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カノ子に告白した時の話。

転勤男…俺27歳営業
局子…事務、いわゆるお局様。

40歳、バツイチ。

小学生と中学生の息子が居る。

カノ子…23歳、事務。

ナマ子…局子と仲のいい女子社員。

ナマズに似てる。


ウチは若いのは数年おきに転勤になるんだけど、俺も某県の支社に転勤になった。

基本皆いい人なんだけど、明らかに女子社員は局子を恐れているのが分かる。

局子は男性社員や上司にはいい人だが、若い女子社員には厳しく、
入社4年目の人の入社当時のミスを、いまだにネチネチと言ったりするらしい。



自分は外回りが多いし、そんなに嫌がらせもされてなかったので局子はスルーしてた。

そしてカノ子と仲良くなり、色々話すようになったが
数年後にはこの地を離れるだろうと思い、思い切って告白。

そうしたらカノ子驚いて
「転勤男さんは局子さんと結婚前提で付き合ってるんですよね?」と。

唖然として「なななな何でそんな話に!!」と問い詰めると
どうも局子は俺をタゲってたらしい。

そういえば歓迎会で隣に座られ「息子たちにも男親が必要よね」だの言ってて
俺はちょっと離れた席のカノ子に釘付けだったため
適当に「そうかもしれないですね~」なんて返事してた。

「転勤があったらやっぱり一緒に行ってくれる家族が居た方がいいわよ」とかも
「いいですよね~」とか。

局子、脳内変換で「息子の親になってくれる気がある」と思ったらしく、
「そろそろちゃんと話したいな」などと言ってたらしい。


「息子の男親云々」の返事が「俺でよかったら」、
「転勤には家族を」が「局子さん一緒に来てください」位にまで脚色されてて、
カノ子も「おかしいとは思ったんだけど…」と。


一気に張ってくね。


何とか弁解し、分かってもらったんだけどかなり凹んだ…
カノ子の返事は保留なったんだけど、次の日女子社員達がチョコチョコ来ては
「今までごめんなさい」と謝ってきた。

なんか局子に遠慮して俺の事軽く無視状態だったらしい…気がつかんかった…

一応上司と同僚を飲みに誘い、相談したんだけど、
皆「う~~~~ん…」と考え込み、まるで行き詰った会議状態。

とりあえず、同僚たちが協力してくれると言う事で裏で根回ししてくれる事になった。


カノ子からOKを貰った事も、事情を知った女子社員たちは黙っててくれた。

が、やっぱり女子社員ネットワークは広い。

あっさりと局子バレ。


外回りから戻ると、ナマ子が「転勤男さん、ちょっとよろしいですか」と来て
呼ばれて、というか引きずられる様に連れて行かれた非常階段では
局子がシクシク泣いていた。

そして「転勤男さん!変な噂聞いたんだけど…カノ子さんが転勤男さんと付き合ってるって…
ウソよね?」と上目使い。

うあー…ここはどう出るべきか…と悩んでたら、局子は妄想を吐き散らしだした。


なんか今度の転勤には一緒に行こうって言ってくれたとか、
ウチの息子も転勤男さんに会いたがってるとか、きっと仲良く出来るとか。

ナマ子は後ろで「局子さん、大丈夫?」と泣いている。

ああ、これはもうはっきりした方がいいと判断し、
「自分はカノ子と付き合ってます、誤解してるようですが私は局子さんとお付き合いする意思は全くなく、
なぜ勝手に話がそこまで進んでいるのか理解できません」
と言った。


すると局子は私の事騙したとか言いながら号泣。

さすがに煩いんで、人も出て来て局子と一緒に会議室へ連行された。

上司を挟んでそれぞれ言い分を聞いてもらったが、
相談もしていたし、根回しもあってこっちの云う事を全面的に信用してもらえた。


挙句に局子は俺に暴行されたとか言い出したけど、
局子はやっぱり苦労してるだけあって年より老けて見えると思う。

正直、ホント顔から体形から普通のおばはん。

それはないだろうな…って感じでろくに話も聞いてもらってなかった。

でも一応「暴行されたのなら証拠を持って警察へ。

その代わりこちらも名誉棄損で訴える」と言うとおとなしくなった。


それからは逆恨みしたのか局子とナマズ子がカノ子に嫌がらせを開始。

上司や女子社員総出で局子とナマ子の嫌がらせを阻止してきたが、
エスカレートしてきて書類を渡さない、隠す、データの改ざん消去など
業務に支障が出るほどになって厳重注意。

「これ以上何かあったら辞めてもらう」と言われ、なぜか俺に泣きついてきた。


「アタシッアタシッ、寂しかったの!」とか意味ワカンネ。

「どうしたらいいのかな…」とまたクネクネし始めたので
嫌がらせにウンザリしてるカノ子の事を思い出し、
「どうしたもこうしたも陰険な嫌がらせやめりゃーいいだけの話だろ?
頭おかしいんかババァ!!気にくわねぇならとっとと退職しろや!!」と怒鳴った。

「そんな!私は生活がかかってるし辞められない!でもカノ子ならまだ若いし働き口あるでしょ…?
それにまだいろんな人に出会えるもの…」
こいつは本当に頭がおかしいのかな?と怖くなり
思い切ってカノ子に退職を勧めた。

んで結婚。


会社に報告したら局子がジトーーーっとこっちを見てて
ブツブツと「男捕まえるのは上手ね…ふん、仕事も出来ない癖に…」だの呟いてた。

カノ子に「付き合い浅いのに結婚なの?おかしいんじゃない?絶対離婚するね」とか
「子供作らない方がいいよ、離婚するから。

あ、でも若い頃堕胎すると妊娠できないんだよねw」とか
ネチネチ始まり、予定を繰り上げてカノ子が退職。

さすがにこれが団結が深まり、血の気が多くなってる女子社員の気に触った。


それからは逆に女子社員が総出で局子とナマ子を苛め出したらしい。

ナマズ子は居づらくなって退職。

局子は辞める事も出来ずに一人黙々と仕事をしてるらしい。


らしいらしい、ってのは、会社の好意で転勤の予定を早めてくれたから。

結婚式も地元でしたし、そのまま引っ越したんで。

ちなみに局子は自分にだけ招待状が届かないと怒ってた。

あそこまでしておいて何だろう。

まあ、でも…考えようによっては局子のおかげで嫁ゲットかwと今となっては笑い話。

確かに付き合いは浅かったけど(1年半くらい)、
離婚する事もなく、来年にはパパになりますw
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