kimamamh550206



スペック

俺 30台半ば リーマン ガリ フツメン

嫁 同い年 リーマン ちょいぽちゃ 結構美人

娘 2歳 めちゃくちゃ可愛い

結婚8年目 結婚前9年半交際

俺の実家で俺の母と4人暮らし

嫁との夫婦生活は結婚2年程から徐々に悪くなっていた

大喧嘩をする訳ではないがお互いの嫌なところが目に付き

話題も日に日に減っていた

そんな関係だったが4年程前に嫁が子供が欲しいと言い出した

その頃には俺の頭には離婚がチラついていて

子供を持つ事に嫁ほど積極的にはなれなかった

だが嫁の要望は強く子作りをすることになった

しかし簡単には子供は出来ず初期的な不妊治療も受けた

そしてようやく子供が出来たのが3年前の事だ




妊娠発覚後俺たちは完全なセックスレスになった

妊娠中はまだしも子供が産まれてからもそれは変わらなかった

10ヶ月ほど前からは寝室も別々になった

性欲の処理はもっぱらオナニーだった 嫁が寝た後だ

それは結婚当初からしていた

嫁に現場を見られたこともあるww

デリヘルに手を出し始めたのは5ヶ月ほど前からだ

それまで俺はただの一度も風俗を利用したことは無かった マジで

でも 風俗行って人生変わった みたいなスレを見て関心はあった

初めてのデリヘルは感動こそ無かったがこりゃ良いもんだと単純に思った

当たった嬢も良い娘だったし何よりオナニーに比べれば格段に気持ち良い

女の子の肌の感触も無性に心地良かった

それから俺はまあまあのデリヘルユーザーになった

月1だったのが隔週、週1と増えるのにそう時間はかからなかった

でも抜いてもらうだけで特にそれ以上の事は起こらなかった

嫁には今でもばれていない自信がある

相当なクリーチャ―に当たったこともある

でも大抵はそれ程美人ではないにせよ許せる範囲の娘とプレイした

お気に入りで3回呼んだ娘もいる

そうこうしている時に嫁が突然声を荒げた 

俺のデリヘル通いが露呈した訳ではない

ただ俺との夫婦生活がもう限界だとの事だった

俺も夫婦生活の限界はとうに感じていたので

離婚について真剣に考えた

でも子供は可愛くて好きだったし片親にしたくないと思った

俺は嫁に治せる所は治すからもう少し頑張ろうと提案し、そうした

だがデリヘルはやめなかった

それとこれとは別問題と言う身勝手な考えからだ

そんな時彼女に出会った

その日は何度か使っている店の新人を予約していたのだが

予約時間間際になって急に来られなくなったとの連絡が入った

店側は別の娘をよこすと提案し俺もそれを了承した

店のHPには載っていないスレンダーだが胸もある娘とのことだった

俺はホントかよと思いチェンジも辞さない覚悟で嬢の到着を待った

ドアのチャイムが鳴った

開けたドアの前に立っていたのは

カーリングの本橋麻里に似た女の子だった

身長は158位 スレンダーとは言い難いがストライクゾーンだった

※以下、マリ


マリはスカルプリントのカットソーに黒のロングカーディガン

ショートパンツ、ラメの入ったグレーのタイツ、ちょっとごつめのブーツで

ロックっぽい格好だった

年齢はぱっと見分からなかったが、子供ではない雰囲気があった

時間を決定するとそれ程雑談もせずお風呂に誘われた

服を脱ぐと確かに胸は大きかったがちょっとたれ気味で残念

俺「歳、いくつなの?」

マリ「24です。

俺さんは?」

俺「当ててみて」

マリ「29位?」

俺「はずれ。

30台半ば」

マリ「えー!見えない!」

ありがちな会話だった

体を洗ってもらっているとマリが言った

マリ「俺さん、体引き締まってるけど何かスポーツやってます?」

俺「自転車のロードバイクをやってるよ。

5年位」

マリ「やっぱり!持久系やってると思った。

私はジョギングと水泳やってる!」

そこからは湯船に入りながら持久系スポーツの話題で盛り上がった

トレーニング方法や継続時間、結構本格的な内容の話をした

マリは過去に部活で陸上と水泳を掛け持ちし、今もジムに通っていた

かなりストイックにやっていてそこは俺と共通するところだった

話をして馴染んだところでベッドに行きプレイ開始

とんでもなくフェラが上手かった 大丈夫か?って思うほど奥まで咥えられた

でも俺はフェラより乳首舐め&手コキの方が好きなのでそれをお願いした

ローションを使って手コキされると程なく射精した

淡々と書いているがプレイは凄く濃厚だった キスが印象的だった

予約の変更でむしろ良い娘に当たったなと俺はホクホクだった

プレイ終了後にまた呼びたいけど○○のマリちゃんで良いんだよね?

