00224

大学のまあまあ仲の良い子にしてもらった。
飲み会からの二次会で、わりと広めなうちに集まる流れに。
最初は7人くらいいたんだが、近くに住んでるやつは徐々に帰宅していった。
んで結局、俺含めた男女4人(男2、女2)が残り、終電も終わってたんで、そいつらは泊まることになった。

女の子の1人はすでにかなり酔ってたからベッドに寝かしてあげ、他は録画してた映画でもだらだらと観ることになった。
俺は前日の疲れから映画の途中からうとうとしてて、CMのタイミングで女の子が寝ているベッドに潜り込むことにした。
そのベッドは、広くはないがもう一部屋あり、そこを寝室にして置いていた。
つまり、映画を観ている2人が広い部屋、俺はすでに寝ている女の子とベッドのある部屋に分かれることになる。

俺がベッドに近づくと、半分起きていたのか、その子が隙間をあけてくれた。
その時は、下心みたいなものあるけどない、というか(あわよくば)みたいな気持ちだった。
だから潜り込んで最初のうちは気にかけてない素振りで寝たふりしてた。
わかりやすいようにその子の名前を『Y』としておく。


しばらくそうして様子見を続けながら、壁が薄いせいで隣から漏れるしゃべり声を聴いて気を紛らわせていた。
こっちで何かあっても声が漏れそうだなーとか無駄な妄想をしてたと思う。

そしたらYが俺の胸元にグイと頭を寄せてきた。
寝返りかな、なんて野暮なことは思わなかった。
なんというか、わざとそうしているんだらうなって雰囲気が感じ取れた。
だからといって慎重な俺はすぐに進展させようとはしなかった。
なぜならチキンだからw

腕だけ布団から出して、姿勢を変える振りしてYの頭の下に差し込んでいった。
そしたらYが頭を乗せて腕枕の格好になったんだ。
しかし、腕枕をしているからと言っても偶然の可能性も否めない。
枕を差し込んだら頭を上げるように、こういう反応をとる子もたまにいるので。

とは言え、このシチュエーション。
俺はドサクサに紛れて髪の毛を撫でていた。
するとYが、「ん」と顔を上げてこっちを向いた。
と言っても、光ひとつない真っ暗闇なので、その表情は読み取れなかった。
一瞬、(まずったかな?)と思った。
だけどYは甘えるように再び俺の胸元に擦り寄ってきた。
今度は勘違いじゃないとわかったから、俺も安心して頭を撫で続けた。
小声で「起きてる?」と聞くと、Yはこくりと頷いた。
隣から時たま会話が聴こえている状況だった。

俺とYは甘える雰囲気のまま、お互いに顔を近付けたり耳元にキスしたりと、隣の部屋に誰かいるけれどバレないように触れ合う遊びを楽しんでいた。
その間ずっと無言だったが、イタズラしあう度に小さな笑い声が漏れた。

調子に乗った俺の行動は次第にエスカレートしていった。
鎖骨あたりに舌を這わせる頃にはYも声を漏らし始めた。
嫌がる素振りはなく、むしろギュッと抱き付いてくるほどだった。

一方で、時間も迫っていた。
隣で起きているもう1人の女の子は始発で帰るつもりで、同じ方向のYも当然一緒に帰ることになる。
俺が映画を抜けたのが4時前。
この状況に持ち込むまで、体感だけどじっくり1時間近くはかかっていたと思う。

俺としても複雑な気持ちがあった。
ご無沙汰だったこともあって、行動通りの性欲はあった。
だけどYは友達だ。
Yは個人的に可愛いと思っていたけど付き合うことまでは考えられなかったし、過去の経験、というか失敗の教訓から、あまり勢いに任せてエロいことはするものじゃないと知っていた。
煮え切らないやつと思われるかもしれんが、後のことを考えた上でようやく行動に移せる性格なんだ。
だからこのシチュエーションを単に、(今だけ愉しめればいいや)って気持ちで、いちゃつく程度に触れていた。

