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今回は私の仕事についてお話したいと思います。



私は東京の病院で少年専用の思春期外来の医師をしています。


従来の思春期外来だと女の子と男の子が同じ待合室で待ったりしますし、女性の医師や看護士がいると恥ずかしいだろうということで少年専用を作りました。


男の子のお母さんは息子さんの性などに悩んでいる人が多いのですが、思春期外来ではどんなことをするのか不安で行けないという人が多いので、ここに書き込みます。



中学2年生の子とお母さんが来院しました。


包茎で、おちんちんも大きくならないし、陰毛も生えてこないということで来院されました。


最初に身長・体重を測りました。


そして尿検査・手のレントゲン・血液検査をしてきてもらいました。


次に診察室で問診、お母さんに両親の身長・家族の病歴・食生活を聞きました。


そして息子さんには、精通はしたか?オナニーは知っているか?しているか?勃起はするか?を聞きました。


答えるのが恥ずかしいのはわかりますが、その子どもの将来にも関わる大事な話ですので、お母さんの隣で答えてもらいます。


その子どもは顔を赤くしながらも答えてくれました。


それによると精通はしていて、オナニーは週3回くらい、勃起もするということでした。


その時点で単なるオクテではなく、思春期遅発症だとわかりました。


その後、診察台に仰向けになってもらい、カーテンを閉めました。


お母さんはすぐそばにいますが、カーテンがあるため少しは緊張は和らぐでしょう。


まずは包茎から診ることにしました。


今まで剥いたことがないということで、包茎の種類や“なぜ剥かないといけないか”を説明し、剥く練習をさせました。


包茎にはステロイドの塗り薬を処方しました。


そして思春期遅発症の診察です。


平常時の陰茎の長さと睾丸の大きさを測りました。


平常時の男性器は縮んだり伸びたりするので正確ではありません。


ですから勃起しているときの状態でも測らないといけません。


「オナニーして勃起させて」

男の子にそう言うと、彼はうつ伏せになり、診察台に男性器を擦りつけ始めました。


手でやる方法くらいは知っていると思っていました。


でも彼に聞くと、今までこの方法でやっていたそうです。


この方法(床オナ)でやると将来、膣内で射精できなくなる人が少なからずいるので、そのことを説明しました。


でも初めて手でオナニーしてもらう場合、私が口で説明しても、最初は意味が分からないようで、なかなか一人ではできません。


そういう場合は、医師がゴム手袋をつけて手伝います。


その男の子は最初は嫌な顔をしていましたが、だんだん気持ちよさそうな顔になってきました。


ただ勃起させるだけで良かったのですが、あまりにも気持ちよさそうだったので、射精するまで手伝ってしまいました。


最後の瞬間、初めての感覚に目を閉じ、唇を噛んでいました。


射精した後すぐ、小さくなる前に陰茎の長さと睾丸の大きさを測りました。


これからは今のようにオナニーするようにと言いました。


そしてズボンとパンツを穿いてもらい、またお母さんの隣に座ってもらいました。


そして今後の治療方針や治療方法を話しました。


思春期遅発症などの場合は精液検査を行います。


第二次性徴に何らかの異常がある人は、普通の人よりも不妊症になる可能性が高いのです。


その1週間後、最初の検査結果を聞きに来てもらい、その時は精液の採取もしました。


容器を渡し、前回教えたように、ベッドに擦るのではなく手でするように言い、左手で容器持ち、陰茎を右手で刺激するように説明しました。


カーテンを閉め、採取してもらいました。


カーテンの向こうから吐息が聞こえました。


最後は「あっー」とまで言っていました。


カーテンから男の子が出てきて、容器の中には精液がたくさん入っていました。


お母さんはそれを見てものすごい真っ赤な顔をしていました。


これから思春期外来に行こうと思っているお母さんは参考にしてください。

 
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