。

「私、..私のバックどうしたの」恥じらいながら聞きます。

「警察に、届けておきました。

真鍋って偽名で届けました。

もうすぐ電話かかってきます」
 下を向いています。

「まってよ。

あの中には、人に見せられないものが、入っているの。

届けてくれても良かったでしょう」
「写真は、僕、持ってます」
「な..ちょっと、中に入ってよ」
「はい」池辺君は少し笑っています。

「返して、ちょうだい」少し強気に出ることにしました。

「いやです」やったぞー。

私は心の中でガッツポーズ。

「返してよ。

あんな写真を、ほかの人に見られたら、このアパートやっていけないわ」
 少し涙声を出しました
「ほかの人って、知り合いの人でしょ」
「どういう、意味よ」
「だって、誰も美奈子さんを知らない所じゃ、写真以上の事を、してるじゃない」
「あ..あれは、私の趣味よ」
「趣味ですか?レースのパンツに超ミニ、オッパイが見える様な服を着る事がですか」
「そうよ、別に他人に迷惑かけてないわ」
「ぼくは、大迷惑でした。

警察にバックを届けたり、公会堂で事情を聞かれたりして、午後からの電子メーカで行われる説明会に、間に合わなかった」
「それと、これとは別よ。

私、バックを落とすつもりなんか、なかったんだから。

それより写真、返して」
(裸になるから)と言いたい所を我慢する。

 池辺君が、言わなきゃ、計画は失敗なのだから。

「どうしても、返してほしいですか」
「えっ。

..もちろん」来たわ。

心の中で拍手。

「明日、僕が持ってる服を着てデートして下さい。

写真はデートが終わったら、換えします」

?2章(2)?