と確認した すると

マリ「私本当はお店△△なの。

名前はマリだからまた呼んでね」 

と言われた 確認しておいて良かった



別れ際に

マリ「お話してて、本当に楽しかった!ありがとう!」 と言われた

営業も含まれていただろうが、真実味があるありがとうだった

次に呼んだのは4日後 もはや週2デリになっていたww

ドアを開けるなり

マリ「あっ!また呼んでくれたんだ!」

俺「うん、また会いたくて。

この間話してて楽しかったし」

マリ「うん。

私もまた会いたいと思ってたの」

と言ってくれた この嬢やりおる またロックっぽい服装だった

マリ「今日は音楽かけても良い?MP3プレーヤーで」

俺「いいよ。

誰の曲?」

アシッド・ブラック・チェリーだった

マリ「私この人の声好きなの。



 ねえ、どんなの聴く?」

俺「うーん。


最近あまり聴かなくなったけど洋楽。

ヘヴィメタとかハードロック」

マリ「えー!私も好き!メタリカとかスレイヤーとかめっちゃ聴いてた!」

また共通の話題が見つかりマリはバンドのボーカル経験があり

俺はギターを長くやっている事なんかを話した

プレイは前回よりさらに親密な感じだった 

そして良い意味でプロ魂を感じた

マリ「ねえ?素股って好き?」

俺「正直そんなでも無い。

手コキの方が良い」

マリ「そうかー。

じゃあまたおっぱい舐めながらするね」

この日の帰り際、俺は言おうと思っていたことを口にした

俺「嫌だったら拒否ってね。

メアド教えてくれない?」

マリ「うん。

いいよー!」

即答だった

ホテルを出て30分程で最初のメールがマリから届いた

マリメー「いろいろはなしてたのしかったぁ!またあえたらうれしいな」

俺メー「こちらこそ。

実は俺今日誕生日だったんだ。

     マリちゃんのおかげでハッピーバースデーだったよ」

そう、俺はこの日誕生日だった。

 リアルで。

その返信のマリのメールは

フレームの付けられたちょっと豪華なメールで

マリメー「バースデーにあえてちょーうれしい 

      そんな日によんでくれてありがとう」

と言うものだった マジで舞い上がった

その日から俺は嫁に隠れてマリとメールをやり取りした

おはようメールやら他愛の無い内容だったが純粋に楽しかった

俺メー「こないだ聞きそびれたんだけどマリちゃん血液型は?」

マリメー「AB型だよー。

俺君は?」

俺メー「マジで!?俺もAB型! またかぶったー!」

AB型の人ならわかるだろうがかぶるとマジ嬉しい

そうやってやり取りしているうちに

この共通点の多いデリ嬢は俺の心に

着実に入り込んできていた

嫁との離婚話もそれに拍車を掛けていた

次に呼ぼうとしたのは前回の6日後 

メールの数も日に日に増えていた

開店直後に店に予約のTELを入れる

店「すいません。

今日はマリちゃんはお休みです」

俺「あー、そうですか・・・。

じゃ、いいです」

その直後マリからメールが入る

マリメー「きょうはおやすみでバスでじっかにむかってるー。


俺メー「今日呼ぼうと思ってお店にTELしたら休みって言われたー。


マリメー「ごめんねー。

わたしもあいたかったよー(><)」

俺メー「帰りって遅いの?」

マリメー「たぶん2時くらいにはじっかでるよー」

俺メー「だったら俺帰り迎えに行くよ!」

マリメー「えーわるいよー」

俺メー「全然悪くないし、こんな天気良いからマリちゃんとドライブしたい!」

マリメー「いいのぉ?ありがとー♪ドライブー♪」

よっしゃ! プライベートで会える!

