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俺は中学から大学までエスカレーターの学校を高校入学時に受験、合格した。

俺のクラスは大半が中学から上がって来た奴ばかりだったので、受験入学組の何人かは新学期から何となく浮いていた。




その中に、色白でやや太めだが可愛い感じの女子がいて、俺は一目惚れ、二学期が始まる頃には付き合うようになった。




意外とスンナリと付き合えたのは、後で思うと彼女は俺の事をまんざらでもないと考えていたとは思うが、寂しさもあったのかもしれない。




部活に入っていない俺達は、放課後毎日お互いの家で遊んだり勉強したりしていた。


処女と童貞が始めて結ばれたのは、その年の秋だった。




それからは毎日毎日、本当に猿のようにセックスばかりしていた。




高3になっても、大学受験とは無縁の俺達は毎日、多い時では一日二回なんて事もあった。

ゴム買うお金が大変で、その為にお互いバイトしたり、時には外出しでやったりと…まあ、堕落した高校生活を過ごしていた。





ただ、三年になった時から少し状況が変わったのは、彼女(面倒なので圭子、俺は和重にする)がもて始めたという事。




元々ロシア係の血が入っていたのもあり顔立ちは良かったのだが、二年近くほぼ毎日セックスする事によって圭子の身体は細く、出るとこは出て引っ込むところは引っ込む、みたいな抜群のスタイルになっていた。




