kimamamh091600390
僕の痴漢談を稲川淳二風に語りますね。

これは電車の中の話なんですけどね。


アタシの前にキレイな女性が立っていたんですよ。

ええ。



それでアタシはキレイだなー、触りたいなー、なーんて思ってましたけどねぇ。


その時アタシね、閃いた。

閃いたんだ。



ああ、これは霊の仕業にして触っちゃおうと。



それでアタシは息を殺して・・・
さわさわー、さわさわー、とその女性のお尻を触ったんだ。



でもね、なーんかおかしい、なーんかおかしい。

その女性ね、モジモジしだしたんだ。


そこでアタシはピーンときた。



ああ、これは感じちゃってるんだと。



ええ、根拠なんてありませんよ。

あるはずないじゃないですか。


だからね、アタシは女性に向かって言ってやったんだ。



「そろそろこっちも触ってほしいんだろ?」って・・・

そのときの女性がね、こっちを見てビクビク震えてるんだ。




そしたらね、その女性がアタシに向かって
やめてください、やめてください、やめてくださいと言うもんだからね
こっちもすごい興奮しちゃったんですよねぇ。

ええ。



ここでアタシはね、すかさずパンツの中に手を入れたんだ。



すでにね、ぬ・・・濡れていたんですよ。


あれ~、おかしいな~、お尻しか触ってないのになぁ~、っと疑問に思いましたよ。


会場の皆さんはこんな経験をしたことがありますか?アタシは初めての経験でしたよ。

ええ。



いや~濡れやすい女性っているもんですねぇ。



ここで、アタシはふと、昔の友人が言っていたことを思い出したんですよ。

ええ。



その友人をね、ここでは仮にAさんとしましょう。


そのAさんが言っていたこととは『左手は添えるだけ』と言っていたんですよね。

ええ。



そう、霊の世界に美学があるように、痴漢の世界にも美学があるんですよ。

怖いですよねぇ。



Aさんはアタシにね、「淳ちゃん、俺はこの世界を極めてみるよ」と言い残して・・・
後日、捕まっちゃったんですけどねぇ・・・
このときアタシは気付いた、気付いたんですよ。



これは、霊が通報したって・・・

いや~こういうことってあるんですねぇ。



まあ、ここで話を本題に戻しましてですね、
その捕まったAさんの言葉通り
左手をクリトリスに添えて、右手で乳を揉んだんですよ、はい。



アタシはもう夢中で揉みましたよ・・・

そしてしばらくするとね、何かまわりの雰囲気が変わったんだ。



アタシはイヤー予感がするなー、怖いなー、なーんて思っていたら・・・
一人のね、おばさんがこちらを見ていたんですよねぇ。



アタシは思わず身の危険を感じましてですね、その場を立ち去ろうとしたら・・・

突然腕を掴まれましてね・・・

「ミタワヨ・・・ニガサナイワヨ・・・」っときたもんだ。


アタシはこのとき必死で「これはアタシに憑依した霊の仕業だ!!」と叫んだんだ!

もうね、アタシの中ではパニック状態だったんでしょうねぇ。



ここで捕まってはいけない、捕まってたまるか、と強く念じましたよ。

ええ。



しかしアタシの叫びも届かず捕まっちゃったんですけどねぇ。



しかしね、その相手も見てさらに驚いたんですよ・・・
そりゃあ~驚きますよ。

ええ。



アタシのことを捕まえたのが妻だったんですから・・・

いやぁーこういう霊のイタズラってあるんですねぇ

第1話 完

えー、会場の皆さんは囲みって知っていますか?