マリの実家はここから車で1時間強の距離

早速待ち合わせの場所まで車を走らせる

2時にマリが待ち合わせ場所に姿を見せる 

いつもと変わらない感じの服だったが

日の光の下で初めて見るマリがとても可愛く見えた

マリが俺の車に乗り込む

マリ「ホントありがとねー。

わざわざ来てもらって。


俺「全然!マリちゃんに会いたかったし。



マリ「いつもなら断る様な事なのに、俺君だからかなー、お願いしちゃった。



やめてくれ、このままじゃ不倫まっしぐらだ

車内ではそれまでのメールでは聞けなかった話しを色々とした

マリの本当の年齢は30歳だった むしろ歳が近くて嬉しかった

つい最近30歳になったばかりで誕生日の星座まで同じと分かった

前にデリで来てもらったときに

チラッと聞いていた子供の話しも聞いた

12歳と9歳の子供がいるがシングルマザーとの事

逆算すると分かるがマリは高3で出産し当然中退していた

旦那さんは約8ヶ月前に亡くなったと言った 

何故亡くなったかは聞けなかった

嘘の様な話だが、マリの表情や声でそれは嘘では無い事が分かった

旦那さんは働かない人で刑務所に入ったこともあるそうだ

結構ヘビーな話しだったが、不思議とマリの印象は悪くならなかった

むしろその境遇でありながら

明るく前向きに生きているマリがもっと好きになった

マリ「亡くなる前に籍は抜いてたんだけど、

    やっぱり離れられなくて一緒に住んでた」

マリ「旦那は束縛する人で自分の好きな事させてもらえなかった」

マリ「亡くなってからランとスイム再開したんだー。


学生以来」

俺の家庭の話しもした

結婚して子供もいるが、現在離婚の話しが出ている事とか

マリ「なんとなく結婚してるのは分かってた。

    デリ呼ぶんだから上手くは行ってないよね」

実家での用事は祖父の月命日だったと聞いた 

祖父を亡くしたのも最近らしい

マリ「毎月お店休んで行ってるの」

最近父の仏前に線香もあげていない自分が恥ずかしくなった

その後はまた共通の趣味の話なんかをしながら

お互いが住む町に近づいていた

俺は車中ずっと思っていたことを口にした

俺「マリちゃん。


嫌なら断ってね。


ホテル行かない?」

マリは少し何も言わず考えている様子だった

さすがにプライベートでは無理かと思った時だった

マリ「いいよ。

俺君が行きたいなら」

早速街道端のホテルに入る

部屋に入る時、いつもの待ってる状況との違いにひどく緊張した

それを隠さずにマリに言うと、私も緊張すると言った

部屋のソファーに座りしばらく話しをした

お互いの共通点の多さに特別な物を感じ始めている事や

話せば話すほど考え方までも似ている事に

親近感以上の物を持ち始めている事など

もっと正確に表現すると俺はすでにマリに恋をしていた

すぐにホテルについて来てしまうような女とみんなは思うかもしれないが

マリには真っ直ぐで凛とした雰囲気がありそれでいて茶目っ気もある

今まで会った事の無い理想の女性だった

お風呂入ろっか? と切り出したのはマリだった

初めてのマリとのセックスはあまりうまくいかなかった

デリの時と違い俺がリードしなきゃとか、満足させられるのか?とか

余計な考えがよぎり集中できなかった

それでもマリの乳首を舐めたり

クンニしてあげると気持ち良いと言ってくれた

正常位で挿入してる時どの体位が好きか尋ねると、バックと言った

だがバックでしている途中に中折れしてしまった

マリ「タバコ吸おっか」

その言葉でセックスは中断された 

俺は情けない気分だったがマリに詫びた

マリ「ううん。




いいの。


私もいつもと違くてなんか変な感じだった」

その後マリは実は私、今彼氏がいるのと言った

さほど驚きはしなかったし、俺だって嫁が(まだ)いると思った

罪悪感もすでに全くなくなっていた

マリ「付き合ってるんだけどなんかよくわかんないんだ

   会うとすぐホテル直行で、もしかしてセフレだと思ってるのかな?」

俺「でも好きなの?」

マリ「好きで付き合い始めたんだけど、別れる事も考えてる」

マリ「だって私の中で俺君の存在がどんどん大きくなってるんだもん」

俺は俺もマリと同じ事を考えていることを告白した

嫁と離婚しマリと一緒になる事を

結婚とは言えず「一緒になる」と言う言葉を使った

マリがその時どんな反応を示したかを俺は正直覚えていない

でもその後一緒になった時どんな風に暮らしたいかとか

マリの子供たちと一緒に遊びたいねーなんて話をしたので

俺の思いはちゃんと受け止めてくれていたのだろう

結局その日俺は射精することなく夕方ホテルを出た

マリが住むマンションの前まで送り届けた

マリ「今日もこの後ジムに行って走って、泳ぐー」

マリはジムに行くと大体23時過ぎまではそこにいる事を聞いていた

だからその夜俺は嫁に24時間営業のリサイクルショップに

立ち読みをしに行って来ると嘘をつきマリをジムまで迎えに行った

そんな事をする位マリに会いたかった

外に出てメールをするとその日は

いつもより早く上がってもう家にいるとの事だった

お酒をもう飲んでいると言うマリに俺はメールを打った

俺「また外出られるんなら部屋に迎えに行くが?