毎日一緒の俺としてはその変化にあまり気が付かなかったけど…

でも身持ちの硬い圭子は他の男に一切目も触れず、俺だけを見てくれていた。




そして大学進学時、お互い第一志望の同じ学部に進学する事になり、新しい生活が始まった。




大学になると、今度は下から上がって来る奴よりもう断然大学受験組が多くなり、俺達の周りは初めて見る面々ばかりだった。




そして、俺達の歯車が狂い始めた…



あいつの存在によって。




俺は体育系のサークル、圭子は文科系のサークルに入部する事になった。


大学生となると、授業やサークル、コンパやバイト等でかなり忙しくなり、自然と圭子と会う時間も少なくなっていった。

しかし、それでも週に三回は会ってする事はしていたので、俺は圭子との関係は今まで通り良好で、このまま行くと結婚するのかな…とまで考えていた。




七月も終わりに差しかかった時だったと思う。

丁度今くらいの季節だった。


大学進学以来、お互い忙しくてなかなかゆっくり過ごせなかった俺達は、一ヶ月も前から連休を利用した旅行を計画していた。




なのに、三日前にドタキャンされてしまった。




勿論そんな事は始めてだ。

寧ろ、俺との時間は他をキャンセルしてまで取ってくれるのが当たり前だった。

高校生の頃までは。




圭子に理由を聞いても、家の事情、としか言わない。

自宅を敢えて出て中目黒で一人暮らしを始めた圭子。

そのせいで親とうまくいってないのか、等真面目に心配していた当時の俺…

ただ、理由を言っている時の圭子の眼差しは、何となく挙動不審だったのはよく覚えている。

何故なら、それまで圭子は俺に対して全面的な信頼を置いていた為だと思うが、一切曇りの無い、真っ直ぐな瞳で俺をいつも見つめていてくれていたからだ。




だから、あんな他人行儀の眼差しは今でも忘れられない。




連休に何があったのかは知らなかったが、翌週から明らかに圭子の態度が変わった。


週三で会っていたのが週二、週一と、どんどん減って行った。


しかし、俺にとってもっと耐えがたかったのは、外で俺と会っている間、圭子はずっと落ち着かない様子だった事だ。

常に誰かの視線を気にしている様な感じ…



部屋に上がる機会もどんどん減っていった。


部屋もだめ、外もだめ…



一ヶ月に一度しか会っていない事に気付いた時には、圭子は他の誰かの事を好きになったのかもしれない、と考える様になった。




でも、臆病な俺はそれを認めたくなく、平静を装い続けた。

今思うと、誰の為にそんな事をしていたのか…時間の無駄だと分かるのだが。




そして1~2ヶ月経過した残暑がまだ厳しい季節だったと思う。

相変わらず俺は躊躇しながら意味なく時間を浪費していた時だ。


たいした親しくも無い圭子のクラスの同級生にこう言われた。




「圭子ちゃんと忠夫、いい感じだよ。

美男美女というか。

お前、頑張れよ」

多分、こいつ的には俺を励ましたつもりだろう。




でもこれで認めざるを得なくなった。

圭子には想いを寄せる男がいる事を。


それでも尚グズグズしている俺に決定的な事があった。


圭子にはぐらかされる事が多くなった俺は、何を好んでか野郎達三人と、屋内型のプールに行ったのだ。

野郎の一人が水泳部で、いろいろ試したい事があるやらなんやらで…理由詳細はスレチなんで省きます。




そこでバッタリと圭子に会ってしまった。

正確には、圭子は連れの男と一緒、二人は話に夢中で、スレ違う俺の存在には全く気付いていなかった。




二年ぶりに見る水着の圭子は白っぽいビキニで、大きな胸がはみ出るような比較的小さなものだった。

細い腰に、やらしく張り出したお尻を隠す程度のパンツ、真っ直ぐに伸びる長い脚、所謂抜群のプロポーションだった。




男連中が振り返るのも無理は無いと思えた…最近はご無沙汰だが、こないだまであんなイイ身体を抱いていたのかと思うと、優越感とも敗北感とも言えない妙な気分だった。




ただ、隣にいたタダオも背が高く、胸筋が発達した、それこそ外人モデルのような体つきをしており、このカップルは明らかに他と違うオーラのようなものがあったと思う。


170センチ少々でスポーツしてる割りにはそれ程筋肉質でない俺は、そんな二人に声をかけるどころか、その後鉢合わせにならないようにコソコソしてしまった。




圭子の彼氏は俺なのに…

我ながら情けない…



タダオとは四月に一度話した事があるが、彼は北海道から出て来ており、一浪して入学、だから俺達より一歳年上になる。

物腰の柔らかい爽やかな、正に好青年だった。

つまり、非の打ち所がない無い奴だった。


だから俺は水着で仲良く歩く二人を見ても、タダオの事を憎い、とは思えなかった。

男としては情けない話だが。




自宅に戻ってから、自分自身への苛立ちやら嫉妬心で気が変になりそうだった。


いい加減、自分の情けなさに腹が立ち、俺はどうしても白黒はっきりつけたくなった。

玉砕覚悟のこの思いは、今思うと自己暗示にかけて現実逃避しようとしていたのかもしれない。




俺はそれから間もなくの日曜日、圭子の部屋で話がしたいと言ったのだが、案の定というか、断られた。

サークルの件で大学に行かなければならないと言う。


ならば大学で少しだけ時間をくれと迫ったが頑なに拒否された。


俺は暫く考えたが、この時ばかりはあとにひけず、大学まで行く事にした。




でも…その日大学はアナリストだかTOEICだかの試験で、関係者以外一切立ち入りできなかった…圭子は俺に嘘を付いたのだ。

今まで何度もズラされたりしたが、この時は本当にショックだった。


認めたくない事実を認めざるを得なかった。




俺はフラフラと圭子の自宅へ向かった。

居るはずもないのに。


