0128
大学の研究室の後輩。

よく懐いてくれてる娘で、俺も妹みたいに可愛がってた。

ある時、研究室の飲み会のあと、なんか二人きりになった。

「どっか次の店行くか」と聞いたら、「ウチで飲みませんか?」と言う。

冗談か本気か判らなかったんだが、酔ってた勢いもあり途中のコンビニで酒買って、その娘のアパートへ。

その娘はあんまり飲めないんで、ほとんど俺だけ飲んでた。

一次会の続きみたいな感じで、研究室の話なんかしながら飲んでいた(俺だけ)。

そのうち、その娘が「ちょっと着替えてきます。

覗いちゃだめですよ!」とか言いながら隣の部屋に行った。

よっぽど覗いてやろうかとも思ったんだが、ガマン。

数分後、現われた彼女は、上はTシャツ、下はピンク色の短パンって姿だった。
その娘が数ヶ月前に彼氏と別れたことは知ってたんだが、あまりに妹的だったんで特にどうのこうのしようとは、その時まで思っていなかった。

まあ女には見えなかった、というところか。

しかし、その着替えてきた姿を見て、自分の中で、なんかパシって音が聞こえた。

(こいつの体、こんなにエロかったっけ)
普段はあんまり体の線の出る服なんか着てなかったし、なにより大学にいる時はほとんど白衣だ。

俺は彼女の、白い脚に見惚れていた。

そして、そのTシャツ短パンの姿で俺の隣に座って、烏龍茶を飲み始めた。

(警戒しとらんのか)と、俺は鬱になりかけた。

ちょっと気を抜くと、彼女の真っ白な脚を凝視してしまう。

それに気付くと「何見てんですか!」と冗談めかして怒られた。

(お前、理系童貞の前にその姿で現われておいて、『見るな』はないだろう・・)
その後、30分ぐらい飲んだだろうか。

頭の中は、「肩を抱きたい」「キスしたい」「ついでに脚に触りたい」・・・という妄想で一杯だった。

しかし理系童貞の悲しさ、どうすれば自然に肩を抱けるかなんて判らない。

悶々とする中、妄想が口から溢れ出てしまった。

「なあ」
「なんですか」
「肩抱いていいか?」
彼女が吹き出した。

それでもズリズリ俺の方に近寄って来た。

俺は肩に手を回した。

髪の毛からいい匂いがした。

キスをしようと顔を近づける。

なぜか彼女が吹き出した。

「なんで笑うんだよ」
「だって◯◯さんのそんな顔初めて見たから」
“初めて”という言葉に童貞は敏感なんだよ!
俺は「うるせえ」と言いながら、もう一回顔を近付けた。