そう、あの複数で囲んで痴漢するやつですよ。

案外有名ですからねぇ。


でもね、あの囲みなんであるのかは全然解明されてないんですよ。



いったい誰がどうやって考えたんでしょうねぇ。

そんな話ですよ。

ええ。



とあるネットの囲みの募集があったんですよ。


そしたらね、プロデューサーなんか悪ノリしちゃってやろうやろう、そう言ったんだ。



一応ね、囲みって釣りかもしれない、なんて言われてるじゃないですか、
だからアタシはやめといたほうがいいよー。

なーんてねぇ、言っておいたんだ。



しかしプロデューサーも引かなかったんですよ、まあ、エロですからねぇ。



それでね、プロデューサーと一緒に囲みに参加してみたんだ。

そして皆で集まったんですよ。



そこで集まった皆で電車の乗り込んで囲んでねぇ。

最初は誰も触ろうとしない。


怖がってるんだ。

空気がどよーんとしててねぇ。



それでSさんが言ったんだ。

淳ちゃん、ちょっと触ってきてよ

アタシもね、いやだよ、なーんて返したんだけど。

だーれも聞いてくれない。



ちょうどね、うまい具合にサングラスがあったから、それをつけて行け。

なんて言う。



しょうがねえなぁ。

アタシ頷きましたよ。


アタシが行かなきゃ十代の男の子が行かされる、なんて言うもんだからねぇ。



サングラスを渡されて、明るいのにサングラスをつけてタモリ気取りですよ。



それでね、アタシお尻を目掛けて手を突き出したんだ。



しばらく触ってると後の皆が最高かー、なんて言ってきますよ。


アタシも最高だー、なーんて返したりしてねぇ。


ええ、気楽なもんですよ。

まあ、アタシも一人で10人連続触ったりしましたからねぇ。



それに比べるとましかなぁ、なーんて思いました。



するとね、奥から何かが

ずぃぃぃ、ずぃぃぃぃ

何かを引き摺るような音が聞こえたんだ。

ええ、怖いですよ。


何せ視界は暗いですからねぇ。

本当に見えにくい。



私服警官かなぁ、なんて思いながら奥を警戒しましたよ、ええ。



後ろの声も大分少なくなりました。

……かぁー? 

ええ、こんな小さな声でも安心するもんで得ですよねぇ。



それでも引き摺る音は止まない。

そしてね、目を凝らすと、なーにか見える。



ずぃぃぃ、ずぃぃぃぃ

その陰に隠れて
……ぁ……。



そう警察らしき人物が見えたんだ。

もうアタシ、ぞー、っとしてね。

冷や汗で背中がべったりですよ。



そこでアタシ覚悟を決めたんだ。

ばっと振り向いて逃げ出したんだ。



ええ、怖かったですよ。

これで逮捕になれば洒落にならないしなぁ、なーんてねぇ。


だからね、怖くて必死で逃げた。



うおー。


パシャ、パシャ、パシャ、パシャ。



その瞬間、

スクープだーー!!