そして中目黒の改札を出ようとしたところで圭子の友人の葉月が改札に入ってきた。

彼女は太一という男と一緒だった。




太一は中学から上がって来たいけすかない奴で、女ばかりを追いかけてるような馬鹿男だった。

でも、そこそこイケメンなので女受けは良い…俺は当然大っ嫌いだけど。


葉月は俺を見つけるとギョッとした顔をした。

太一は面倒くさそうに上から見下ろす様に俺を見た。




「あ…和重君、どこ行くの?」

明らかに動揺する葉月だったが、それよりも太一の憮然とした態度がムカついた。




「ああ、圭子の家だよ」

「圭子、居ないよ。


「えっ?…あぁ、そうか」

何となくこの二人と関わりたくなかった俺はそのまま改札を出ようとしたが、葉月が何を思ったのか、俺の腕を掴んで離そうとしなかった。




「なに?葉月ちゃん、痛いよ」

「圭子いないってば」

「分かったって。

とにかく皆の迷惑だから離してよ」

この時点で何かおかしいと気付いた。




俺は葉月が腕を離した瞬間、改札を出た。

すると葉月は慌てて太一に何かをけしかけるように言うと、太一は身を大きく乗り出して俺の胸ぐらを掴んだ。

殆ど話した事のない男にいきなり胸を掴まれ、俺はかなり頭にきた。




「なんだよ、離せよ」

「お前、葉月が行くなって言ってんだから行くんじゃねえよ」

「なんでお前に言われなきゃなんないんだよ、離せ」

それでも離さずに、改札機の上から強引に引き寄せようとする太一に俺は逆上し、奴の胸ぐらを掴み返して大声をあげたところで駅員二人に制止された。




駅員が制止してくれなければ、この時の俺は確実に太一を殴っていたと思う。


二人の態度に頭にきたというのもあるが、圭子に対する苛立ちの方が大きかったと思う。


あっという間に人だかりができ、その輪の中で動揺する二人を見ながら俺は駅を後にした。




二人の態度から何となく胸騒ぎを感じていた俺は急ぎ足で圭子の家に向かった。


アパートの三階の圭子の部屋の前に立ったが、窓の中は真っ暗で人気はなかった。


やっぱり居ないのか…何となく拍子抜けした俺は、何気にドアノブに手をかけて回してみた。


すると鍵が掛かっておらず、ドアは開いてしまった。


家に居る時でさえ必ず鍵をかけるはずなのに…

俺はゆっくりとドアを開けた。

そして、すぐにその理由が分かってしまった。




最後にドアを閉めたのは圭子ではない。

28cmくらいはありそうな、大きなスニーカーの持ち主の男だった。


「やっぱりそういう事か…」

今まで認めたくなかった事が、次々に事実として表面化してくる。




圭子の部屋の構造はよく知っている。


俺はゆっくり身を屈めながらリビングの隣の六畳間を覗こうとしたその時、圭子の携帯の音が鳴り始めた。




俺は心臓が止まるかと思ったが、圭子は全く電話に出ようとせず、放ったらかし。

本当は誰も居ないのか?、と思い、薄暗い部屋の奥が見えるところまで入った時、視界の先のベッドの上で圭子の姿が見えてしまった。




一見、圭子が一人で裸でうつ伏せになっているように見えたのだが、目を凝らしてみると、圭子の下に男が寝ているのが分かった。


薄暗い部屋の中では浅黒く日焼けした男の体が回りと同化しているように見えただけだった。




一瞬、軽いパニック状態になり、何が起きているのか理解出来なかったが、ゆっくりと前後に頭を振る圭子を見て、すぐに状況を理解した。


二人は69をしている最中だった…

俺は瞬間、目を逸らし後ろを向いた。




大好きな彼女が、床に無造作に転がる鳴り響く携帯には目もくれず、他の男を一心不乱にフェラしている姿を見て、現実感が無いと言うか…馬鹿見たいな話だが、頬をつねったりしていた。




しかし微かに聞こえる圭子のくぐもった喘ぎ声…現実のものであると理解するには充分過ぎた。




俺は飛び出して男をぶん殴るべきか、いや、不法侵入で訴えられないだろうか、それよりも圭子が傷つくのでは?…いや、浮気した圭子も殴ってやろうか…一生懸命冷静さを保とうとすればする程混乱していた。




そうこうしていると、男のボソボソとした低い声が聞こえ、ベッドが大きく軋む音がした。

俺は見つかるかも、と思ったが、足がすくんで動けない…



次の瞬間、「あ、あんっ!だめっ…」という大きな圭子の声が聞こえ、次第にリズミカルな肉のぶつかり合う音が聞こえ始めた。




再びそっちの方をゆっくり覗いてみると、圭子はバックで男に責められていた。

目を凝らして男の顔を見てみると…男はやはりタダオだった…

圭子は頭をベッドに突っ伏してお尻を高々と突き出す様な形でタダオに突かれていた。




角度的にはタダオに見つかる可能性もあった為、俺は目を伏せがちにしていた。

また圭子の携帯が鳴っていたが、圭子は喘ぐばかりで、完全に携帯の存在は無視している。


そして、「もうだめ…お願い、ねぇ、お願い…」という圭子の声がしたので、チラっと覗いてみると体勢を変えようとしているところだった。




圭子の膣からタダオのあそこが引き抜かれた時、バチンと音がしそうな程、真上を向くこん棒のようなベニスが見えた。


暗がりの中でそそり立つあそこは、体格に比例して大きかったと思う。




仰向けになる圭子に、あそこを下向きに押さえ付けながら挿入していくところまでが見えた。


タダオは圭子の両胸を揉みながら、一生懸命ピストンさせていた。




暗がりの中でも、はっきりと腹筋が割れているのが見え、全身に力が入っているのか胸筋も丸く盛り上がっていた。

タダオの動きは滑らかで、全身を弓の様にしならせるようにしながら出し入れしていた。


間もなく目にも止まらない位の早さでピストンしたかと思うと、圭子の「んはっ、だ、だめ…イクッ、イクイクッ!」と言う声が聞こえ、タダオは圭子の上にグッタリと覆いかぶさっていった。