それが・・・、気付いたら口にキスしていた。
それを皮切りに完全にタガが外れた。
ブラのホックを外して、Yの小さな胸を揉んでいた。
小さなことは全く気にならなかったし、それはそれで価値がある。
Yがどこか恥ずかしそうに身をよじったのがわかった。
その動きを利用して背を向けさせ、後ろから抱き締めるように胸を揉む。
服の上からブラの下を潜って乳首を攻めると、Yも「あっ・・・んっ・・・」と小さく声を漏らした。
俺は勃起したモノをYのお尻に押し付けながら、ひたすら揉みしだいた。
乳首を弄りながら、うなじのあたりにキスをする。
Yの息も少しずつ荒くなっていた。

すると突然、隣から壁が叩かれた。
俺とYは素早く静かに布団を被って息を潜めた。

(バレたか!?)と焦りながら隣の様子を窺う。

「・・・」

壁越しで会話の内容までは聴き取れないが、どうやら先程までと変わらない感じ。
たまたま手が当たったのだろう。

俺とYはホッと息を吐いて、もう1回キスした。
なんだか萎縮した俺はもう一度胸を揉もうと天井を向いた。
するとYが再び抱き付いてきた。
普段のYはSっぽくクールなところがあり、こんな風に甘えるキャラじゃない。
彼氏のいない寂しさもあるんだろうけど、それでもこうやって抱き付かれるとドキッとした。

Yはゆっくりと左手を俺の下半身に伸ばすと、指先で撫で始めた。
その時の俺は、勃起するとなんとなく形がわかる薄手のスウェットを穿いていた。
触ると当然、形も丸わかりだったと思う。
その証拠にYは焦らすようにカリのあたりをクルクルと指で弄んできた。

(さっきまでのお返しかな?)と勝手に妄想して、さらに興奮した。

積極的でSっ気のあるYの愛撫。
気を良くした俺は、今度はYの太もものあたりを触り始めた。
中心から付け根にかけてゆっくり。
Yがいつまでも指先で焦らすから俺も対抗したくなった。
お互いに焦らし合いを続ける。
シチュエーションを楽しむ一方で、俺の下半身は明らかに欲情してた。

でも、とうとう時間が来てしまった。
隣の部屋から女の子がYを起こしにきた。
もうすぐ来るだろうなとは俺もYもわかっていたので、すぐにたぬき寝入りモードへ。
それまでも物音立てないくらいのやり取りだったので、スムーズに移行できた。

「Y、6時になったけど、起きる?」と女。

Yは、その声で起きたとばかりに、「ん~?」と返事して、布団を被った状態で上半身だけ起こした。
俺は共犯者だから、Yのわざとらしい演技に内心ニヤニヤしていた。
それでもポーカーフェイスで寝た振りをしていると、布団の下でYの手がゆっくり近付いて俺のあそこを握ってきた。
女はYに優しかった。

「大丈夫?起きれる?」
「ん・・・うん」

「寝起きみたいだし、また10分後に(起こしに)来ようか?」
「・・・ん」

「準備できそう?」
「大丈夫」

そんな会話をする一方で、布団の中では手コキされている。
それまででも十分に興奮していたのに、絶妙なタッチで上下され、もうおかしくなりそうだった。
何も知らない友達に見られながらチンコをシゴかれている、という後ろめたさがさらに拍車をかける。

「じゃあ、また来るから」と言って女が部屋を後にする。

と同時にYも、スーっと指先で裏筋をなぞりながら手コキを終わらせた。
俺が小声で、「バレたらどうすんの?」と聞くと、Yは小悪魔っぽく笑った。

その後、他の2人と共にYは帰っていった。
俺はたぬき寝入りをしなければならず、変に引き止めることもできず・・・。
結局、興奮から覚めたチンコを1人で慰めることになった。

以上です。
サンプル