00325
昼下がり、家でゴロゴロしていると一本の電話。

それは近所に住む従姉妹(春から中三)からの電話だった。

写真を撮って欲しいのだが、カメラマンになって欲しい、との事。

暇だったので、自転車で従姉妹(以下『麻理』と仮称)の家まで走る。

麻理は年子で同級生の姉『優実(仮名)』、そして両親の4人家族だが、その日は一人で留守番だった。

聞けば叔父一家の新しく建てる家の完成が迫り、引っ越しも近い、その前にこの家の記録を残しておきたい、との事。



麻理は僕に普通のカメラでは無く、ビデオカメラを手渡した。

クラスメイトから借りたらしい。

町営住宅の小さな建物なので家中を撮ってもすぐに終わり、最後に麻理姉妹の部屋に入った。

僕がその部屋に入るのはすごく久しぶりだった。


麻理は何故かカーテンを閉め、部屋の電気をつける。


「しっかり撮ってね」

そう言っておもむろにブラウスを脱ぎ始めた。


僕は驚いて声を上げそうになったが、辛うじて堪えた。

麻理の真意が全く判らなかったからだ。


ブラウスの下はTシャツだった。

麻理はカメラに目線を寄こしながらTシャツも脱ぎ始める。

その下のブラは可愛らしいデザインの物だった。


胸は巨乳では無いが想像してたよりも大きめで、谷間もちゃんとあった。


「ちゃんと撮ってる?」と聞く麻理、頷く僕。


画像が縦に揺れる。


麻理はベルトを外し、ジーンズを脱ぎ始める。

ムッチリとした腰と大腿、ショーツはブラとお揃いのようだった。

生唾を飲み込む僕、早くその先が見たい。

が、麻理はそれ以上脱ごうとせずに、カメラに向かい様々なポーズを取るだけ。

がっかりしつつも下着姿からは目が離せない。


その時、麻理が言った。


「もっと脱いで欲しい?」

「う、うん!」

裏返った声で返事をする僕。


「じゃあ、サトシ君(仮名)も脱いで」

カメラを取り上げ僕へ向ける麻理。

欲望が理性を大きく上回り、僕は服を脱ぎ、トランクスだけになった。


「や、約束だろ」と僕。


「わかってるって」

カメラを僕に返し、再び脱ぎ始める麻理。


まずブラが外される。

薄い紅色の乳首が顔を出す。

そしてショーツが下ろされる。

ヘアーはやや濃いめで、割れ目は見えない。

性器もまたヘアーの向こうに隠されてしまっている。


「ちょっと濃いよね、私」

視線に気付いた麻理が僕に問いかける。


「うちの家系かな、俺の姉さんはもっと濃いよ」
「なんでそんな事知ってるの!?いやらしい!」

「家族なんだから、見る事くらいあるだろ」
「ふーん、そう言う事にしてあげる。

じゃ、サトシ君はどれくらい?」

そう言って僕の前に屈みこむ麻理。

パンパンにテントを張った僕のトランクスに麻理の手がかかる。


「しっかり撮らなきゃ」

そう言われ慌ててカメラを下半身に向ける。


人の手でパンツを脱がされる快感。

そして開放感。

カメラ越しに見るちんちんは普段よりも大きく見えるのが不思議だった。


「あー、サトシ君も結構濃いぃね。

やっぱり遺伝かぁ。

でも男の子だからなぁ」

「剃ればいいじゃん」と僕。


「だめだよ、優実の目もあるから。

いきなり剃ったら変に思われちゃう」

麻理の吐息と鼻息がかかり、僕のちんちんはその度に反応する。


「元気いいよね。

結構大きいし」

麻理の指先がちんちんに触れる。


「そ、そうかな?」

「うん、前の彼のよりも大きいし、ちゃんとムケてる」
「前の彼?・・のを見た事あるの?」

「あ、私の事処女だと思ってた?」
「うん」

「処女がこんな事するかなぁ」と僕の玉袋を揉んで来る麻理。


「ひっ」と声を漏らす僕。