「いいわ、何時に、どこで待ち合わせるの」
「北上市の駅前にある、北上夜太郎の銅像の前に10時 で、どう?」
「OKよ。

で、服装はどんなの」
「待ってきますよ」池辺君はニッと笑うと、部屋に戻りました。

 私の心臓はドキドキしています。

「うーん。

快感」私は、ガッツポーズを取りました。

 しばらくして、池辺君が立派な紙箱を持ってきました。

「この中に、入ってる服を着て。

下着もストッキング、そして、靴も入っているから、この箱に入っているも の以外身につけないで」
「いいわ」ドキドキが早くなる。

 池辺君が帰ってから、早速箱の中身をチェックしました。

 超ミニのスカート、スケスケの上着、下着はなしで網タイツ。

そんな私の予想を裏切って出て来たのは、白の全身タイツ。

 首はV字になって、ノースリーブ。

でも下半身は足先まである。

 そしてワンピースの水着。

 スカートは膝下10センチのふつうのもの。

 そして上着はボタンがびっしり20個もついているベストと、透けない白の、ブラウス。

 靴はハイヒールでした。

 手紙が入っています。

「駅のトイレで着替えて下さい」と書かれている下に、
「タイツ、水着、ブラウス、スカート、ベストの順に着て下さい」の追加分がありました。

 次の日。

 私は、白のワンピースと下着上下、パンティストッキングに、ローヒールと言う出で立ちで、8時半北上市に出かけます。

 池辺君はまだアパートにいました。

 30分電車に揺られ、北上市に到着です。

 私は有料トイレに入りました。

ここの方が綺麗なのです。

 まず着ているものを全部脱いでから、池辺君の指摘した順番で着ていきます。

 タイツはサイズが小さいのか、少しずつ引っ張って体の線にあわせていきます。

 着終わると汗が出てきました。

 からだにピッタリと付いていて、乳首の形から体毛のぶつぶつ感まで出ています。

 ワンピースの水着もきちきちです。

 ブラウスは1サイズ小さいのですが水着で押さえられているため、スムーズに着られました。

 スカートもピッタリです。

最後にベストですが、ボタンが20個もあって手が痛くなりました。

 やっと着替えが終わって外に出ます。

 6月にしては暑い日だと思ったんだけど、暑いのは私1人みたいです。

 10歩も歩いてないのに全身汗が出ています。

 タイツにしみこむ感じが解るのです。

 バックからハンカチを出して額の汗を拭きながら、駅を出て銅像の前に行きます。

 時間は9時50分でした。

約束の場所で池辺君が待っています。

「よく、似合いますよ。

着てきたのはその袋の中」
「そうよ」
「ベンチに座ろうよ」
「はい」私たちはベンチに並んで座ります。

「袋、貸して」
「いいわ」私はバックを渡しました。

「えーと」池辺君は自分が持ってきた紙袋に、
 私が着てきた下着と、ストッキングを入れしまいました。

「ワンピースと、靴は返すよ」とバックを返します。

「それどうするの」下着が気になります。

「男子トイレに置いてくるのさ」
「なんですって」私はぞくっとしました。

 自分がついさっきまで着ていた下着が、見知らぬ男性のものになるなんて。

 それに池辺君が持ってきたのは男性服のトップメーカのもの、
 男性が持っていても何の不思議がない。

 でも、その中身は私の脱ぎたての下着なのです。

 体中をありがはい回っているような、くすぐったさを感じました。

 池辺君ステキと抱きつきたい感情を私は必死でこらえます。

「ついてきて」夢心地の私を池辺君が現実に戻します
 池辺君は駅に入り、公衆トイレを見つけると私を呼びました。

「これ、一番奥の個室に置いてきて」
「出来ないわ」3人の男の人がいます。

行きたいのだけど純情を装います。

 池辺君の命令に期待して。

「そうだろうな、後2ヶ月もすれば、全裸で入っていけるさ」
 と笑うと、池辺君はトイレの中に入りました。

 後2ヶ月ですって。

 池辺君もう、メチャメチャ、ステキよ。

 私は興奮で少し震えていました。

「怖いのかい。

まさか1回のデートでおしまいって考えてたの」
「でも..」震えがいい方向に取られたようです。

「こっちだよ」池辺君は私の手を取ってトイレに続く通ろが見える喫茶店に入ります。

「美奈子さんの、下着を誰が持っていくのか、見張りです。

美奈子さんは若い人がいいですか」
 なんてスリリングなの。

あっ、感じてる。

 そう、私は全身タイツの股の部分がしっとり濡れて来るのを感じていました。

 心臓の鼓動がまるで乳房をもんでる様に感じてきます。

 今すぐ全裸になって、池辺君に抱きつきキスをしたい感情にかられました。

 ウーン、池辺君、ステキ
「見て、高校生かな。

センス悪いですね。

ありゃー彼女いないナー。

あっ、又、中を見てるさっきから2度目ですよ。

自分の部屋かなんかに隠してサー、臭いなんか、嗅いだりして。

美奈子さんの脱ぎたて...」
 池辺君の一言一言が私の感情を高めます。

もう夢心地です。

 池辺君の一言は、どんなにすごいバイブレータもかなわないでしょう。

「..ですからね、あの下着。

あっ、美佐子さん、オシッコ漏らしましたか?スカート濡れてますよ」
「えっ。

うそー」私は驚いてスカートを見ます。

 なんと、股の所が直径10センチほど濡れて、色が濃くなっています。

 そして水着にくっついているのです。

 後ろはもっとひどくなっています触ると、ベタついた液が溜まっています。

 そうか!、水着とタイツの意味が解りました。

 小さなタイツはこんな液が外に漏れないようにガードする筋肉を働かせる事が出来ないようにいつも開いた状態にすること。

 そして水着は保水性で少しずつ出続けた、愛液を貯めておいて椅子に座り、圧力がかると1度に押し出し、こうして、短時間の間に液溜まりが出来るほど椅子や、スカートを濡らすためだったのです。

 私は池辺君を選んだ自分を絶賛しました。

 もう、メロメロです。

池辺君、私、何でも言うとおりにするわ。

 さあ、ここで裸になって、僕と散歩しようと、言って。

 私の下着を持っている子から、裸で下着を取り返してこいって言って。

 あっ、また愛液が噴き出したわ。


?2章(3)?

