SIRO-2627_4

出会い系で知り合った寂しがり屋な女子高生とセックスした話

<スペック>

名前『ひろみ(仮名)』、東京の女子高生。

160cmくらい。

割と細身で、人懐っこい笑顔がとても可愛かった。

顔は優木まおみに似てた。
新宿で待ち合わせ。

会う前に電話してたので性格は把握してた。

どちらかと言うと、キャピキャピというよりおっとりした感じ。

ただ電話で、「私迫られると弱くて~w」みたいなことを言ってたのが気になった。

「じゃあ俺、襲っちゃうかもよw」

「ええ~w困るよぅ~w」

事前の会話はこんな感じ。

会った印象は、まだ中学生かと思った。

元々童顔なんだろうが、まだ幼さが残るその顔で屈託なくケラケラと笑うその笑顔が、俺は大好きだった。

スカートこそちょっと短かったが、髪も黒く、まだスレてない、汚れを知らない、ひろみのイメージはそんな感じだった。

黒髪清楚系ってやつですね。

カラオケに行く約束だったので代々木のカラオケへ。

しばらく歌って、肩を抱いてみたら、「えへへ♪」の反応。

キスをしても拒まない。

胸を触って制服のスカートの下に手を入れると・・・。

「今日、生理だから・・・」

なんだ、仕方ない・・・と諦めかけたところ・・・。

「生でも大丈夫だよ♪」

(えっ?)て思ったけど、ひろみは「えへへ♪」と、例の屈託のない笑顔でこちらを見る。

さすがに病気も怖いし、生理中の生は好きじゃないので、持ってきたゴムをつける。

前戯はキスだけ。

会って30分足らずで、もう挿入してた。

挿入してる間、俺は色んなことを考えた。

ひろみの喘ぎ方は少しオーバーだった。

「あんっ・・・あんっ・・・」と腰を振るタイミングで大きな声を出す。

だが、前戯もなしに初めからそこまで気持ちいいとは思えない。

とは言え、悪意のある演技には思えなかった。

きっと他の男に、「そうしろ」と教わったのだろう。

この子が出会い系でセックスするのは、単に寂しいからなのでは・・・。

出会い系の男なんてみんな所詮セックス目的(俺含め)。

この子はそれを承知で、セックスしたくて仕方ないからじゃなく、ただ寂しくて、今俺の上で腰を振っているのかも?

喘ぐひろみを見て、そう考えたのを覚えている。

帰り際、ひろみは「カラオケすごく楽しかった~♪また遊ぼうね♪」とあの屈託のない笑顔で言った。

この子は別にセックスしたかったわけじゃなかったんだな・・・。

ただそれでも、『今日は楽しかった』って言えるひろみに、無責任に少し寂しく感じた。

その日はそこで別れた。

それから三ヶ月ほど経った。

その間連絡は取っていなかった気がする。

ある日、ひろみから連絡が来て渋谷で遊ぶことになった。

「俺君久しぶり~♪」

久しぶりの笑顔は変わっていなかった。

渋谷のカラオケに行く。

しばらく歌った後、キスをすると、まだひろみは笑顔だった。

だがスカートの中に手を入れると、表情が一変した。

ひろみのそんな表情を見るのは初めてだった。

「ゴメン・・・今日はエッチできないんだ・・・」

泣きそうな表情でひろみは言った。

「私・・・今、妊娠してるの・・・」

一瞬ドキっとしたが、相手は俺じゃなかった。

「こないだ会った人とね、中では出さなかったんだけど、ちょっとだけ生でしたら・・・、もうすぐ堕ろすんだけどね。だけど、お金だけ渡されて連絡とれなくなっちゃって、不安で・・・。エッチできないと、今まで遊んでくれてた人も会ってくれなくなって・・・。ゴメンね、エッチできなくて」