彼女が目を閉じた。

唇を重ねた。

ヒンヤリとした唇だった。

ヤル前に別れた前カノ以来、3年ぶりぐらいのキスだった。

二、三回キスを繰り返しただろうか。

それでも溢れ出る妄想は止まらない。

「なあ、脚触っていいか?」
これはマジで怒られた。

妄想が完遂できずにガックシきたが、それでも彼女が俺の腕の中にいることには変わりない。

何度かキスを繰り返しつつ、彼女が目を閉じている隙に、そぉーっと脚に手を伸ばしてみる。

ヒザの辺りに手が触れた。

その瞬間、彼女が手で払いのける。

(脚触られるの、そんなにイヤなのか?)
俺は諦め、仕方なく胸を触ってみた。

なぜかこれはOKのよう。

よくわからんやつだ。

Tシャツの中に手を潜り込ませても何も言わん。

奇跡的な手際の良さで、Tシャツの中でブラジャーのホックを外す。

そして、乳房に直に触った。

彼女の口から声が漏れるようになってきた。

いつも大学で一緒にいる“妹”が見せる“女”の反応のギャップ。

俺は何度も何度もしつこく乳首を触り、その度に彼女が漏らす“女”の声に聞き入っていた。

「◯◯さん、エッチだよ」
彼女が言う。

俺はTシャツを捲り、乳首にムシャブリついた。

そして、そおぉっと脚に手を伸ばした。

今度は拒否られなかった。

“Mission Complete!”
スベスベした脚だった。

やっぱりしつこく何度も何度も撫ぜた。

「◯◯さん、エッチだよぉ」
妄想を完遂して少し冷静になった俺は、流れを切らないように、との童貞なりの状況判断で、彼女の乳首を咥えたままの姿勢でズボンを脱いだ。

彼女はそれに気付くと、手を伸ばしてトランクスの上から触ってくれた。

俺は心臓麻痺起すかと思うほどドキドキしながら、彼女のピンク色の短パンの紐をほどき、中に手を入れた。

我ながら“がっついてんな”とは思ったが、もう止まらん。

我が右手はパンツのゴムを中をくぐり、彼女の陰毛に辿りついた。

(これが陰毛か・・・)
初めて触る女の子の陰毛。

しみじみと感慨に耽っていると、彼女も俺のトランクスの中に手を入れてきた。

そして、低体温な手で俺様のを握ってくれた。

握ってくれるだけならまだしも、上下に扱き始めた。

(何するんだ、出てしまうやんけ!)
いたずらに感慨に耽っている時間は無さそうだ。

俺は彼女のピンクの短パンを両手で下した。

そしてそのまま水色のパンティーも下す。

彼女の白い肌の上に三角形に生えた、黒い陰毛が目の前に現われた。

もうこの辺りからは、エロビ等で仕入れた机上の知識総動員だ。

まず陰毛部分にキスをした。

彼女は「キャッ」と小さい声を上げて脚を閉じた。

「エッチ」
ありゃ、脚閉じられたら次に進めんよ。

しょうがないので、唇と乳首に交互にキスしながら陰毛を触り続けた。

「◯◯さん、エッチだよぉ」
そのうち少しずつ彼女の脚が開いた。

ヌルっとした感触。

夢中でそのヌルヌルを弄った。

彼女は俺の首に手を回して夢中で唇を吸っている。

ヌルっと指が入った。

やわらけえ。

あったけえ。

ここに入れるのか。

どんだけ気持ちいいんだろ。

中で指を乱暴に動かすと、彼女は今迄で一番大きい声を出した。

すらりとした長くて白い脚をM字に開いていた。

俺は起き上って彼女の両膝に手をかけた。

彼女は目を瞑って横を向いていた。

彼女の白い脚の間にはさっきまで指を入れていたところが、赤く、ヌラヌラと光っていた。

俺は脚の間に体を入れた。

(心臓が口から出そうになるとはこのことか)と思った。

彼女にキスをしながら右手で自分のを持って、おおよその見当をつけながら、入れようとした。

ここか?ちがうな、ここか?
あれ?場所がわからない。

ここか?
体を離して狙いを定めるのもカッコ悪いしなあ。

体中から汗が吹き出してきた。

そして、あろうことかチンコも少しし折れてきてしまった!
俺の異様な雰囲気に気付いた彼女が、「どうしたんですか?」と聞いてきた。

「いや、ちょっと、あのな。

緊張してな」
答えにならん。

察したのか、彼女は柔くなった俺のを握ってしごいてくれた。

もう片方の手を俺の背中に回し、キスをしながら何度もしごいてくれた。

俺のは再び固くなった。

そして、彼女は硬くなった俺のモノを握ったまま、的へと導いてくれた。

先っちょに例のヌルっとした感触があった。

いよいよ入る、と思った瞬間、また柔くなってしまった。

(なんでだよ・・)