  てか、行かせてください!! m(_ _)m」

マリメー「じゃあ、メイクするから20分後に迎えに来てくれる?」

俺メー「OK!でもメイクなんてしなくて良いよ」

マリメー「え~ ダメだよ~ 恥ずかしい」

現れたマリはいつもよりずいぶんナチュラルなメイクで

それはそれで本当に可愛かった

その事を言うとあんまり見ないでーと照れていた

その夜も趣味の話を沢山した 

マリは自分もスポーツバイクを買いたいと言った

市内の自転車ショップを教えるため店の前に行ったり

長くジョギングするのに向くコースを下見するために車を走らせた

車内ではお互いの好きな音楽を掛けてその話もしたりした

俺ら2人と2人の子供たちとの暮らしについても想像話を重ねた

俺は良いイメージしか沸いてこない事を伝え

マリも俺君との将来の話をするのは楽しいと言ってくれた

話はまだ中盤 この辺でマリの容姿について書いてみる

顔全体の印象は名前の由来通りカーリングの本橋麻里に雰囲気が似ている

輪郭は丸く、髪は明るめの茶髪ロングストレート 毛先をすいている感じ

目はぱっちりしているが二重はあまりくっきりしていない

いつもグレーのカラコンを入れていて顔立ちに良く馴染んでいた

目の印象は強いが、決してきつい目では無い

鼻筋はそれ程通ってなくて高さもあまり無い 邪魔しない鼻

口がとても綺麗なピンクで笑顔に映える

体は全体はそんなにシェイプされていないのだが

やはりトレーニングしてる

だけあって脚はアスリートの脚だった

足首が細くふくらはぎが綺麗にしまっていた

肌は白めで代謝が良いからか凄くスベスベして抱き心地が良かった

胸はやはりそこは経産婦 

少し張りが無く乳首の色も肌の色からすると暗いトーン

お腹には帝王切開の手術の痕が残っている 全然気にならないけど

お尻がもうちょっとぷりっとしてればなーと思わないでも無かった

細かく見ると30歳の女性の欠点が見えてくるのだが

俺は全体像としてのマリを心から可愛いと思うようになっていた

それに容姿よりもマリの自分と極めて似通った考え方の方が

俺を惹きつけた

考え方が似ているという点の具体例は色々あるのだが

最も似てるなーと思ったのが新しいことや難しそうと思えることに

躊躇無く入っていけるというところだった

特に趣味的なことで

俺も今までに色々な趣味に手を出してきて、

やめた物もあれば今も続けている物もある

それを始める時にうまくなれなさそうだとか、始めるのが面倒とかは

一切思わず結構思いつきで始めて、ドはまりするパターンが常だった

特に工具を使って物を組み立てたり、調整したりする事に度々はまった

マリも周りに無理だよー、やめときなーとか言われる様なことでも

まずやってみるらしい 

その途中で初めてだから失敗はあるのだがその失敗すらも楽しんで

続けられるのだそうだ

マリも女の子には珍しく物を組み立てたりするのが得意だそうで

過去にハンダごてを使ってギターのピックアップを交換したり

ギターのリペイントをしたり箪笥を一から作ったりしたらしい

プラモにはまった時期もあって戦車とかを作ってたそうだ

マリ「同じの2台同時に作って、出来たら1台は火つけて燃やすの

   それ見て格好良いーって思うんだけどちょっと病んでるよね」

次の日また俺はマリと会った その日はお客としてだ

プライベートで会える様になっているけどマリの仕事中は会えない

会うにはお客として金を払う そうしてまでマリとの時間が欲しくなっていた

ホテルのドアを開けるとマリは凄くびっくりしながら言った

マリ「まさか俺君だと思わなかった!今日は仕事だって言ってたから」

そう、この頃俺は仕事をサボってマリと会っていた

マリ「会えて嬉しい。

でもプライベートで会えるんだよ」

俺「お金払ってでも会いたかったんだよ」

その日もマリとセックスをした デリではご法度だがマリは許した

マリの提案で騎乗位をし、下から激しく突いた

マリは凄く喘ぎ、いっちゃったと言った 多分本当にいってた

だがその日も俺はセックスでは射精できなかった

その前にお互いの性器に使ったローションでヌルヌルし過ぎていたのもあるが

家庭でのストレスやマリに対する性的なコンプレックスが影響したと思う

俺はマリがデリヘルで働いていることを根本的にはなんとも思っていなかった

それをしているのは2人の子供を養う為でそれ以外の理由は無いと考えていた

実際マリもその為にやっている、ホントはやめたいけどと言っていた

でも俺はマリの性的な熟練度には敵わないと思っていた 引け目だった

もっと落ち着けばそのエロさを堪能できるかも、とも思ったが

それには時間がかかるかもなとも思った

結局また手コキで抜いてもらった なんか情けねーなー

その日の夜も俺はマリと会うことが出来た これは結構偶然の事で

そのことがまた俺の中で運命みたいな物を感じさせる根拠の一つになった

マリはその夜この間下見したジョギングのコースを走ってみると言っていた

全長20km以上のコースだ

俺はマリの走る姿を見てみたいと思った

それで俺は普段はあまりやらないのだが

(普段は室内で自転車のトレーニングをする)