麻理がけらけらと笑う。


「あ、でも優実はまだだと思うよ。

あの娘奥手だから」

そんな言葉も頭には入らないくらいに僕は興奮していた。

もう限界が近い。


「もう出そう?」麻理が聞いて来る。


がくがくと頷く僕。


「じゃ、出しちゃおう」

麻理の手が僕のちんちんを握る。

右手で前後にしごかれ、左手が僕の尻を撫でる。

そして顔が近づけられ、舌の先が僕の亀頭に触れる。

その瞬間、僕は耐えきれなくなり射精した。

もう撮影も不可能だった。


数秒放心し、我に返った僕はティッシュで麻理の身体の精液を拭こうとする。

が、麻理はそれを止め、学習机のイスに座り直す。


麻理は「サトシ君が舐め取ってきれいにして」と小さく笑った。


イスに座り片膝を立てる麻理。

明らかに性器を見せつけてる。


ここまで来て理性もプライドも失っていた僕は素直に麻理の前に跪く。

そして下腹部の辺りまで垂れていた自分の精液に舌をのばす。

液体の事は考えない、肌の感触と体温そして体臭だけを感じるように、僕は麻理の身体に腕を回した。


下腹部からへそ、鳩尾・・僕の舌が麻理の肌をなぞるたびに、声が漏れる。

最初はくすぐったげな嬌声だったが、途中からは艶っぽいあえぎになった。

胸の辺りに来た時、麻理が僕の頭を抱きしめて来た。


「サトシ君・・気持ち、いい・・」

麻理の手が僕の頭を上に導く。


僕は乳首をしゃぶりたかったが、まだ“おあずけ”らしい。

仕方なく麻理の顎の辺りの精液に舌をのばす。

目の前に麻理の顔。

麻理はけして美少女では無かったが、愛嬌のある娘だった。

僕は口の回りの精液を舐め取りながら、そのままキスをした。

麻理はそれを当然の事のように受け入れ、更に激しく求めて来た。

思えばそれは僕の初キスだった。


口の中に残った精液を奪うように麻理の舌が僕の舌に絡んで来る。

しばらくキスを貪り合った後、身体を離す。

名残惜しい、もっとしていたい。

が、麻理はそれだけでは不満だったようだ。


「もう復活してるよね」

僕のちんちんに手をのばす麻理。

それは恐らくこれまでで最高の勃起だったろう。


「ベッドに行こ」

二段ベッドの下の段に横たわる麻理。

僕もベッドに乗る。

小さなベッドだったが、どうにか二人分の体重は支えられた。


「本当はここ優実のベッドなんだけど、いいよね」

背徳感が快感になって僕の身体を走る。

麻理も同じだったようだ。


「サトシ君ってもしかして童貞君?」

麻理が聞いて来る。


「うん」

僕は素直に頷いた。

性に関しては麻理の方がお姉さんだった。


「じゃ、教えてあげるね」

麻理は僕にあれこれと指示を出した。

麻理の指示に従い、耳たぶから足の指の間まで、僕はほぼ全身に舌を這わせた。

反応のいい場所もあれば、悪い場所もある。


今になって思えば、麻理は僕の舌で自分の性感帯探しをしていたようだ。


「サトシ君、これ・・」

麻理はベッドの横の通学鞄から何かを取り出して僕に渡す。

コンドームだった。


「あ、やっぱり私が付けてあげる。

ちゃんと付けられるか心配だから」
「う、うん」

手際よくちんちんにゴムを被せる麻理の細い指先と艶やかな爪。


「いいよ、来て」

僕は麻理に覆い被さる。

麻理の指が僕のちんちんを自分の性器へと導く。

挿入はスムーズだった。


「んんっ」

麻理の身体が軽く仰け反る。

気持ちいいようだ。


「動いていいよ」

腰を動かしてみる。

が、僕自身はいまいち快感を得られないでいた。

正直先程のキスや、手でされてた時の方が数倍気持ち良く感じられた。


その時、麻理の腕が僕の頭にのびて来た。