圭子は俺が今まで聞いた事もない様な声をあげていた。




二人は繋がったまま、唇を貪る様にキスをしていた。

いつまでもいつまでも…



俺はゆっくり部屋を出た。


さっきまで太陽が出ていたのに、外は土砂降り。


その後どうやって家に戻ったのか、正直覚えていない。

頭が真っ白、本当に何も考えられなかった。




しかし、その日の夜になって届いた圭子からのメールで一気に現実世界に戻ることができた。

圭子の方からメールしてくるなんて、最近では珍しい。


俺はすぐリメールする気になれず、暫く放っておいた。




圭子からのメールが三通届いたところでやっとリメールした。


圭子からのメールは、「今何してるの?」だの「今日の雨凄かったね」だの、他愛のないものだった。

俺達、そんなくだらない内容でメールやり取りする程、仲良かったっけ?なんてひねくれた事を思いながら…

確か「そうだな」の一言だけ返したと思う。




圭子からのリメールはすぐだった。




「今日何してたの?」

「別に」



俺はイエスかノー、別に、と言う言葉で殆どを対応した。


暫く間をおいてから圭子からメールが入った。




「今日、私の部屋に来てくれたりなんかした?」



俺はこれでピンと来た。


駅での葉月の抵抗、頻繁に鳴っていた圭子の携帯…

つまり、あの日四人は中目黒の圭子の部屋で集まっていたんだろうと。


タダオを置いて葉月と太一が帰ろうとしたらバッタリ駅で俺と会ってしまったと。

それで一刻も早く圭子に知らせる為に、葉月は何度も圭子の携帯に連絡を入れたと。




タダオとのセックスがひと段落してから葉月に連絡し、俺が圭子の部屋に向かったかもしれないという話を聞いたと…それで事実確認の為、自分からはしたくもないメールを俺にしたという事。