外に自転車乗りに行ってくると嫁に言い夜のロードに出た

マリの出発の時間は聞いていたので、

この時間ならこの辺かな?とあたりを付け走った

でも長いコースだしまさか会う事はないだろーなーと思っていたら

走るマリをあっさりと見つけた

当然いつもと違うジャージ姿でキャップを被っていたがすぐに気づいた

声を掛けるとマリは、えーなんでー?と驚いていたが

すぐに気を取り直して集中して走り出した

それまで2時間近く走っていたのに呼吸も足取りも余裕の様子だった

マリの走る姿はなんか鼻の奥がツーンとなる位美しかった

体幹がすっと伸び膝が俺からすれば考えられない位上がっていた

スピードも相当な物だった

しかもそれを維持しながら普通に会話が出来ていた

この時期俺は数ヶ月後の

レースイベントに向けバイクのトレーニングを

かなり集中してやっていたが、マリの走る姿を見て

そのモチベーションがさらにアップした

マリのマンションまで併走して走りその日は分かれた 

20分位だったが幸福だった

その事のあとマリはメールで

マリメー「一緒に走れてちょーきもちよかった! 理想的って思った!」

と言ってくれた

俺も同じ事を思っていた

この頃には夫婦間の関係はより悪くなっていた 

嫁にマリとの事がばれてはいなかったが

俺は嫁に一切の関心を持てなくなり態度にもそれが出ていたと思う

子供に対しての愛情も減ってきていると感じた 

それよりマリを手に入れたいと強く思っていた

ちょっとしたトラブルが起こった 

それまでバイバイを言うまで途切れなかった

メールが俺からの送信を最後に途切れた 結構唐突に

結果としてはマリが突然41度の熱を上げ寝込み

救急病院に行って点滴を打っていたのだが

俺は事件?事故?着信拒否?とテンパッた

次に会ったのはプライベートでだった 

その日俺は会社を午後休んでいた もちろんずる休み

前もって休みをマリに伝え、マリもお店のスケジュールを合わせ会ってくれた

その日も郊外をドライブしながら話をしていたが、

もっとゆっくり話そうとホテルへ行った

またマリがお風呂入ろうと誘い、一緒にあったまった

だがセックスはさせてくれなかった

マリ「私ね彼と別れる。

でもまだ

    キチンとしてないから、するまでえっちはできない」

俺「うん。

わかった。

俺も嫁とキチンとする」

その日は本当にキスして裸で抱き合うだけでセックスはしなかった

でもそれだけで充足感を感じることが出来た

次の日はまた前と同じ様に

マリのジム帰りに合わせて俺が迎えに行く約束をしていた

時間より早くついた旨をメールするとマリから返信が来た

マリメー「今彼氏と別れ話中。

今日はジム行けてない。

ゴメン」

そうか 早速俺たちが一緒になる為の行動をしてくれたんだと思いながら

俺は会えなくて残念ではあるが家に帰る

ちょうど家に付く頃にマリからのメールがまた入る

マリメー「結局話しがつかなかった。















あきらめないけど」

セフレ野郎と思っていた彼が別れを拒んでいるというのだ

おまけにマリの事を真剣に考えているからと、

婚姻届を持ってきやがったらしい

電話でマリの話を聞きながら少し心がざわざわした

その晩俺は珍しく滅多に見ない夢を見た マリの夢だ

その事をマリに伝えるメールをそのまま書いて見る

少しは眠気取れたかな

朝の夢の話させてね

場所はお家の台所です

マリちゃんがお料理を作っています

俺「なんか手伝うー?」

マリ「大丈夫ー。















もうちょっと待ってねー」

出来上がったごはんを食べてます

俺「うまっ!!これ店出せるって」

マリありがとー?店開いちゃう?」

場面が変わって手を繋いで歩いています

子供たちが先に行ってる学校に向かっています

会話はしてなくてまた俺がマリちゃんをじーっと見てます

マリちゃんがまた恥ずかしいーって笑ってました

こんな夢だった

ここ何年間で一番幸福な夢

マリが料理好きだと言う事などの数少ない情報や

記憶と彼に対する不安や嫉妬心が

こんな短い映画みたいな夢を見させたのだと思う

マリからの返信メール これもそのまま書く

だいぶ復活↑↑

ちょ~リアルで実際ありそうな夢だね?

そんな夢を見てくれたのがうれしい?

きのうのよるあれから感じたのは私まだまだパートナーと

幸せになること考えてもいいんだっていうのと

そう思える出会いがある人生に感謝だっておもった

きちっと決断して決断したら全力で幸せになろうと思うの

亡くなった旦那に対しても別れた人に対しても

そうしなきゃいけないなって

決断はもうすこし待って

しっかりかんがえるから

返信メールは色んな受け取り方が出来るなと俺は思った

「別れた人」はもしかしたら俺かもしれないのだ

その日の晩俺は嫁に正式に離婚して欲しいと話した 白紙の離婚届も渡した

嫁はあなたと離婚することには全く異存はないし、寧ろしたいと言った

だがやはり娘の事は片親にさせたくないと言った

俺は娘の事は同じ意見だが俺とお前の個人の幸せだって考えるべきだろ

それに夫婦の不仲を見せ続ける事の方が娘にとって可哀想じゃないのか?