ちょうど、アタシの周辺で声がしたんですよ。


いやー、これは霊の声じゃありませんでしたねぇ、あれは。



うわあ。

私叫びながら逃げ出しました。


滅茶苦茶にシャッター押されましたが逃げました。



もしも逃げ遅れていたらここにはいなかったかもしれませんねぇ、ええ。

しみじみ思いますよ。



そうして、アタシ皆のところに帰ったんだ。



そしたらみーんな真っ青な顔しててねぇ。


とりあえずアタシは声を張り上げてロケバスに帰るぞ、そう言ったんですよ。

ええ。



帰り道、みーんな、だーれも喋らない。



アタシの背中は汗がびっしょりでしたよ。


今考えると車内の暑さのせいかもしれませんねぇ。

ええ。



それで、ロケバスについて皆落ち着いてきたのかアタシに聞き出しました。



淳ちゃん、何か聞こえなかったかい?
なーんかシャッター音みたいなのは聞こえたなぁ。

アタシそう言いました。



そしたら皆押し黙っちゃってねぇ。

Cさん言いました。


Cさんはカメラマンだからそういうのが分かるんでしょうねぇ。



稲川さん、あれはパパラッチですよ……。

パパラッチのシャッター音ですよ。



ああ、あれはパパラッチだったんだなぁ。



いやぁ、こういう週刊誌に載ることってあるもんですねぇ。



~完~

私の仕事上の友人で…仮にAさんとしときましょうか。


とにかく真面目な人でしてねえ。



回りからは堅物だの石頭なあんて言われてましたけど、仕事をキッチリやってくれる人なんで、
アタシは彼の事を尊敬してたんですよ。



この間、ラジオの仕事でもって入谷に行ってたんですけど、
帰り道でAさんにバッタリ会ったんだ。



Aさん、会うなり「淳ちゃん、俺嫌なもの見ちゃったよ」と言い出しましてね。



よく見るとAさん、真っ青な顔してる。



一緒にいたカメラマンもAさんの知り合いでしてね、
Aさん、なに脅かそうとしてんだよってな具合で、まったく取り合わなかった。



アタシもなあに冗談言ってるんだ、よせやーいなあんて言ってたんですけどね、
よく考えるとAさん、そんな冗談を言う人じゃないんですよ。



我々がふざけてる間も終始真っ青な顔してましたからね。


そこであらためて聞いたんです、おい、どうしたんだって。



Aさん、最初は黙ったまんまだったんですけどね、
しばらくするとポツリ、ポツリ…と話し初めてくれました。



Aさんの仕事は深夜に及ぶことが多いんで、普段はクルマでもって通勤してるんですが、
今日に限っては仕事が早く終わりそうって事で珍しく電車で行ったそうです。



で、まあ予定どおり仕事を終えて、電車に乗って帰ろうとしたんですが、
電車に乗ったところで変な感覚に囚われたんだ、うん。



閉まりかけた電車に急いで飛び乗ったまでは良かったですけど、
ギギイってもって扉が閉まったところでAさん、ゾクーってした。


なんだか変な視線を感じるんだ。



Aさんは霊感が強い方じゃないんですが、このときは悪い幽霊みたいな…
気っていうんですかね、そういうのを感じたって言ってました。



それで恐くなって目を閉じて、ナンマンダブーナンマンダブーって唱えてたそうですが、
どうも悪霊のたぐいって感じじゃない。


意を決しておっかなびっくり目を開いたAさんの目の前には…女性がいっぱいこっちを見ている。



Aさん、女性専用車両に乗っちゃってたんですよ、ええ。



うわーとんでもないことをしてしまった!
Aさん、慌てて周囲の人に謝って、隣の車両に移ったんです。



しかし初めて入った女性専用車両はい~い匂いがしましてね、
隣の車両に移ってからも、Aさん、どうも落ち着きが無くなった。



あのOLはおっぱいでかかったなあ、
向かいの女子高生はいい脚してたし、
隣の中学生はいい匂いで頭がクラクラしてきた。



Aさんは頭がボーっとしてきたそうです。


で、なあんとなく前を見ると、いかにもビッチな感じの女子高生が目の前にいるんだ。


女性専用車両の隣の車両なのにですよ。



Aさんは真面目な人ですからね、痴漢なんてもちろんしたこと無いんだ。


でもフ…と魔が刺しちゃったっていうのかなあ、どうにもこうにも
この女子高生を触りたくて仕方がなくなったんだな、うん。



なあに、わざわざ女性専用車両の隣に乗るくらいだ、ちょっとぐらいお尻触られても文句言わないだろ
そぉんな都合のいいことを考えだしましてね、じわり…じわり…と女子高生に近づいて行った。



女子高生はケータイに夢中でこっちに気がついてない。


Aさんは心臓をバクバクさせながら近づいていって、ついに女子高生の真後ろに到着したんです。


具合のいいことに、回りの乗客もこっちを見ていなかったんで、
Aさんはおそるおそる女子高生のお尻に手を伸ばしたんだな。



「…!」

やわらかい!
Aさん、ビックリしてしまったそうですよ、ええ。



このAさんって人、素人童貞でしてねえ、そもそも女性に慣れてないんだ。


そこにもってきて色気ムンムンの女子高生のお尻ですからねえ、驚くのも無理はないですよ。



Aさんにお尻を触られた女子高生、さんざんAさんにお尻を撫で回されてもケータイに夢中でしてね、
最初はおっかなびっくりだったAさんも、次第に大胆になってきたんだ、うん。



よおし、ここはパンツを直接触ってやろう、
錦糸町のおさわりパブで触って以来3ヵ月振りのパンツに触ってやろう、

Aさん、そう決意した。


そこで思いきって手をスカートに突っ込むと…

うわあああああ!

………無い!

Aさん、思わず取り乱した。


本来パンツのあるべきところにパンツが無い。

つまり「はいてない」状態だったんです。


通学電車でそんなことあるわけない、あるわけないんだそんなこと。



…でもあった。



淳ちゃんさー、俺悪い夢見たんだと思うんだよ。


じゃなかったらこんなビッチがいる日本で、俺が未だに童貞なわけないじゃないか!

Aさん、そう力説してましたよ、ええ。



こういう事ってあるんですねえ…。



ちなみにこれ書いてるアタシも似たような経験がありましてね、
クルマでもって信号待ちしてたら隣に女子高生がいたんですが、
信号が変わって立ち漕ぎをした瞬間にスカートがピラアっと捲れましてね、

思わず凝視しちゃったんですが、そしたらこの女子高生、パンツはいてなかったんだなあ、うん。



思わず追いかけて、コンビニに立ち寄ったところで声をかけたんですが、
それはまた別のお話ですんで、
またの機会にお話させてもらおうかなあと思います。
サンプル