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今から何年か前、嫁が子供連れて出産の為里帰りしたときの話。


一人暮らしは久しぶりで最初はのびのびとしていたのだが、すぐに寂しくなった。


コンビニ飯食ってチューハイ飲んで2ch見て寝る。

寂しい。




で、最初は自宅にデリ呼んだりしてたのだが、やっぱり寂しい。


折角の何の束縛もない状況なのに、1時間ちょいで帰っちゃう女の子に恋してる場合じゃない、と考え直した俺が次に目をつけたのが出会い系。




色々調べたところ、完全無料があるということだったので、その系列にぽんぽんと登録してみた。


その際に決めたルールはこんな感じ。


・年齢(当時30手前)、既婚であること、等基本的に嘘はつかない。


・嫁が帰ってきたら完全に終わらせる。

携帯番号も教えない。


・¥目的の子には釣られない(お金なかったので)。




で、タゲ年齢は18〜35くらい。

最初から「年下は辛いんじゃね?」ってのはあったので、上まで手広く構えてみた。







一日10人くらいにメッセージを送ったところ、最初に帰ってきた子の返信が、「直メ交換しよっ!」という趣旨の文章と相手のアドレス。


少し疑念はあったが、とりあえずフリメアド送信。


すると、帰ってきたメルが「このサイトの○○ゆう名前で登録してあります、写メあるよ☆」だと。


怪しさ満載なので別に捨てアド取って彼女?のいうところの別サイトに登録。


写メは見られたけれど、TOPにもどると「○○さんのポイントは100pです」って。




大きなため息とともに捨てアドを捨て、その日は不貞寝した。






次に帰ってきたのは19歳の子。

仕事終わって酒飲みながらサイトチェックしたところ、「今日は寂しいの…」とメッセ。


釣り?ねえ釣り?と思いつつメッセ交換して新宿で待ち合わせ。


当然すっぽかされるわな。

だって携帯アドも聞いてねえし。


終電終わってるわな。


せめて「釣りですたwwwww」くらいの返信は欲しかったけどなんの返信もなし。


泣きながらタクシーでうちに帰る。

諭吉が一人飛んで行った。






それからは業者との闘いが続く。

別系列の出会い系にも登録したが、結果は一緒だった。


『やっぱ無料出会い系なんざそんなもんかね』と諦めかけていた5日目の夜。


寝ようと布団に潜ったところメッセ着信しましたと携帯にメールが。

確認したところ、

「返信遅くなってすいません。

まだ相手募集してます、か?」





素人キターーーーーー!!!とプロフを確認したところ。


Rという名前の子が。

登録したかどうか覚えてない。

うーむ。


35歳。

激ぽちゃ。


うーーーーーーーむ。


『ぽちゃの子はきっと真剣だから釣れるかも』って思った記憶はある。


ぽちゃには耐性あるし、嫌いじゃないんだけど、「激」ぽちゃ、ですか。


ま、メール交換する相手ができただけでもいいか、と。


『初めまして。

自分も暇だったんで寝るまでお相手しますよ☆』



それがRとのファーストコンタクト。


なんかてきとーに話盛り上がって写メ交換。


どの程度のピザだかはわからなかったけど、愛嬌のある顔だった。




基本的にストライクゾーンが広い、というか悪球打ちで定評のある俺にとっては、

『うーんおっきいヒトともこんな年上とも付き合ったことないから、いい経験になるかな☆』

と、前向きに捉えることに。


で、写メの返信は『かわいいじゃないですか!!11。

実際に会えたらうれしいかも』





3日目には直メ交換して毎日メールのやり取り。


とりあえずリアルで話したかったので、『逢いたい』を前面に押し出すも、Rは自分の容姿にコンプレックスがあるとかで、なかなか踏ん切りがつかない様子だった。




「逢いたいっていわれても、私ただのデブなおばちゃんだよ?」

『写メ見てるだけだからアレだけれども、自分は貴女は充分かわいいと思いますよ?』

「かわいいっていわれたらうれしいけど、逢ったらがっかりするんじゃないの?」