と言った

実際この頃娘は両親の悪い関係を察している様で

おとーさんこっちすわってー、おかーさんとなかよししてー

とか言う様になっていた

俺はその離婚話の最中、マリとの不倫関係の事を隠していた

マリとのメールも端末には残さ無い様にしていた

単純に慰謝料関係で不利になりたくなかったからだ

今思うと凄く嫁に対してクズ野郎だったと思う

結局娘の養育権や養育費、多くは無いが財産の分与、嫁の住まい等の

事務的なことの話はスムーズには進まなかった

その間俺は常に腹の中に嫌な物が入っている感覚だった

でも俺はマリと一緒になることだけを願い乗り切ろうと思っていた

次にマリと会ったのは俺の会社帰りの夜だった

ちょうど見ごろを迎えた夜桜を見に行こうと2人で決めていた

会う前に俺はマリに2個リクエストを出した

1個はスーツの俺に馴染む服装をしてもらう事

もう1個は夕飯の残りで良いからマリの作った料理を持ってきてもらう事

マリはどちらも快諾してくれた

待ち合わせ場所に来たマリは黒のジャケットの下に鮮やかなピンクが入り

少し胸の開いた服を着ていた 黒のひらっとしたスカートも新鮮だった

マリ「どう?俺君のスーツに馴染んでる?」

俺「うん。















馴染んでるし凄く似合う。















胸元がめっちゃエロい」

マリはまた照れていた そして俺が着ていたコートを似合うと褒めてくれた

夜桜が咲く公園までは手を繋いで歩いた 

夢で見たのより遥かに幸福だった

俺の会社はすぐそこだったので、誰かに見つかりやしないかと

ひやひやでもあったが

日中降っていた雨があがった公園はまだ人もまばらだった

ライトアップされた桜の花は圧倒的に綺麗だった

隣に恋をしている人がいれば尚の事だ

マリが作ってくれた料理を食べる

生トマトとチーズにお手製のドレッシングをかけた物と

焼いたチキンのタルタルソース乗せだった

この頃俺はメンタルストレスで食欲が極度に落ちていたが

マリが持ってきてくれた料理はどちらもとてもおいしかった

そう俺が言うとマリは嬉しそうにしていた

マリ「この後どうする?」

俺「カラオケはどう?マリちゃんの歌聞いてみたい」

マリ「うん良いよ。















お酒も飲めるしね」

俺はいつかマリとカラオケに行く事になった時の為に

密かに練習していた曲があった

マリが以前好きだと言っていた

アシッド・ブラック・チェリーの「イエス」だ

何曲目かに俺は「イエス」を選び歌った

キーが高く難しい曲だが何とかそれ程はずさずに歌えた

マリ「俺君めっちゃ歌うまい!声がすごく好き!」

とマリは言ってくれた 練習して良かった

マリの選ぶ歌はマリの雰囲気に良くあっていた

歌う姿を俺がじーっと見ていると

それに気づいたマリは俺と逆の方を向いて歌った 

そのしぐさが可愛かった

