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今日は残業の予定だったのが早く帰れる事になった。

嫁を脅かしてやろうかと、ほんの悪戯心で、音を立てないように細心の注意を払い、こっそり家の中へ。

そしたら嫁、何かふんふん歌いながら洗濯物畳んでたw

しめしめと思い、そっと距離を詰めると、嫁が歌ってたのは

『一休さんテーマソング』

だった…。

吹く寸前で堪え、面白いので離れてしばらく聞いてたら、歌詞めちゃくちゃだし、おかしくてもう俺、笑いの発作を止めるのに必死だった。

ちなみに嫁は不思議ちゃんではなく、ごくごく普通人。


だから余計面白かった。

そして歌はラストの部分へ。

どう締めるのかと思っていたら、

「好き好き好き好き好きっ好き♪あ・い・し・て・る♪好き好き好き好き好きっ好き♪○、○、○(俺の名)♪○、○、○(俺の名)♪たらったったったたー!♪」

"そうくるのか!"って意表突かれるやら、ノリ良く後奏部分まで歌ってんのがおかしいやら、もう嫁が何かすげえ愛しいやら、でもおかしいやらで、堪えてたのが崩れ、もう一気にフガッ!と吹き出してしまった。

そしたら嫁がまた物凄く驚いて

「フギャアァァァ!!!」(←本当にこう叫んだ。毛を逆立てる猫の如しだった)

もうなんか可愛くて愛しくて、

「いつからぁぁぁぁっ!?いつからぁぁぁ!」

とジタバタ暴れる嫁を抱き締めて、しばらく爆笑した後、

「俺も本当に愛してるよ」

と言いました。

嫁、涙目顔真っ赤で

「もー!」

だって。