涙が出そうだった。

「ごめん、なんかダメだ」
「どうしたんですか?あたしがいけないんですか?」
彼女も泣きそうな顔をしてた。

「そんなことはないよ。

俺、なんか緊張しすぎだ。

初めてなんだ」
彼女はちょっと驚いたようだった。

俺は彼女の脚の間から出て、彼女の隣りに寝っ転がった。

「ごめんな」
「初めてで上手くいかないのなんて普通ですよ。

私は時間かかってもいいですよ?」と、彼女は言ってくれた。

もう一回キスをしながら手でしごいてくれた。

硬くなった。

でもたぶん彼女に宛てがえば、また同じことだろう。

情けなかった。

「ほんとにごめんな。

たぶん今日はできないよ」
「そうですか。

でも◯◯さんの、こんなにおっきいですよ。

じゃあ、あたしが手で出してあげますね」
彼女はそう言うと、しごくスピードを上げた。

時々乳首を口に含んでくれるのが気持ちいい。

鬱状態だった俺にもすぐに絶頂がやってきた。

「出そうだ」と告げると彼女が頷いた。

彼女と舌を絡めながら、彼女の手の中で、俺は大量の精液を放出した。

「いっぱい出ましたね。

よかった」
チンコの周りを彼女がティッシュで綺麗にしてくれた。

その後、自分の手についた俺の精液を拭き取ってる彼女を眺めていた。

俺の視線に気付いた彼女は、「どうしたんですかぁ?」なんて言いながら笑ってる。

「今日はホントにごめんな」
「いいから気にしないで下さいって。

それ以上謝ると怒りますよ!」
彼女は俺の隣に寝転がった。

彼女が押入から出した一つのタオルケットに包まった。

裸のまま俺らは眠りこけた。

翌日(日曜日)、昼頃に目が覚めた。

俺はちょうど子供があやされるような体勢で、彼女の腕の中で寝ていた。

目の前に彼女の小振りな乳房があった。

ほどなく彼女も目を覚ました。

「おふぁようございまぁーす」
素っ裸で男と寝てるというのに、呑気な声だ。

「こんな姿勢で、寝にくくなかったか?」
「全然大丈夫でぇーす」
なんか、こいつがいままで以上に愛おしく思えてきた。

俺は寝惚けている彼女にキスをした。

そして、乳房を触った。

「◯◯さん、朝から元気ですねえ」
「なあ」
「なんですかあ」
「もう一回、試してみていいか」
「いいですけどぉ、無理しないで下さいね」
「うん」
俺は彼女にキスをしながら、右手を下に持っていった。

彼女の脚が開く。

寝起きだからなのか、なかなか昨夜のようにヌルヌルにはならなかった。

それでも乳首を吸ったりしているうちに反応し始めた。

タオルケットを剥いだ。

カーテンをしていても昼の部屋は結構明るかった。

「なんか、明るくて恥ずかしいな」と彼女が言った。

彼女の陰毛が、髪の毛と同じく少し茶色がかっていることに初めて気付いた。

俺は彼女の膝に手を掛けて両足を開き、体を進めた。

『今度は大丈夫だ』という確信が、なぜかあった。

彼女に宛がうと、あっけないぐらいにスルっと入っていった。

「入った」
彼女は俺の背中に手を回してキスしてくれた。

(やわらけえーっ!)
俺は再びエロビ仕込みの机上の知識総動員で、無我夢中で腰を振った。

そして童貞の悲しさ、ものの1分ぐらいで果ててしまったのであった。

「良かったですね」
疲れ果ててがっくりと覆い被さった俺に、彼女は明るい声でそう言った。

その後、二人でシャワーを浴びた。

「ちょっと目を瞑って下さい」
「何で?」
「中を洗うんです!」
・・・などというようなやりとりがあったり、彼女が俺のを洗ってくれたり、彼女に後ろから抱きついたりとしてるうちに、お約束通りそのまま二発目。

「今度は中には出さないで下さいね」
・・・とのことなので、タイルの上に。

そして、その翌週の土曜日、俺は彼女のアパートに転がり込んで同棲を始めた。

なにかと内省的な俺は、天真爛漫なこいつがいないと生きていけない、と思ったからだ。

俺らは研究室の連中にばれないように付き合い続けた。

卒業、就職と色々なと危機はあったが、なんとか付き合い続けることができた。

あの夜から10年以上経つ。

あの夜の彼女は、今、隣で寝息を立てている。

俺達は結婚した。

今年、二人目の子供も産まれた。

今でも妻とセックスするとあの夜のことを思い出す。

あの時、上手く入れられなかった俺に、もし妻が優しい、明るい言葉を掛けてくれなかったら、きっと鬱がちな俺は一生セックス出来ないようになっていたかもしれない。

俺を救ってくれた妻を大事にし続けようと思う。