俺は飛んだピエロだ。

葉月や太一は俺と圭子が付き合っているのを知っていながら…



「行ったよ。

葉月に止められたけどね」

そうリメールしてから間もなく携帯が鳴った。

圭子からだ。




「もしもし…」

怯えるような圭子の声。

俺は平静を保つのが大変だった。


そして、圭子は言った。




「大学行ってるって言ったのに、なんで来たの?」

「行っちゃマズイのか?」

「そんな事ないけど、なんでわざわざと思って…」

「お前、大学で今日なにやってたの?」

「だからサークルの打ち合わせがさ…」

言い終わらない内に俺は言った。




「お前今日大学で何の行事やってたか知ってるか?」

「えっ?…って、え?」

「今日は一般人向けの試験の日。

学生は一切立ち入り禁止」

「えっ?…いや、え…そんな…事…」

圭子は激しく動揺していた。




「お前また嘘ついたな?最近俺を騙してるだろ?」

「………」

「お前、そんなに嘘つきだったか?なんなんだ?」

「…ごめんなさい…」

消えそうな声で謝る圭子。




「俺達付き合ってるんだよな?何を隠してる?」

その後、泣きながらひたすら謝る事しかしない圭子にイラついた俺は、はっきり言った。




「お前、タダオとよろしくやってんだろ?」

「………」

「知ってんだよ。

お前さ、これって浮気だよな?俺って一体何なんだよ?」

それでも尚泣きながら謝るだけの圭子。




「圭子、俺と別れたいのか?タダオと付き合いたいのか?」

「…わかんない…」

「わかんないじゃねえだろ!順序が逆だろ?お前、人として最低の事やってんだぞ!」

絶句した圭子の嗚咽だけが受話器から聞こえるだけ。

俺のイライラは頂点に達しようとしていた。




「タダオに抱かれて気持ち良かったか?付き合ってる俺とは全然しないのにな」

「…………見たの?」

「鍵も掛けないで大声で喘いでるくせによ。

見たんじゃねえよ、見えたんだよ!」

「…ひどい…」

「お前に言われたくないよ!この半年間俺を騙しやがって…」

「…見てたなんて…最低…」

「お前いい加減にしろよ。

本気で怒らせんなよ…しかしタダオもいい奴だと思ったのに…人の彼女寝とるとは…」

「和重と私の問題…タダオ君は関係ない…」

「お前馬鹿じゃないか?関係ないわけないだろ。

あいつ何考えてんだか…あいつ呼び出して聞いてやろうか…」

「やめて。

それは絶対やめて」

いきなりはっきりとした口調で言う圭子。




「なんなんだ、お前…」

「お願い、彼は関係ないの、本当なの…」

俺は圭子の言ってる意味が全く分からなかったが、いろいろ聞き出してやっと理解できた。

つまり、タダオは俺と圭子の関係を知らないという事だった。

圭子はタダオに言えずにいたらしい…



都合のいい女だ…半年間俺を騙し続け、自分の都合の良いように振る舞う圭子。

本当にこれは圭子なのか?と思える程、変わってしまったと思った。


でも、浮気相手をかばう圭子の言葉は、正直キツかった…



俺はタダオに話そうと思った。

俺を騙し続けておきながら、タダオには会うなという圭子の身勝手が通るはずがない。


そこまで舐められるわけにはいかない。




俺は知人から聞き出したタダオの携帯に連絡した。


第一声からタダオの人の良さが現れていた。

本当に、やっぱりいい奴だった。

考え様によっては、タダオも犠牲者だ。


俺は感情を抑え、圭子とは高校からの付き合いである事、そして今も続いている事を伝えた。




当然、タダオは驚いていた。

そして俺に謝ってきた。


タダオに謝られる筋合いはなかったが、更に彼は圭子とはすぐに別れると言ってきた。

タダオは、圭子とは「付き合う」という明確な意思表示はお互いないままここまできてしまったが、タダオの中では完全に「付き合っている」ものと考えていたとのこと。

する事してるんだし、普通男はそう思うだろう。




タダオには、今まで通りの関係を圭子と続けて欲しいと言った。

真面目なタダオは、それは出来ないと言っていたが、俺のプライドの為にも今までと同じ関係を続けて欲しいと頼んだ。




正直、根拠のない意味不明なプライドであったが、タダオは渋々了解してくれた。