「これで、僕への借りが増えましたね。

喫茶店でお漏らしなんて、誰にも言えませんよね」
 池辺君はポラロイド写真を私に見せました。

 私のスカートが濡れている様子が写っています。

 本当に股の所だけが丸く濡れているのです。

 水をこぼしたなんて言っても信じないでしょう。

 自分で、お股の中心に水をかけないかぎり出来ない形なんですもの。

 いいぞ、池辺君。

その調子よ。

私をどんどん追いつめて。

また愛液がぴゅっと出ました。

「椅子。

僕がふいとくから、トイレでこれに着替えてよ。

スカート、濡れたままじゃ歩けないだろ」
 池辺君はさっき私が渡した白のワンピースが入った、袋を返してくれました。

「濡れたものは、袋に入れてね」と小声で言いながら。

 私はトイレに行くために立ち上がります。

 グチュと音がしました。

それほど濡れていたのです。

 私は袋で後ろを隠し、左手で前を隠しながらトイレに向かいます。

 1歩、歩む毎にグチュ、グチュと音がし、愛液がタイツを伝って足の方に流れます。

 でもタイツのおかげで床に落ちることはありませんでした。

 ひょっとしたら池辺君てプロ。

わたしの愛液がまた、吹き出ます。

 トイレでは一苦労です。

 水着までは取れたのだけど、乾いているときにやっとはいたタイツは、汗と愛液で皮膚に密着していて肩も抜けない状態です。

「美奈子さん、どうです」池辺君です。

 私は黙っていました。

恥ずかしくて声も出ないと言う、演技です。

「これで切って下さい」池辺君がトイレのドアの下から入れたものはハサミです。

 私に自分で着ているものを切って裸になれって事です。

「あっ、あーっ、あっ」全身を快感が走り思わず、よがり声を上げた私です。

 ドック、ドックを大量の愛液が出ます。

 1年前の恍惚感です。

私は喜びに、打ち震えていました。

 まだ11時です。

これから何回も味わえるでしょう。

 それは、つきる事がありません。

マンネリにならないように、池辺君が命令してくれるはずですもの。

「泣いたって、ダメです。

写真がある間は美奈子さんは僕の、命令には逆らえないはずですよ」
 ご主人様。

私は池辺君に絶対服従を心で誓ったのです。

 ハサミでタイツを切り裂いて体からはがしました。

 布切れなってもまだくっついているのです。

 私は全裸になるとトイレットテーパで体を拭きました。

 グチュとまた愛液が出ます。

「これ、つけて」ドアの下から渡されたのはタンポンです。

「漏れないようにね」
 私にこんなものをそれに入れさせて、白のワンピース1枚で歩けって言っているのです。

 ステキですご主人様。

私はトイレの床に正座して頭を下げました。

 タンポンを入れたとたん愛液を吸ったそれは大きくなり内壁を少し押すようにピッタリフイットしました。

 余分な液を拭き取って、白のワンピースを着ます。

 腰のベルトを締めて完了です。

ノーブラの胸がプルンと揺れます。

 ノーパンのそれからはタンポンの糸が出ています。

 私は深呼吸するとドアを開けました。

 ご主人様は席に戻っています。

 私は開けるとむっと、愛液の臭いがする紙袋の上部を3折りにして、
 ご主人様がまってらっしゃる席に戻りました。

「もう、お漏らし、しないでくださいよ。

これから食事して、野球を見に行くんですから」
「はい。

でも私、野球解らないわよ」
「退屈でも、我慢して下さい。

我が校の試合の応援なんですから」
「ご..池辺君、応援団かなにか?」ご主人様と言いそうになって、驚きました。

「学部に割り当てが来て、くじで当たったんです」
「何人もくるの?」
「500人かな。

誰かとベアで行くのが約束だから2倍の1000人集まります」
「みんな、アベックなの?」
「大体、そうみたいです。

彼女のいないものは妹や、コンパニオンをお金で雇って、つれて行くみたいですよ。

この季節、女子学生の良いアルバイトになるらしいです。

6チームのリーグ戦で同じチームと3回試合するんです。

だから15試合もあるでしょう。

500人はなぜか男なので、リーグ戦の間に2,30万稼ぐそうです。

終わった後のデート代なんかあると100万て子もいるって聞きましたよ。

美奈子さんがいなければ、僕も2万払って、やとうつもりでした」
「そうなの。

で、今回1回だけなんでしょ」
「解らないです。

くじはその都度やるので」
「はい。

解りました。

ご..」私はドキとしましたまた言いそうになったのです。

「ベストとブラウスは、美奈子さんのバックの中ですよね」
「そうよ」
「じゃー、出ましょう。

美奈子さんの下着持っていった高校生に渡すと、面白いんだけど、もうとっくにいなくなってるもんな」
(これ、お姉さんの、愛液がたっぷりしみこんだ、水着よ。

その下着を脱いで着てたの。

これもあげるわ)
 なんて言うのね。

 私はそれがつりそうになりました。

 ピク、ピクとけいれんしているのです。

 タンポンが上下に動くのが解ります。

 タンポンがなければ、またスカートを濡らした事でしょう。

 滴り落ちるんじやなくて、男の人のように飛ぶんですもの。

 女の人も愛液を飛ばす事が出来るなんて知りませんでした。

 ご主人様である、池辺君のおかげです。

 紙袋は、またトイレに置くのかと思ったら違いました。

「あそこのクリーニング屋さんに水着とスカート出してきて」
「は..これって、臭うよ。

恥ずかしいわ」素直になるのは早いわ。

 私は少し逆らってみました。

「あれー、良いのかナー。

僕、アパートのみんなに秘密しゃべりますよ。

その日から美佐子さん10人を相手する事になりますよ。

服なんか着る暇がなくなって、年中全裸ですよ、きっと」
 来たワー、来た。

これを待ってたの。

 自分でしたくても、出来なかったことが、脅されて出来る。

 仕方ないと言う精神的安堵も得られるこれよ、これ。

 あそこはけいれんしっぱなしです。

内圧に押され、タンポンが飛び出さないか心配です。

「タイツの切れ端を捨てさせて。

そして少し洗わせて」
「切れ端は、今そこのくずかごに捨てて下さい」
 あーっ、良いわーぁ。

 自分の愛液プンプン臭う、布きれを大勢の人が歩いてる場所で、
 全裸にワーピース1枚しか着ていない格好でゴミかごに捨てる。

 こんな事自分では考えもしなかったし、出来なかったでしょう。


?2章(4)?