その後俺たちはコンビニで少しお酒を買ってからホテルへ行った

マリが少し寒そうにしていたのでコートを貸した

自分のものを着る女の子ってなんであんなに可愛く見えるんだろう?

その夜もやはりセックスはしなかった 

お風呂に一緒に入りベッドで抱き合った

ずいぶん長い時間話をしていたのだが覚えている話は一つだけだ

それは現時点でマリは俺と一緒に生活することを望んでいて

数日後にまた彼と会ってそのことをきっちりと伝えると言う事だ

それを聞けて俺は本当に安心した

もしかしたら彼の方にマリの気持ちが

行きかけているかもと疑っていたからだ

事実マリは彼が婚姻届を持ってきた事をびっくりしたが

少しだけ嬉しかったとも言っていたから

外が明るくなり始める頃にようやく部屋を出ることにした

服を着る前に俺はふと気になってマリに聞いた

俺「ねぇ、マリちゃん。















今って濡れてるの?」

マリ「好きな人とこうしてるんだもん。















濡れてるよ」

情けないがなんだか涙が出そうだった

それからの数日間、

マリからの良い報告を待っていた俺は明らかに憔悴していた

事のあらましを話していた男友達にも

テンションがおかしい、いつもの冷静さを欠いていると指摘された

マリが彼と話し合いを持つ日は一日息苦しさを感じていた

良い返事がもらえるイメージは持っているのだが

そうじゃ無かった時の事を思うと

死ぬ程吐き気がした

気を紛らわすためにバイクのトレーニングをしたが

気晴らしにはならなかった

食欲不振で減っていた体重がより減っただけだった

その日は25時まで連絡を待ったがマリからの報告は無かった

次の朝9時過ぎに俺はマリの携帯に電話を入れた

少しして電話は繋がったが、すぐに途切れた マリが切ったのだ

もしかしてまだ彼と一緒なのか?との考えがよぎった

10時半過ぎ、この時間にはマリは出勤の為にマンションに戻っているはず

俺はそう思い一度も入った事の無いマリのマンションへ行った

部屋番号は前に聞いていて分かっていた

部屋の前に立ちインターホンを押す 返答は無い

二度目でインターホンからマリの声が聞えた 良かった居た

俺「俺だけど、ドアのところまで出てきてくれないか?」

少し待つとドアが開きマリが立っていた

その表情からマリが出した答えは

俺の望む物では無いことがすぐに分かった

マリ「ごめんね。















別の日にしっかり話したいと思って電話切っちゃった

    まだどう話して良いかまとまってないし」

俺「まとまってなくて良いから今聞かせて。















ちょっと外出れる?」

マリ「今日お店出るから、1時間くらいだけどいい?」

話は1時間では当然終わらず、結局6時間続いた

マリ「最後に会った日明け方帰ったでしょ?