かと言って、この時点で俺は圭子と別れたいとは心の底からは思えないでいた。

圭子の心は俺には全く残っていないとは思っていたが、これまでの三年間の歴史が心にあり、期待感みたいなものがこの期に及んでも残っていたのだと思う。




その翌日、圭子から連絡が来た。

当然、俺にとっては不本意な内容だった。


「どうしてタダオ君に言ったの?彼は関係ないって言ったじゃない」

ややヒステリックに突っかかってくる圭子。




「関係ないわけがない。

君の身勝手さが招いた結果だと何故気付かない?」

「タダオ君まで傷つける事はないと思う。

傷つくのは私達だけで充分でしょ?」

「私達?傷つくのは俺一人だけだろ。

俺がどれだけつらい思いをしていたのか考えた事があるのか?大体君は俺との関係をどう考えてるんだ?」

電話はいきなり切れた。




このやり取りでやっと俺は圭子を諦める決心がついた。


それから春の新歓の季節になるまで、俺達三人はニアミスする事もなかった。

俺自身、最低限の単位を取る為の授業しか出なくなったし、後はサークルだけ。

圭子とはあの日以来全く連絡はとっていなかった。




タダオとの始まりがそうだった様に、俺との終わり方まで曖昧にするつもりなんだろうな…とボンヤリ考えていた。




そして、再び俺はショッキングな場面に遭遇する事になる。




うちの大学だけかもしれないが、新入生の勧誘の為に、特に文科系のサークルが手の混んだ出し物を各部室で行う。

体育会系と違い、比較的大きな部室を与えられるので、各部かなり気合を入れて取り組んでいた。




俺はクラスの悪友に頼まれ、囲碁研究会なる怪しげなサークルのサクラをしていた。


こないだまで高校生の若者が興味を示すはずもなく、閑古鳥の部室から部員が一人二人と消えて行く…馬鹿らしくなった俺は、奥のダンボールの山に乗って昼寝をしようとした。




しかし、昼寝どころかすっかり眠ってしまい、目を覚ますと外は薄暗くなっていた。


人に頼んでおきながら放ったらかしとは、なんて苦笑いしながら起き上がった。

物音一切聞こえない、静まりかえった校舎内を歩き出すと、イキナリどこかの部室の隣の狭い準備室を飛び出して向こう側へ走り出す葉月をみかけた。


「じゃあね」とか、準備室内の誰かに向かって言いながら出て行った。


葉月と圭子は同じサークル。

準備室に誰かがいると思っただけで緊張してしまった。


何食わぬ顔をして前を通り過ぎようとした時、やはりというか…圭子の声が聞こえた。


「もう皆帰ったよ。

早く迎えに来てね~」みたいな会話だったと思う。




圭子は一人、でもここに誰かが迎えに来る…タダオだろうか…

そう思うと最後まで見届けたくなり、俺はそのまま隣の部室に身をひそめる事にした。




久しぶりの緊張感だった…



約20分後、近づいて来る足音が隣の準備室に入っていった。


二人が話し込む声が聞こえたが、男の声が低くてよく聞こえない。


俺は半年前と同じ様に、ゆっくりと準備室のドアから一歩入り、雑然と配置されたロッカーの影から中を覗いた。




「誰か来たらどうすんのよ」

「来るわけないじゃん。

この建物自体、もう誰もいないよ」

どうも声が違う様な気がした。

暫くタダオの声を聞いていなかったのもあるかもしれないが。




二人の声が聞こえる方を見ると、椅子に座る男の上に乗っかって抱き合いながらキスをしているカップルが見えた。

それ程広くない部屋なので、かなりの至近距離、後ろ姿ですぐに圭子である事は分かった。




お互いの頭を抱きかかえる様にして顔を左右に振りながらの激しいキス、情けないがそれだけで俺は勃起してしまった。




長いキスが終わり、二人が唇を離した時にやっと男の顔が見えたが、俺は一瞬目を疑った。




そこにいたのはタダオではなく、太一だった…



何故圭子と太一が?



俺は混乱した。




太一は葉月と付き合っていたのでは?



俺の知る限り、タダオと太一は正反対の人間。


誠意ある好青年のタダオは男女両方から信頼されている。

対して太一は自分の性的欲求をまず第一に考える女ったらし…成宮似の甘いルックスに騙される女は多い。




葉月は単なるセフレか?

なら、圭子は?