「お願い。

タンポン換えさせて」
 ヒクヒクが激しくなりあそこの内壁をタンポンがゆっくり前に移動しているのが解ります。

 このままじゃ外れてしまいます。

 ワンピースのスカートを濡らすと着るものがなくなります。

「しょうがないな。

タンポンは美奈子さんのバックの中に入れています。

そこのキオスクの裏がトイレです。

急いで」
「はい」私は本当に泣きそうになっていました。

 恥ずかしさや、惨めさで泣きそうになったのでなく、
 わたしのせいで、池辺君が楽しみにしていた事が中断されたという、呵責の念からです。

 早く戻って、ご主人様を楽しませてあげたいと、真剣に思いました。

 トイレに駆け込み、私はスカートの前側をめっくて歯でかんで止め、頭が少し出ているタンポンを抜きます。

 チャブ、チャブと水音を立てて内部に溜まっていた愛液が便器に落ちました。

 私はたまらなくなり、ワンピースを脱いで棚に置くと全裸でオナニーです。

 敏感な部分にちょっと触れただけで体中電流が走ります。

 意識が遠のく感じがしました。

「どうかしましたか。

大丈夫ですか」ドアがドンドンたたかれています。

 私は汚いセメントの床に倒れていたのです。

 失神です、お股はグッショリで、お毛ヶまで濡れて肌にくっついています。

 愛液の乾き具合で1時間以上ここにいたことが解ります。

「大丈夫です。

生理が多くて貧血で気を失ったみたいです。

すみません、すぐ出ます」
 私はバックからハンカチを出して、水で濡らし体を拭いてから、タンポンをしワンピースを着て、水を流しドアの外に出ます。

 体はすっかり元に戻っています。

2人の女の人がいました。

「病院に行って下さいね」と冷たく言われます。

「すみません」私は、恥ずかしさで顔が真っ赤になりました。

 トイレを出ると急いで池辺君の所に戻ります。

 時計は1時半を指しています。

 1時間以上私は倒れていたようです。

(やばいわ、池辺君怒ってばらしたり、しないかなー)
 私の胸はドキドキと張り裂けそうになりました。

「あーっ、どこに行ってたのさ。

試合2時からなんだぞ僕は、食事したけど、美奈子さんは罰として昼飯は抜きね。

それから水着とスカート捨てたからね」
「ごめんなさい」罰としてスカートの丈を切れとでも言ってほしかったナー。

「あっ、バスの時間だ。

美奈子さん走って」池辺君は駅の出口を目指します。

私も後を追いました。

北上大学と書かれて看板をつけているバスが止まっています。

乗車口には2人の係員がいました。

「池辺、おせーぞ。

遅刻は罰金10万だぞ」
「遅刻はしてないぜ。

1時57分だ」
「罰金はなしで良いが、その女性、紹介しろ」
「アパートの管理人をしている、九条美奈子さん」
「美奈子です」私は頭を下げます。

「うらやましいぜ。

うちはおじんだぜ」
「出発、しますよ」バスの運転手が2時になったことを告げました。

「よし、出発だ。

お前がここで乗る最後だからな」
 私たちはバスに乗ります。

10分ほどで球場に到着です
「前の試合早く終わったんだ。

もう始まってる。

急げ」球場の前で応援団の人が待っていました。

「俺たちが最後か?」
「後2台来てないんだ、俺、団長に怒られるぜ」
 それから2時間野球観戦です。

 私は池辺君と、知らない女の人との間に座り、応援団の指示の元拍手や歓声を上げました。

 結果は、5対2で負けです。

あまり強い学校じゃないみたいでした。

 お腹減って疲れて、4時すぎにデート終わりです。

「はい写真。

このお漏らし写真は、今度のデートで返します」
「いつですか」
「解らない。

就職活動の合間をねらってますから」
「はい」
「僕、用事ありますので先に帰って下さい」
 池辺君が見えなくなると、私はワンピースの後ろのジッパーを下げ、サングラスで帰りました。

 次のデートを楽しみにして。


?3章(1)?