「気持ちいい・・サトシ君、好き。

大好き」

麻理の言葉に僕の身体が反応した。

まるで背中に電気が流れたようだ。

ちんちんに力が入るのが自分でも判った。


「麻理!」
「サトシ君!」

互いの名前と「好き」と云う言葉が僕らの快感の度合いを高めて行く。


「ごめん、もう・・」
「いいよ、いって!」

「うぁぁあっ」

僕は思いきり射精した。

勢いでコンドームが破れてしまうのでは?そう思えるくらいに。

もちろんそんな訳は無く、無事、僕の精液はせき止められていた。


コトを終え、ベッドでまったりする僕と麻理。

ようやくまともな思考力が回復する。


「おじさんやおばさん、まだ大丈夫かな?」
「うん。

今日は夕方まで帰らないよ」

それを聞き安心する僕。


「ね、お風呂一緒に入ろっか」

麻理が僕に囁いて来た。


麻理の家の風呂は小さくて狭かった。

僕がまず湯船に浸かり、その上に麻理が。

父が子を膝に乗せるように、二人で入る。

時間が短かったのでお湯の量は少なかったが、二人が入ると水位はちょうど良いくらいになってくれた。


「ウチのお風呂狭くて嫌いだったけど、こうして密着できるのってなんかいいね」と麻理が言う。


僕の上でもぞもぞと動く麻理のお尻の感触。


「お母さん達も新婚の頃、こんな感じだったのかな・・・。

そっか、だから優実のすぐ後に私が生まれたんだ」

僕のちんちんはまた復活を始めていた。

当然麻理もそれを感じ取っていた。

立ち上がる麻理。

僕の目の前には麻理の下腹部が。


僕は麻理の腰を抱き、股間に鼻先を入れる。

濡れしたたる陰毛を分け、クリトリスに舌を這わせる。

麻理の声が浴室に響いた。

ひとしきり舐めさせた後、麻理は僕を立ち上がらせた。

跪き、僕のちんちんをぱっくりと咥える。


「ああっ」

初めてのフェラに、今度は僕の声が浴室に響く。

後々考えればそれ程上手なフェラでは無かったが、当時の僕には十分だった。

お湯に濡れていたため、麻理の口から漏れる音が大きく聞こえる。


駄目だ限界が近い。

それを伝えると麻理は背を向け、お尻を突き出して来た。


コンドーム未装着なのは判っていたが、気付かないふりで僕は後から挿入。

胸を弄り、クリを指でなぜ、そしてひたすら腰を振った。


「あ・・いい・・いく、いきそう!」

麻理の声が僕の射精感を高める。


「うぁ、いく、いくのぉ!」

麻理が僕の手を握る。

僕ももう限界だった。


出す直前に僕はちんちんを抜いた。

さすがに3回目だけあって、量は極少量だった。


「ん、別に中でも良かったのに。

どうせ少ししか出ないんだから」

へたり込んだ僕に対し、まだ大丈夫そうに麻理は言った。


「またエッチしようね。

サトシ君のおちんちん結構良かったし」

服を着て家に帰ろうとする僕に麻理が言う。


「あ、でも恋人になるとかの話は無しね。

家族の目もあるし、私も今年受験だから」
「う、うん」

釘を刺される形で僕は帰宅をした。


後日、僕は麻理と一度だけエッチをした。

その日も他の家族は留守だった。

その時に麻理は先日のビデオを見せてくれた。

驚いた事に僕が撮影をやめた後の行為も固定アングルで撮影されていた事だった。

正直理性を失っていた時の自分を見るのは苦痛だった。

麻理は違ったようだが。


その後すぐに叔父一家は離れた場所の新居に引っ越した。

移動不可能な距離では無かったが、そこまで行く理由が必要な距離だった。

春休みは終わり、僕は高校に入学。

友人との普通の遊びや恋愛にいそしむ事になる。


麻理とは何回か顔を合わせたが、あの時の事を口にする事は当然無かった。