圭子は懸命に太一の耳元を舐めあげており、太一は薄ら笑いしながら両手を圭子のミニスカートの中に入れてお尻を撫で回していた。




太一は圭子を促すと、人来たらどうしよう、と言いながらも太一の前に膝間付いて急いで太一のジーンズを脱がせにかかっていた。

太一は黙って圭子を見ているだけ…

トランクスからやっとの思いでペニスを引っ張り出す圭子。




俺はそれを見てギョッとした。


相当でかい。




多分、俺やタダオとは比べ物にならないくらい、大きかった。


世間の女達はこの巨大なペニスにやられたのかな…圭子もその一人か…とか考えていた。




下半身裸の太一の膝の間に正座した圭子は、両手で扱き始めた。




「ふふっ…マジ大きいよね…やらしい…ホントに、いやらしい形…」

そう言いながら徐々に口に含んでいった。


太一は目を閉じなから天を仰ぐようにしており、片手で圭子の髪の毛をぐしゃぐしゃにしながら煽っていた。




圭子は懸命に前後にスライドさせており、信じられないくらい深く深く咥えていった。

おかしな話だが、圭子の後頭部から太一のペニスが飛び出して来るんじゃないかと思うくらい、奥まで飲み込んでいた。




その時、廊下をこちらに向かってくる足音が聞こえた。


俺はハッとしたが、逃げ場がない。




太一も「やばっ!誰か来る!」と言って軽いパニック状態。


すぐに電気を消して暗くなる部屋。


俺は三人に見つかってしまう事を一瞬で覚悟した。




体が固まったまま、呼吸する事も出来ない状態だったが、廊下の足音は部屋の前を通り過ぎていった。


ホッと胸をなでおろし、二人の方を覗いたがそこに二人はいなかった。


どこに隠れたのか、もう一歩踏み出そうとした時、耳のすぐそばで圭子の声が聞こえた。


俺が身をひそめていたロッカーの裏側に二人はいた。


二人は隠れたつもりなんだろうが、ロッカーひとつ隔てたところに俺がいる。

距離にしたら50センチも離れていない。


暗い部屋の中で、俺は息を潜めて聞き耳を立てた。




「もう行ったな」

「びっくりしちゃった…やっぱ帰ろうよ…」

「…ほら圭子、大丈夫だって…」

「もう…んふ…むは…ん」



ピチャピチャと唾液を絡ませるような濃厚な音が耳のすぐそこで奏でられていた。

姿は全く見えないが、逆に想像力を掻き立てられて、あそこは痛い程に硬くなっていた。


唇を貪るような音と、ロッカーに体がぶつかる音が暫く続いた。

そして、一瞬静かになった後。




「あんっ!…あぁぁ~ダメ…ダメダメ」

次第にギシギシというリズミカルな音が大きくなっていった。

どういう体勢か分からないが、セックスしているのは明らかだった。




「なんか、めちゃ興奮するな…圭子は?」

「あっあっあっあっ…ダメ…あん、気持ちいい…」

「なぁ、興奮してるんだろ?ハァハァ…」

「あん、ん…してる…してるぅ…」

「…でもね…ここ窮屈なんだけど…うまく動けない…」

「ん…あ、あっち行く?…」

さっき太一が座っていたソファーに向かっていく圭子と太一の後ろ姿が見えた。

外の街灯の灯りでボンヤリと見えたが、二人とも下半身だけ裸だった。




下半身だけだが、久しぶりに見る圭子の裸は相変わらず綺麗で、エロかった…

圭子はソファーに仰向けに寝るとすぐに太一が覆い被さっていった。


太一の汚い尻の間から巨大な亀頭が重そうに頭をもたげているのが黒く見えた。


それを入れた途端、小刻みにピストン運動を始める太一。




「よし…全部入れるぞ…」

そんな事を言っていたと思う。

太一は圭子の両足を抱えるようにした。


結合部分がかすかに見えた。


信じられないくらいの太さのペニスの三分の一が出し入れされていたが、太一はゆっくりと残り三分の二をめり込ませていった。

そう、本当にめり込むって感じだ。




「あぁぁっ!あぁぁっ!ダメ!壊れちゃうっ!」

「入ったぞ…全部入ったぞ…ああ、マジ気持ちいい~」

「ん、あぁぁ!…届いてる…すご…」



グチグチと卑猥な摩擦音が響き始めた。


そして、あれだけの長大なものを全て受け入れる圭子。




「だめ、だめだめ!…こんなの…あはぁっ…イク、もうイク!…きてぇ!ねぇ、きてえぇー!」



圭子は両手を太一の首に回して引き寄せ、キスをせがんでいるう。


太一はキスに応じながら腰をじわじわとストロークさせていた。




「んはぁぁぁっ!イクッ…」



すぐに圭子はイッてしまったようだが太一の腰は止まらない。


圭子は聞いた事もないような、正に断末魔のような声を出していた。




「分かったよ…じゃ、ほら…」



太一は圭子を起こしてソファーに座らせた。

そのまま足を開かせて正常位の形で再び挿入していった。




「ひっ…んぁぁぁ~、入りすぎ…奥が…」



太一は無言で腰を降り続けていた。

五分程、全く休まずにひたすら腰を動かし続けていた。


その間、圭子は何度もイッているようだった。




「もう…だめ、本当に…頭おかしくなる…」

「ハァハァ…俺も…イクぞ…出すぞ…ハァハァ」

「イッて…早く…イッて…たくさん、頂戴…」



太一は圭子の両足を抱えたまま、ソファーの背もたれを掴むと、凄まじい勢いで腰を動かし始めた。

圭子の足は真上を向くどころか、殆ど体が折り重なるような状態だった。




「おああ、出るっ!出るっ!」



太一は咄嗟にペニスを抜くとソファーの上に立ち、圭子の顔の前に持っていった。