 おしさしぶりです、美奈子です。

 あれから3週間がすぎました。

 私のご主人様である池辺君からの誘いはないんです。

 変にこっちから誘えないからイライラしていたら来ました。

「管理人さーん」池辺君です。

「はい」緊張の一瞬です。

「今月分の部屋代です」うーんもう、冷たい言い方。

「はい」私は池辺君から渡された封筒を受け取りました。

 中には部屋代4500円と鍵とメモが入っています。

(北上駅、西口のコインロッカにある服を着て8/3の火 曜日11時にデートしましょう)
 と書かれています。

ジワーと濡れてくる私でした。

「管理人さん、領収書」
「あ、ごめんなさい」私は目を潤ませながら池辺君に領収書を渡します。

 その日は、この夏一番の暑さでした。

 朝から30度を超えて、私が出かける9時には35度にもなっていました。

 私は、ノースリーブのワンピース。

 裾は足首まで長いものですが、麻で出来ていて、涼しいのです。

 下着はつけないで行こうと、思ったんだけど、池辺君が私から下着を取り上げて、
 またどこかに置くかもしれないと、ちょっと透けているものを着て出発です。

 北上駅に着いたのは9時半すぎでした。

私はまっすぐロッカーに向かいます。

 超過料400円を入れて中の紙袋を取ります。

開けてみるとまた、タイツです。

 今度は透明なものであの部分だけもっこりしています。

私は恥ずかしくなってすぐ中にしまいます。

 ジュワーとするのが解りました。

 そしてメモ用紙には、(男子トイレで着替える事)
 と、書かれてあります。

ますますジュワーです。

 この前使った、女子用有料トイレのとなりが男子用です。

 私はさんざん、調べて、だれもいないことを確認してから中に入ります。

 個室に駆け込んで服を全部脱いでからタイツを着ます。

 モッコリした所は、男の人のものみたいです。

 胸の膨らみがタイツで押さえられてぺったんこになってます。

 次もタイツこれは上だけです。

メモをみながら着ます
 ぺったんこになっていても、ピコンと、飛び出していた乳首がこの上着で押さえられ、それを上着に付いている小さな乳首が隠します。

 少し色黒の男の体が完成です。

 胸の膨らみがつぶされたおかげで、胸板の厚い若者って感じになりました。

 次に出てきたのはビキニの競泳用のパンツ。

 それをはくとモッコリが男の人のあれにみえます。

 来ました。

けいれんです。

それがヒクヒクしています。

 でも前は大丈夫です。

モッコリの中に全部吸い取られたみたいです。

「うーん。

はーあー」我慢できなくなって私はため息をもらしました。

 化粧を落とし、紙袋に入っていた薄茶色のファンデーションを顔に錬ります。

 ロンゲの私は髪の長いサーファーって感じになりました。

 短パンをはき、白の薄いTシャツを着ます。

 日に焼けたみたいになったタイツの色が透けて、かっこいい男になりました。

 私は、紙袋に入っていたスニーカをはいて空になった紙袋の奥にワンピースを入れ、もう1つの小さな紙袋に下着を入れます。

 そして深呼吸して、個室のドアを開けます。

 男の人が3人、小用をたしています。

 手洗い場に1人。

私も手を洗います。

 横にいた男の人は、チラッとこっちを見て手をまた洗い始めます。

 私を軽い男と判断したようです。

