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20歳の時にした儀式の話。

姉貴に、20歳のお祝いに飲みに連れてってもらった。

マスターとバーテンダーの2人でやってる店だった。


姉貴は「レイちゃん」と呼ばれていた。

常連らしい。

姉貴はマスターを「師匠」と呼んでいた。


姉貴は芋焼酎をロックでぐいぐい。

僕は甘めのカクテルをちびちび。

マスターと姉貴は下ネタトーク盛り上がってた。

姉貴は、「弟の前でダメだって」と言いながらもノリノリ。


子供の頃にしたお医者さんごっこの話も。

言っちゃいけないと思ってずーっと言わずにいたネタだったんだが、マスターとの話の中でポロリと。

お医者さんごっこの治療法は“舐める”という行為だった。

幼い幼い姉弟だったんだが、そんな時からフェラやクンニをしてたんだな、と。
そのまま下ネタトークが進み、マスターが、「弟も20歳の儀式をしなきゃな」と言い出した。

実はマスターは有名な縄師さん。

姉貴はその弟子。

姉貴は20歳の時に儀式ということで縛りのモデルになったそうだ、パンツ一丁で。


姉弟で性癖について語り合ったことはなかったけど、姉貴はドS。

過去にバイトで女王様をしていたこともあるみたい。


「何事も人生経験よ」と姉貴は恥じる様子もない。


俺には優しい姉だったんでビックリした。


この店では希望者がいたら、マスターが縛ったり縛りを教えたり。

ちなみにバーテンダーさんがドMさんで、縛りの練習台になっている。

姉貴が「縛る」と言うと服を脱ぎ捨て姉の前に立ち、なすがままに縛られた。

見事なもんだった。

姉貴にこんな才能があったとは・・・。


「じゃ20歳の儀式をするから服を脱げ」

マスターに言われた・・・。


最初は断ったけど、マスターの話し方がなんか催眠術的な感じで、「儀式をお願いします」って。

パンツ一丁になった。

僕にはMの気があるのか、これから縛られると思ったら興奮してきて勃ってしまった。

パンツが膨らんでてバレバレ。


「パンツ邪魔だな、脱いじゃえ」

とうとう全裸にされてしまった。

全裸はさすがに・・・と躊躇してたら姉貴が、「男なら気合い見せなさいよ!」と。


「わかりましたよ、脱げばいいんでしょ!」

脱いでやりました。


マスターの縛りは神業で、あっという間に縛られた。

姉貴より数段上手だった。

天井にフックがあって、そこに縄を引っ掛けて、ぎゅーっと引っ張ると身体が浮いて。

両足だと爪先が、片足だと踵だけしか床につかないという変な体勢になった。

足を離すと自分の体重で縄が締まって痛いし。

そんな微妙な状態。


そこにニコニコした姉貴が、ハタキみたいな形をしたムチを持って来て、「20歳の儀式、始めるわよ」と言って叩き始めた。

そんな時に新しいお客さんが入って来た。


「ほぉ、素っ裸とは気合い入ってるなぁ」と関心する常連さん。


「ウチの弟なんです」

「あぁそうなんだ」

「いつも姉がお世話になっています」

なんて普通の会話をしてるんだけど、僕は全裸で縛られ吊るされ・・・。


「ずっと勃ちっぱなしだな。

弟は立派なMなんだな」

お客さんに言われた。

お客さんの連れの女性がM女さんで、その方も調教を受けたいって話になった。


「私でよければ」と姉貴。


僕は放置され、M女さんの調教開始。

M女さんも全裸で姉貴の調教フルコースを受ける。


(へぇ、SMって、こういう事するんだ)と、ちょっと感動。


調教を受けきったM女さんに「ご褒美よ」と言って、姉貴はズボンとパンティを脱ぎ捨て、M女さんの顔に跨がりオシッコを・・・。

飲ませる姉貴も姉貴だが、飲むM女もM女だ。

これにはどん引きした。

どん引きしたら、ちんこも収まった。


SMって、やる方もやられる方も体力を使う。

姉貴も疲れ果て、「儀式は、また今度ね」と僕は解放された。

解放されたので服を着ようとすると、「もう1回縛らせて」と。


「こんな機会、なかなかないから」って、また縛られた。


今度は座って縛られ、身動き出来ない状態でゴロンと横にされた。

起き上がらないダルマみたいな感じ。


「弟にもご褒美あげたら?」

姉貴はまたズボンとパンツを脱いで、「口開けて」と。

さすがに「オシッコは無理!」って言ったけど、そんなのが通るわけもなく。


「口開けて、もっと大きく」

これ以上は開きませんってくらい口を開けた。

目をギュッと閉じ、口をガバッと開けて待ったが何も起こらず、ちょっと目を開けてみたら、目の前に姉貴のマンコ。

姉貴は毛深かった・・・。

面積も広くて。


姉貴に毛が生えるまでは一緒に風呂に入ってたんだけど。

お医者さんごっこの時には舐めてるんだけど。

大人になって大人のマンコを見ている。

間近で。

舌を伸ばせば届くくらいの距離で。


僕が目を開けているのに気付いた姉貴は、「目は開けちゃダメだって言ってるでしょ」と言って僕にビンタした。

優しい姉だった。

叩かれたことなんてなかった。

この時が初めてのビンタだった。


弟にマンコを凝視されて、姉貴のスイッチがOFFってしまった。

我に返ったそうで。

急に恥ずかしくなり、酔いも覚めたと。

マスターに続けろって言われても、「もう無理」って。

そしたらマスターが、「俺がもらっていいか?」と。


姉貴「師匠しめて。

私、もう無理」

マスター「一度、やってみたいことあるんだよ」

僕は縄を解かれてカウンターの上に仰向けに寝かされた。


マスター「男も潮吹くんだって。

1回見てみたくて」

手にローションを付けて手コキスタート。

今までの興奮でアッという間に発射。


(あぁ気持ち良かった・・・)と思ったら、そのまま2回目突入。


2回目は敏感になってて、気持ちよいを通りすぎで苦痛だった。

暴れると、「動くな!」と。

すごい迫力に金縛りにあったように動けなくなって、というか必死に耐えた。


2回目を発射。

そして3回目、4回目、ここで液体が・・・。

俺、半分気を失って、朦朧とした中で姉貴が飛び散った液体を拭いてるのを見ていた。

なぜか涙が出てきた。

悲しいとか苦しいとか、そんなんじゃないんだけど涙が・・・。


「大丈夫?」

「ダメみたい・・・」

「なんか飲む?」

「うん」

姉貴が口移しで水を飲ませてくれた。


「私の恥ずかしいところ見たんだから、あんたの恥ずかしいところも見せてもらっておあいこね」

どうやって帰ったのかは記憶が曖昧。

目覚めたら昼過ぎ。

母親の用意した昼飯を食べた。

姉貴は、とっくに仕事に行っていた。

夜になり、姉貴が帰って来た。


「昨日は、どうも(笑)」

「こちらこそ、なんかすみません」

「あんた逹、姉弟で何言ってるの?」

これは母親。


「この子、酔っ払って大変だったんだから」

夕飯を食べたけど、僕は昨日の今日でなんかぎこちない接し方。

姉貴はめっちゃ普通。

昨日のことは僕の夢だったのかな?って思うくらいに。


マスターが僕のことを気に入ってくれたそうで、バーでアルバイトすることに。

バーテンダー補助、縛りの実験台、潮吹き芸披露というのが僕の仕事だった。

その後も姉貴には何度か縛られるんだけど、そこにエロはなく、ただの練習台として。

お互いに結婚して家庭を持って、今はあまり会ってない。
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