kimamamh00322000007
風俗で確変引いた話。

俺は基本的に地元の風俗には行かない。

客商売の仕事だから、デリヘルを頼むとアレなことになる可能性があるからだ。

んで、いつも出張や他の用事をこじつけて東京に行く。

具体的には日暮里や鶯谷あたりに。


おそらく3年前くらい、風俗にもそれなりに慣れ、NS(ノースキン)中毒真っ最中だった頃だと思う。

出張のついでに何度か行ったことのある店に行くことにした。

今回はソープ板での評判もなかなか良く、真実っぽいレポも上がっていた嬢を指名することにした。
さて、ご対面から順を追って行こう。

顔は・・・若干のパネマジはあるとしても良いほうだ。

20代半ばくらいだろうか?
ルームに通されてベッドに座ると、きっちり三つ指をついてのご挨拶が始まる。

ここまでしっかりした挨拶を受けるのは初めてだった。

しかもここは大衆店。

直感的に(確変引いたな!)と思った。


フルアシスト脱衣からの「脱がせてぇ」。

序盤の採点は100点だった。


即即(即尺・即ハメ)からの1R目を速攻で終え(早漏)、一服中に、「若いのに随分丁寧なんだね!」と褒めてみたところ、もともとは金津園の10万の店で働いていた経験があり、その名残りで丁寧にしてしまうんだそうだ。

こっちにしてみたら有り難いことだ。

それに10万といえば文句なしの超高級店。

どのような教育を受けたのか非常に興味が湧き、プレイそっちのけで話を聞いてみた。


一番印象に残っている話は、客が付いた直後に、「◯◯さん、お客様から10万円いただきました」という内容の電話がかかってくるということだ。

わざわざ言わなくてもいいことなのに、あえて嬢に何度も伝えることで、金の重さと客の思いを知るんだそうだ。


嬢の年齢は表記では20歳、実年齢は26歳だそうだ。

ホームページには『現役大学生』と書いてあったが年齢と合わない。

そのへんを遠回しに聞いてみると、海外の高校を卒業してしばらくのんびりしてから日本の大学に入り直したらしい。

よくわからんが、大学中退の俺は高学歴嬢にどんなことをしてやろうかと瞬時に妄想し、興奮した。


ちなみにこの嬢はパイパンだった。

海外に住んでいた経験がある嬢にとっては、「処女でもないのに手入れしないのは罪だと思う」だそうだ。

なるほどね。

家に忘れてきたわけじゃないのか。

ヘアは無いほうがいい派の俺だが、ポリシーがあるパイパンもあるんだなと感心した。


感心しっぱなしでは射精はできないので、エロモードに切り替えることにした。

股間に速射砲を持っているおかげで時間はまだ十分にある。


2Rは風呂からの椅子プレイだった。

椅子プレイは初めての体験だった。

ソープの椅子はいわゆるスケベ椅子的なものではなく、凸という字の上の突起を無くしたような、上向きのコの字のような形をしていて、その空いた空間を利用してサービスをする。

これが“くぐり椅子”というやつだ。

この椅子プレイはそこそこの鍛錬と経験が必要なようで、今までに経験がないのも頷けた。


文字で説明するのは少し難しいんだが、コの字の空間に嬢が仰向けになって俺の菊座部分を刺激したり陰嚢を刺激したりするプレイで、快感に酔っていたらいつの間にか後背位で繋がっていた。


(すげー、これが高級テクニックか!)

ご想像の通り即刻射精した。

気持ちよかった。


まったり一服して3R目。

今度はベッドで俺が攻めることにした。

嬢の弱点は脇腹なようで、執拗に触ったり舐めたりしていると、とても反応が良くなった。

そこでパイパンに挿入。

3Rなので多少は持つ。

動きすぎで汗がポタポタと嬢の体に落ちていく。

それを見かねた嬢が騎乗スタイルに変更を提案。

即承認。

この騎乗位がまた逸品だった。

腰のグラインドの具合がとにかくすごい。

あっという間に3回目の射精を迎えてしまった。


時間まで一服をしていると嬢から、「お名刺、お渡ししてもいいですか?」との申し出が。

即承認。

俺は名刺を貰うのが好きだ。

裏にメッセージが書かれていると尚良い。


だが、書き終わった様子の嬢なのに、名刺をくれる様子がない。

催促するのもアレなので服を着て出る準備をすると、別れる寸前に軽いキスと共にシャツの内ポケットに名刺を入れてきた。


「帰ってから読んでね」

そう言われたが、店を出た瞬間に名刺をガン見する。


「すっごく気持ちよかったよ!また来てね!」と可愛い文字でありきたりなことが書いてあった。


ま、コメントはありきたりだが、それを渡すまでの演出がすごい。

さすが高級嬢。

人生初リピートを心に決めた。


しかし3ヶ月後、嬢は退店していた。

ネットを駆使して情報を探しても出てこない。

風俗の出会いはまさに一期一会。

出会いの儚さを知った29歳の夏だった。
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