 トイレを出るといました、池辺君です。

「みなみ、行くぞ」私はみなみと言う事になるらしいです。

「もっと、胸を張れよ。

女みたいだぜ」もうあそこジュクジュクです。

 男の人みたいに大股で歩くとモッコリが敏感な部分とすれて、腰がガクガクと砕けます。

 サッソーとなんか歩けません。

「あっちいな。

みなみよー」
「は..はい」
「男らしい声でしゃべれよ。

お前の声って女みたいだな」
「ごめん」少しトーンを下げてしゃべります。

「よし。

その調子だ」池辺君にほめられました。

 私たちは駅の外に出ます。

カーと太陽が照らしています。

「おっ、あれいいな」
 池辺君が指さした先には上半身裸の男の人が5人わいわい言いながら歩いています。

 ここでシャツを脱ぐの。

色つきとはいえスケスケなのよ。

 胸だってぺったんこになっているけど見えてしまうわ。

 真昼間にトップレスで駅前を歩くなんて出来ないわ。

 言わないで、池辺君。

私は心の中で祈ります。

「みなみ、Tシャツ脱いで歩こうぜ。

ほらあっちこっちで 歩いてるぞ」
 見ると、本当にTシャツを腰に挟んで上半身裸の男があちこちにいました。

 池辺君もTシャツを脱ぎます。

 思わず抱きつく私です。

かっこいいわ、池辺君。

 ジュワージュワーと愛液が出たのを感じます。

「みなみ、お前も脱げよ」あっんーんあなたが言うなら脱ぐワー。

あふーん。

 て感じで私は白のTシャツを真昼間の駅前でシャツを脱ぎました。

 さわさわっと風が私の体をなぜます。

 ふうーん、ふんふん、あふーん私は座り込んでしまいます。

 もう歩けません、ドッピュウ、ドッピュウと激しい心臓の鼓動にあわせて流れ出す燃えるような熱い愛液が内腿を焦がします。

 もうダメです、池辺君が大丈夫だろうと感じた、モッコリ型パットは私のあふれる愛液を吸い取り事が出来なくなりました。

 内腿を流れています。

「池辺君ーん、タンポン」
「みなみは、切れ痔かよ。

ほら」
 池辺君たらみんなが見ているのにモッコリの新品とタンポンを私に渡すの。

 ダメェあぁーん、あん、恥ずかしいワー。

ドッピュウ、ドッピュウがもう止まりません。

 ぴくぴくと別の生き物の様に勝手にそれが動いています。

 短パンの前がグッショリと濡れてしまいました。

 もちろん池辺君は写真に撮りました。

「そこにトイレがある。

早く行けよ」
 確かに汚いトイレが見えます。

 私は何とか立ち上がり、よろけるようにしてトイレに入ります。

 上のタイツを脱ぎ、前も後ろもグッショリ濡れた短パンを脱ぎ
 ブーメランの様な海パンを脱いでやっと全身タイツの番です。

 ゆっくりと上から下にタイツをおろします。

 プルンとオッパイが元に戻りました。

 膝の上まで下げてベタベタになったモッコリを外します。

 私はたまらなくなってオナニーです。

来ました、田んぼで味わった、恍惚感です。

 まるで宙を浮いている様です。

 全身が性感帯になりました。

 なんにも考えられません。

 私の指が巨大になって私の体中をなぜている感です。

 意識がないのかあるのか解らなくなりました。

 感じるのは体全体をなぜている自分の指だけです。

「ドン、ドン。

みなみ、大丈夫か」
 どれくらいたったでしょう、ドアの外で池辺君の声がします。


?3章(2)?