ひろみは泣いていた。

俺はひろみを抱き締めながらも、どうしたらいいか判らなかった。

はっきり言って俺は善人ではない。

出会い系も性欲の為にやってるだけだ。

でも、この子の胸の内を聞いた時、責任は取れないし、彼氏にもなる勇気もないが・・・、でも出来る限りこの子が望むことをしてあげようと思った。

中絶が終わった後も、ひろみとは半年に一回くらいのペースで定期的に会った。

しばらくしてからは、またセックスもするようになった。

もちろん避妊はちゃんとした。

彼氏が出来ても、ひろみは忘れた頃に俺に連絡をしてきた。

「俺くんは特別だから♪彼氏とは違うんだ」

ひろみに彼氏がいても、俺らはセックスをした。

ひろみには、「もう俺と彼氏以外とは絶対エッチするな」と会う度に話した。

「うん!」と明るく話すひろみは、もう昔の屈託のない笑顔に戻っていた。

俺は彼女がいる時はひろみに会わないようにしていた。

別に正義感と言えるようなもんでもないが・・・。

ひろみもそれを分かってくれて連絡も控えてくれていたが、ある日のバイト中、池袋でいきなり知らないJKに声を掛けられた。

「あの・・・俺さんですよね?私、ひろみの友達です。池袋で俺さんに会ったらこれを渡して欲しいって」

ひろみからの手紙とCDだった。

内容は・・・。

『俺くんに彼女ができたからもう会えないかも知れないけど、今まで本当にありがとう!辛い時にいっぱいいっぱい助けてくれて、本当に感謝してます。彼女さんとお幸せにね。私もいい男捕まえるぞー♪』

なぜか涙がこぼれた。

俺が何をしてやったのか・・・。

俺なんて結局、セックス目的の他の男と変わらないじゃねえか。

なのに、こいつは・・・。

結局その後、当時の彼女とも別れ、また定期的に会ったんだけどね。

だが、そんな関係にも終わりが来る。

出会ってからもう7~8年が経っていた。

ひろみは裕福な家庭の頭のいい子で、出会った当時は高二だった。

彼女も有名私立お嬢様学校に入り、航空会社のグランドホステスとして働いていた。

俺も大学を出てサラリーマンとして働いていた。

「私、結婚するんだ」

久しぶりの連絡だった。

最後に会う約束をした。

二年ぶりくらいだろうか。

平日だったが、彼女は夜勤明けで空港から会いに来てくれた。

彼氏の話や幸せな話を聞きながら、楽しい食事だった。

そして最後のホテルへ。

セックスしときながらなんだが、俺にとっては妹みたいな存在だった。

ひろみは一人っ子で、「俺くんがお兄ちゃんだったらなあw」とよく言っていた。

彼女の寂しがりはそこから来てるのかも知れない。

ホテルに入って無言でひろみを抱き締めた。

ひろみは泣いていた。

「・・・いっぱい・・・いっぱいありがとう・・・」

セックス中、彼女は泣くのを我慢しながら、笑顔だった。

お互いもう二度と会えなくなるのは何となくわかってた。

「フェラうまくなったでしょ~w彼氏も気持ちいいってw俺くんの教育の賜物だね♪ここが気持ちいいんでしょ?知ってるよ~w」

ただの性欲だけじゃない、けど恋愛感情とも違う、不思議な感覚だった。

「ねえ俺くん、ゴムはつけなくていいよ。今日はそのまま入れて欲しい」

あの時、なぜ断らなかったのかわからない。

俺はひろみとのセックスする時は必ずゴムをつけていた。

優しさというにはあまりにも浅ましい、俺のちっぽけな偽善だった。

「最後だし、今日は大丈夫な日だから・・・これで赤ちゃんできたら奇跡だよw」

ひろみはあの笑顔で笑った。

出会ってから約八年、俺達は初めて何の遮りもなく、一つになった。

間もなく、ひろみは結婚した。

結婚してからもたまに連絡が来たが、俺は返信をしなかった。

もう兄離れの時期はとっくに過ぎている。

感情に任せて連絡を取っても、あいつにとって良いことは無いと勝手に考えていた。

ひろみも悟ったのか、しばらくして連絡が来なくなり、俺もひろみを思い出すこともなくなった。

そんなある日、メールが届いた。

『久しぶり!元気にしてる?あのね、俺くんに連絡したいことがあって・・・。私、妊娠したの。でも駄目だった。死産だったの』

メールはまだ続いていたが、俺はここで続きを読めなくなり、携帯を放り投げて泣き崩れた。

なんで・・・なんでコイツばっかりこんな目に・・・。

こいつは何にも悪いことなんてしてない。

人よりちょっと純粋なだけだ。

悪いのは俺みたいな性欲目的の男共じゃねえか!

それなのに・・・。

自分でも驚くほど涙が止まらなかった。

しばらく一人で泣き続けた。

そして涙が止まるのを待って、メールの続きを読んだ。

『でもね、もう大丈夫!もうあの頃みたいに弱くないからね♪旦那の稼ぎも悪いし、私が家庭を守っていかないと!バリバリ働いて、そのうちまた恵まれたら、元気な赤ちゃんを産みたいな。男の子だったら、もしかしたら“俺”って名前にしちゃうかもw無断でごめんねw』

ああ、こいつはもう、あの寂しがり屋の妹じゃないんだ。

俺なんか居なくたって大丈夫。

辛い思いをした分、こいつはきっと幸せになれる。

最後に添付されていた、夫婦で撮った写真のひろみは、俺が大好きだったあの屈託のない笑顔だった。 
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