太一は強引なまでに腰を振りながら圭子の口中に射精していたようだ。


全てを出し切った後、太一はソファーにどかっと座った。

黒いシルエットのペニスは全く硬さを失っていないようだったが、驚くべきはその大きさ。

ヘソの高さを余裕で超えていた。




あんなのが全部入っていた圭子のあそこ…空恐ろしさすら感じた。


圭子はティッシュで口をふいた後、太一のペニスに再び指を絡ませ始めた。


そしてまた、ゆっくりと顔を近づけていった。


その後暫くして今度は圭子の方から太一に跨っていった。




「ははっ、またかい?」

「だって…なんか、凄く興奮しちゃって…」

お互いその一言を話した後、圭子は手でペニスを自分のあそこに当てて、少しづつ腰を下ろしていったようだ。




その後、圭子は手でペニスを自分のあそこに当てて、少しづつ腰を下ろしていった。


やはり、三分の一程度しか入っていないようで、ゆっくりゆっくりと小さなストロークで上下に腰を動かしていた。




間もなく太一は我慢出来なくなったように圭子の腰を両手で掴むと、自分の腰を突き上げる様にしていった。




圭子は半泣きの様な声で何かを言っているようだった。

腰を掴む太一の指が圭子の柔らかい腰から尻にかけての肉に食い込んでいたので、多分深く挿入されるのに抵抗していたんだろう。




しかしじわじわと、でも確実に巨大なペニスが埋まっていき、完全に埋没してしたようだ。




圭子は耐える様に声を押し殺し、一心不乱に太一とキスしていた。


暫く動かずにいると馴染んできたのか、太一に促されながら腰を前後に動かし始めた。


太一は圭子のシャツとブラをたくし上げて、胸を懸命に愛撫しているのが見えた。


薄暗闇の中でひとつになって怪しくうごめく情景はエロかった。

凄く…

圭子の腰の動きがある時点から急に激しくなると、一気に上り詰めてしまった。




「あっ、あっ、あーっ!あー!」

「いいよ、圭子!もっと動かして!」

「ずるい、こんなの…太一の…凄すぎ…」

「お前だって腰やらし過ぎだって…」

「また、イクッ…また…あふんっ、ん、んん!」

その瞬間、圭子のお尻を持ち上げてズルっと引き抜く太一。




「ええっ?な、なんで…入れて…ね?…」

「圭子、俺の事好き?」

「好き好き好き!大好きよぉ…ねぇぇ!」



腰をクネクネと振りながら媚びる様な声を上げる圭子。




「俺のチ○ポ、デカイだろ?」

「大きい…大きいから…早くぅ」

「ハァハァ、タダオよりずっといいだろ?俺のチ○ポ」

「いい、タダオ君より、ずっといい…」



太一が手を放すと、慌てて腰を下ろして一気に奥まで飲み込み、狂った様にくねらせると、廊下まで響きそうな大声をあげてイッていた。


太一はまだまだという感じだったが、俺はそこまで見届けてから部室を後にした。

ショックが大き過ぎた。




最初は俺も勃起していたが、正直なところ女の底しれぬ性欲を目の当たりにして、後半すっかり萎えてしまっていた。


圭子の事はキッパリ諦めていたが、今回の件で、俺は圭子に対する軽蔑にも似た感情を抱いてしまった。


こんなに軽い、淫乱な女だとは思わなかった。




……後で聞いた話だが、タダオは俺から話を聞いた後間もなく、やはり圭子とは別れていた。

真面目で義理固いあいつらしい。

圭子には所詮もったいない相手だったのだろう。




六月頃から俺は大学の授業に顔を出すようになったのだが、一度学食で二人とすれ違ったことがあった。


それぞれ一人でいる時だったが、太一は相変わらず上から目線でチラッと俺の顔を見ただけ。




圭子も俺と目が合ったが、すぐに無表情に目を逸らされた…まるであかの他人のように。




この時はかなり凹んだね…なんか圭子との思い出までもが否定されたみたいでさ。

結局、その後圭子と話す事は一度もなかった…



その後の話だけど、俺の残りの大学生活は子供の頃からの夢を叶える為の二年にした。


圭子との一件でいろいろ考え、なんの為に親に大学に通わせてもらっているのか、俺のすべき事、やりたい事は何か真剣に考え、とにかくがむしゃらに夢を追いかけることにした。




意味のない復讐心みたいなものもあったかもしれない。

とにかく、モチベーションを長く維持する事ができた二年だった。




卒業後の話だけど、タダオは国家公務員上級職に合格、地元に戻った。

自分に厳しいあいつらしいと思った。




あの二人は…太一は辛うじて卒業したものの、就職は出来なかったはず。

圭子は埼玉の小さなシステム会社に就職したと聞いた。


俺は夢を実現させることが出来た。




こないだ長い訓練が終わり、やっと一人立ちできるようになった。


俺は、二人を遥か上空から見下ろす雲の上が仕事場です。




訓練が終わったら結婚しようと話してきた彼女と、今年の12月に式を挙げる予定。


少し特異な経験ではとずっと思ってたので、なかなか人には言えなくて…



本当はこのスレは荒らしが多数いるみたいなんで、最初別スレで話してました。

でも、逆に無反応だったもので誘導されてこちらに来ました。

思っていたよりもここは以外と荒らしも少なく、皆さん良い人達で安心しました。


だらだらとした文章に最後まで付き合ってくれてありがとう。


彼女にしか言えなかったトラウマをここで晒してホントにスッキリしました。


思い残す事なし!