    バイバイした後なんか考えちゃったの

    俺君は奥さんと愛し合って結婚したはずなのに今はもう愛してないって

   もしかしたら今私の事を愛しているって言ってくれてるけど

    それも変わるのかなって」

マリ「でも昨日彼に会うまでと会ってからも最初は、彼とお別れする気でいたの

    そう言う話をずっとしてた でもそのうち彼の真剣さが伝わってきて

    セフレかもとかって疑ってた自分の方が

    彼にひどいことしてるんじゃないかって」

マリ「ホントの事言うと、今でも一番好きなのは亡くなった旦那なの

    その旦那を失った後支えてくれてたのは彼なの」

俺はマリの言ったことに対し努めて冷静に自分の思いや考えを返した

出会ってからの3週間で俺がどんなことを感じ、これからどうしたいのかを

伝えるために言葉を選び話した

付き合いは彼の方が長いのはどうする事も出来ない

でもこれからの時間はマリと俺が歩んでいく為にあるんだからと俺は言った

マリ「俺君はすごく理性的でどんな事でも分かりやすく説明してくれる

    多分自分一人で大抵の事は出来たり、解決できる人だと思うの」

マリ「でも彼は違う 私がいなきゃ、みたいに思っちゃうの

    すごく悪い言い方なんだけど、

    俺君は私と別れてもどうにかなる人だと思う

    けど、彼は私と別れる事が出来ない人なの」

確かに俺は誰かに守ってもらわなくても

一人で好きな事をしながら暮らすタイプだと思う

けど、マリに出会って同じ趣味や考え方を共有しながら対等な立場で

色んな事を楽しんで暮らして行きたいと思う様になっていた。
















マリとならそれが出来ると思っていた

マリにその事を話すと

マリ「彼に俺君がどんな人か話したしどんな事やってるかも話した 

    例えば自転車とか

    そしたら自分もやるって言ってくれた」

いやいやいや それって後だしジャンケンじゃん 

しかもその場の口先だけかも知れないし

と言う趣旨の事をもう少し柔らかく話した

だがマリの心はもう固まっていて、

俺のどんな言葉もそれをほぐす事は出来なかった

俺は悔しいとか彼に対する嫉妬心とかよりも

ただただマリと一緒に歩む将来の道が閉ざされつつある事が残念だった

子供たちを連れてあそこ行ってこんなことしようみたいなプランが

実現できなくなる事が悲しかった

マリは俺の離婚に至る経緯を聞きたがった

嫁のこんな態度や言動が俺の気持ちを損ねたのだと具体的に話した

マリが意外な事を口にした

マリ「それって奥さん、ホントは俺君に甘えたいんだけど

    上手に甘えられなくてそんな風になってるんじゃない?」

確かにそう言う風に考えるとそうかもしれないなと思えた

だが今となっては俺は嫁と娘を捨てる覚悟をしてしまったし

マリも失いかけている

横にまだマリは居たがひどい喪失感だった

喪失感を抱えながら最終的に俺はマリのお別れの申し出をのんだ

そうするしか無かった もっと感情的に別れを拒むのが正解なのか?

とも思ったが それはしなかった

マリと過ごした3週間はすごく楽しくて

久しぶりに恋の始まりの感覚を味わった

この記憶はきっと何時までも残る物だと思う こんな女性、二度と会えない

結末が残念だが自分一人でどうこうできる話ではない

俺はマリを忘れるしかないんだなと思った

その日家に着くほんの少し前にマリが言った事を思い出した

「奥さんホントは俺君に甘えたいんだけど

 上手に甘えられなくてそんな風になってるんじゃない?」

俺は家に入るとすぐに嫁に言った

俺「ホントは俺にもっと甘えたかった?」

嫁が堰を切ったように泣き出した

嫁「うん。















ホントは甘えたかった。
















   でも邪魔くさく思われたくなかったし素直になれなかった」

俺「今でも甘えたいと思ってる?」

嫁「そうさせてくれるなら嬉しい」

俺「俺も誰かに甘えられるの慣れてないけど、やってみようか?」

こんな感じで嫁との関係はお互いが素直になる事で修復に向かいそうだ

マリが残してくれた言葉が俺ら夫婦をサルベージした格好だ

数日が経つが少しずつ夫婦の距離が縮まっている気がする

娘も少し前までは少なかった満面の笑みが増えてきている

完全にマリに抱いた恋愛感情が消えたとはとてもじゃないが言えない

そして俺が今回とった行動は紛れもなく不倫で批難されるべきことだ

今回これを書いて何がどう変わるではない

でも書きたかった そして誰かに読んで欲しかった