「ごめんなさい」外がざわつきます。

 女の声。

それも甘ったるい声を出してしまったのです。

 ここは男子トイレなのに、私は体中が熱くなりました。

「女言葉は、やめろっと言ってるだろ。

まだ男の物、付いてるんだからよ、切ってからだって言ってるだろ」
「ごめん、すぐ出るよ」ざわざわが遠くなります。

 野次馬が多かったみたいです。

 私は新しいモッコリを付け、タンポンを装着、たいつを着て、ブーメラン海パンとTシャツを着ます。

 短パンはグショグショで着られません。

「お待たせ。

短パン洗うよ」モッコリはその中です。

「そこのゴミ箱に捨てろ」
「はい」私はゴミ箱にそれを投げ込んでべたついた手を洗います。

 池辺君はそこに私が着てきた下着を投げ入れます
「ここは、この駅で暮らすルンペンたちが多く利用するから、美奈子さんの下着高く売り出されたりして。

なんせ臭い付きですもの」
 いやだ、言わないでまたビクビクしてるわ。

タンポンが飛んだらどうするの。

「海パンも臭いますね」トイレを出てすぐ池辺君が指摘します。

 そうなんです、さっきから気になってた私です。

「この裏に公園がある。

そこの噴水で腰を振りながら洗うんだ。

もちろん海パン1枚でね」
「そんなこと出来ないわ」少し逆らってみます。

「この写真、アパートのスケベな連中に見せようかな。

美奈子さん冬の寒い日でも全裸で過ごすことになりますよ。

なんせ、若い男が10人ですからね、服なんか着てる時間ないですよ」
 そうなの、私、この言葉が大好きなの。

 1年中全裸で、食事の世話や、アパート内の掃除なんかしたらって考えると、うーんたまんないわ。

「解ったわ」私は演技で悔しそうに見せて公園に向かってダッシュです。

 公園には夏休み中だと言うこともあり子供が多く来ています。

 噴水に入ってる子なんて誰もいません。

 私はTシャツを脱いで噴水に飛び込みます。

 突然のブーメラン海パンの男が現れて、付近は大パニック、驚いて泣き出す子供もいます。

 噴水の池の深さはおへそ位と結構深かったです。

私は手で海パンをこすって洗います。

 そして上がろうとしたときです。

「こらー、噴水に入っちゃいかん」と公園の管理人が走ってやってきました。

「やばい」私は置いてあったTシャツをつかむと逃げます。

 捕まって事情召集なんていやですもの。

 しかし女の足で裸足の私と、靴をはいた男の足とでは比べものになりません。

 100mも走らないで捕まってしまいました。

周りに人垣が出来始めています。

 最悪です。

でも私のそれは大喜びでドピュドピュと愛液を吐き出しけいれんしています。

「こっちへ来て下さい」私はTシャツを着て警備員に付いていきます。

「まって、下さいよ」池辺君です。

あそこのけいれんが少しおさまります。

「あれー、池辺なにしてるんだ」警備員は突現優しい声になり、池辺君を名指しです。

 とおのいていた人たちがまた集まってきます。

「こっち、こっち」警備員は私たちを管理人室に案内しました。

 そして「関係ない人は帰って下さい」
 と付いてきた人たちを追い返してから、帽子をとりました。

 7号室の山田さんです。

私の心臓は破裂しそうになりました。

 アパート一のスケベで部屋にはアダルトビデオが山の様に積まれています。

 2年浪人して1回留年したから25歳です。

 私より3つも上なんです。

 力も強いし、酒豪で、歓楽街の情報もたくさん知っているからアパートのボス的存在なんです。

「この、男知り合いか」山田さんは池辺君に聞きます。

 私はしゃべるとばれるので黙っています。

「ええ、まあ」池辺君も困っています。

「いくら暑いからと言っても噴水に飛び込むのはいかんな。

軽犯罪だな。

悪いが警察に連絡する。

あんだけ大勢の人が見てたんだ。

もみ消すと俺が首になるからな」
「待って下さいよ。

警察なんてやばいですよ」
「警察で、ちょっと小言を言われて、罰金払って終わりさ。

交通違反と同じだよ。

前科も残らない」
「やばいです。

それ」池辺君が困っています。

 私が男だったら、問題はないでしょうが、女でしかも変装してるのです。

 警察も小言じゃ終わらないでしょう。

 わいせつ物ちんれつざいなんかで、罪に問われるでしょう。

 女が昼裸で噴水に飛び込んだとなれば、事件です。

「池辺は、関係ないさ、この男が怒られるだけ...あれ。

女か?」
 山田さんは私のあごをつかみ顔を持ち上げます。

「喉仏がない、女だな。

池辺どういうことだ」
 ばれましたこんな危機的状況なのに、私のそれは嬉しそうにじーんとしびれています。

「こりゃー、大事だ。

懲役だな」法学部の山田さんはそこら辺に詳しいのです。

「だから、やばいって...」池辺君は泣きそうです。

 私にこんな格好をさせたのは、池辺君です。

 強制わいせつて事です。

 罪はすべて池辺君に掛かります。

 しかし誘ったのは私です。

 そしてとってもいい感じに恍惚感も味わった私です。

 私はさんざん迷ったあげく、告白する事にしました。

「待って山田さん、ここは穏便に対処して」
「あっ、...美奈子さん。

えっ...なんなんですか」
「実は、...」
 私は池辺君の会社説明会でバックを落としたことから始まった今日までの事を話しました。

 池辺君に脅かされてやってはいるが、訴えるつもりがないことも力説しました。

「ほー、納得ずくでやったって事ですか?」
「まー、そんなとこかしら」池辺君は私の答えを聞いて安心したようです。

「じゃ、俺とも遊んでもらえるってわけだ」来ました。

「池辺君を助けてくれるならいいわ。

でもHは絶対にしないわよ。

Hは結婚してからって決めてるの」
「触るのもだめ?」
「ええ、もし触ったら全裸でも警察に駆け込むわ」
「美奈子さんが触る分はいいの?」
「いいわ。

全裸でオナニーしながら昼の繁華街を歩くって事も、やれって言われれば、するわよ」
「俺、そんなのあんまり趣味じゃないな。

やっぱ裸の女が目の前にいれば、する事は一つさ」
「交渉決裂ね。

いいわ、警察呼んでよ。

でも強制わいせつ罪は、池辺君だけじゃないわ、山田さんも私を脅してHなことさせようとしたわよね、同罪よ」
「おっと、そう来ましたか。

確かに美奈子さんの言いようで、俺もセクハラって事になるわけだ。

まったく女って いいよなー。

男をさんざん挑発しても罪じゃないんだから。

解りましたよ、要求は飲みましょう」

?3章(3)?

「まずこの事件をしまつしなきゃならん。

池辺、お前、美奈子さんの代わりに警察に行け。

美奈子さんは、奥でTシャツと海パン脱いで池辺に渡して下さい」
 山田さんはそう私たちに言うと、電話をかけました。

 私は奥の部屋でTシャツと海パン脱いで池辺君に渡します。

 モッコリタイツの私は部屋の隅で小さくなっていました。

 池辺君はトイレで着替えています。

山田さんの声がやけに大きく聞こえました。

「そうです。

あっ、市民の方からも通報ありましたか。

そうですか、信用して貰ってありがとうございます。

本人も反省してますし、..はぁそうですよね、解りました。

お待ちしています」
 電話が切れます。

「池...」奥に来た山田さんは私を見て硬直しました。

「池辺、もうすぐ来るぞ。

市民の通報があって警察も動こうとしてたんだと、もうすぐお巡りさんが来るからこの部屋で待て。

美奈子さんはもの置きに隠れて下さい。

トイレじゃ危ない」
 私は立ち上がって物置に行きます。

「すごい格好ですね。

池辺お前の着てたものと、美奈子さんの着てたものも出せ」
 池辺君は紙袋を出します。

それも、物置に入れると、鍵をかけました。

「どーも、山田さんお手柄ですナー」そのとき表で声がしました。

 ぎりぎり間に合ったようです。

「奥にいます」私は物置の中で耳に神経を集中させます。

「名前は?」事情召集が始まりました。

「池辺大造、22歳、大学生です」
「なんで、噴水に飛び込んだの?」
「暑かったし、少し羽目を外したかったからです」
「そう、とにかく交番の方に来て下さい。

調書を取ります。

明日でも裁判所に行って貰って罰金払って下さい。

服はそれしかないの?」
「あっ、預かってます。

持ってきます」山田さんが私のいる物置にやってきました。

「これ...」私は自分のワンピースを手に持って、紙袋を渡します。

「それ、1枚ですか...へーぇ」山田さんはニィと笑うと戻っていきます。

「これです」

「ちょっと、拝見...下着も入ってますね。

あっカメラあなたのですか」やばいです。

 私の変な格好が写ってます。

 警察で現像されて...あっ、またあそこジーンとしてきました。

 タンポンが熱くなってきました。

愛液が出始めたようです。

「すみません。

それ私のです。

証拠写真を取ろっと思ったんだけど、取れなかったのです」
「じゃ、これはお返しして...ほかには無いようです。

まって、タンポンの箱、これは?」
「あっ、それも私のです。

私のロッカーに有ったものを使ったから、私物が入ったみたいです。

恥ずかしいのですが痔がひどくて..」
「あっ、良いですよ。

ほか無いようですな。

君、着替えて来なさい。

このままじゃ、私が犯罪幇助になります」
 池辺君がトイレに入った様です。

隣でがたがた音がしています。

しばらくして
「いいです」と池辺君の声。

「この紙袋借りますよ」
「いいですよ」声が遠くなりました。

行ったようです。

「出てきて良いですよ」私は恐怖と期待でドキドキです。

 私はモッコリを手で隠して出ました。

「生理ですか?まあ良いでしょう。

新しいのに付け替えても良いですからそのタイツをこの中に入れて部屋まで来て下さい」
「裸で?」
「そうです、私このワンピース預かってますから」
 渡されたのは黒のビニール袋です。

 私はその中にタイツとプンプン愛液の臭いがするタンポンを入れ、新しいタンポンを中に入れます。

 時間は20分ほどかかりました。

 私はタンポンの糸を垂らした全裸の姿で奥の部屋に行きました。

「おっ、来ましたね。

アパートでもそんな格好でいてくれるといいな。

それからこれ、脱毛クリームだからトイレで下の毛全部取ってきて。

局部使用可て書いて有るでしょう。

私のものですが使って下さい」
「山田さん、毛、無いの」
「格好を整えるんですよ。

店の子が喜ぶんです」
「私も、整えるだけでいいのね」
「美奈子さんはきれいに取って下さい。

私、ない方が好きで、そんな店にしか行かないんです。

店の子はヤスリの様なもので毛根ギリギリまで削ってるみたいで、2日に1回行くそうですよ。

でも、美奈子さんは黒いブツブ ツが有っても良いです」
「いやだといったら?」
「べつに、かまいませんよ。

アパート連中や警察に本当の事を話すだけです」
「あなたも罪になるわ」
「そうでしょうね。

でも池辺は京都の由緒有る和服問屋の後取り息子です。

皇室も使ってるそうですよ。

かくいう私は、警察署長の息子です。

7号室の小池は国会議員の息子です。

あのアパートは、有る程度の成績と、こねが無いと入れないんですよ。

大学まで歩いて5分ですからね。

もみ消しは簡単ですよ」
「...」
「はいこれ、なるべくきれいにね」私は、チューブを受け取ると、黙ってトイレにいきました。

 玉の輿。

そう、池辺君と結婚できたら、名家の女将さんです。

 なんかウキウキしてしまいます。

 私は丁寧にチューブの液体を3回つけて黒いブツブツが目立たなくし部屋に戻ります。

「いやー、きれいだ。

すばらしいですね。

胸は弾力が有って腰が締まって、それ、まだきれいな色ですね。

店の子は変に黒ずんでて、汚いですよ」
「あ..ありがとう」
「これ着て下さい。

ちょっと加工しました」私のワンピースがミニになっています。

 背中は大きなV字に、前はU字にカットされています。

「これ、着てアパートに帰れないわ」
「心配いりません。

アパート
サンプル