『写メみていってるんだから絶対そんなことないって!貴女は逢いたくないの?』

「逢いたいけど…」



今にして思えば、何でこんなに必死なんだろう俺。




ちょっと逢う方向に傾き始めた彼女に、セクシーな写真が欲しいといってみたところ、胸ちら写真が届く。

ふくよかな体にふくよかな胸。

もっとたくさん見たいと返信したらこんどはトップまで写ってる写真が届く。


エロ写メなんかもらったことない俺は異常に興奮したので、『興奮します☆』みたいなことを送ったら相手も「私も興奮してる…」って。




初めてメールHしちゃった。

でもあれって返信までの”間”で萎えるね。

女の人はいいかも知らんけど。

途中からはRの返信に合わせて上手くノセてあげて、

「いっちゃった。

ありがと(はーと)」

の返信を見てほっと一息。


『これで逢えるかな…』と思うと同時に、

『この流れであったらやっぱりやっちゃうことになるよな…』

と不安になる。


メルHするまで、正直やるやらないは頭になかった。


軽く酒飲みながら話したかったんだ。




別に不倫だなんだということではない。


『萎えないかな…萎えたらかわいそうだな…』

そんな不安。










で、結局その4日後くらいに約束した。


もう出発しちゃいましたよ〜降りれませんよ〜と車掌に言われてる気分になった。



逢うことが決まってからもメールは続いていた。


なんてことはない日常の話から、エロ話まで、仕事が終わってから寝るまでメールの交換は続いた。


ちなみに俺は普段一切と言っていい程携帯メールを使わない。


それが苦労して絵文字やら写メやら取り混ぜて、一生懸命にRを楽しませようとしていた。


気づいたら、逢う前からRに一定以上の感情を持っていたのかも知れないね。




逢うまでにやることがあった。


とりあえず必要なくなった出会い系サイトは全て退会した。


なんせこの時点で家族が帰るまで3週間しかなかったので、もう他の女の子を見つける余裕もなかった。

そして逢う前にそのこと(後3週間しかない)を彼女に伝えたが、「それでもいいよ☆」とのこと。

「折角逢うって決めたんだから今更そんなことでやめないよぅ」





そして約束の日がやってきた。


待ち合わせ場所まで車を飛ばしたが、緊張のためか、何度も事故りそうになってそのたびに苦笑いする。


『何をビクついんてんだw』

独り言をいいながらなんとか無事に待ち合わせ場所に到着した。


震える手で到着を知らせるメールを打つ。




それからRがやってくるまでの数分間が、きっと一番どきどきしていたんだと思う。


『どんな人がやってくるんだろう』『あのオバサン?いや、あんなに年じゃない』

『落ち着け俺w。

スネークなんか探したっていやしないからw』





そして、彼女はやってきた。






…想像以上に大きい。

そうだなあ、モリクミほどじゃないけど、森三中のでかいのよりもうちょっと大きいくらい。


車の中からだったので顔は見えなかった。




やや苦笑しながら、それでも帰ろうとは思わなかった。

すぐに車を降りて彼女に近づく。




『初めまして!Tです!』

「は、はじめまして。

Rです」



二人でぎこちない挨拶をして車に乗り込む。


顔は写真よりもかわいかった。

年齢も感じさせなかった。

ノーメイクであったことを最初に謝ってたが、どんでもない厚化粧だったらどうしよう、って思ってたのでちょうどよかった。


でもやっぱり大きい。

車に乗ったら助手席が小さく見えた。


ざっと目測で160cmちょい、体重は80後半くらい?



緊張のためか車中での会話はぎこちなかったが、目的地に着くころにはだいぶ落ち着いてきた。


Rも口数は少なかったが、最初堅かった表情が徐々に和らいでいく。




目的地はカップルが集まる浜辺。

等間隔に並ぶ2体セットの置物の脇を歩きながら、

『久しぶりに来たけど相変わらずだねここは』

「私も久しぶり」

『じゃあ、僕らも置物になりますかw』

無意識のうちに積極的な俺に少しびっくりしながらも二人で並んで腰掛ける。




互いに改めて自己紹介やら近況やらを語り合う。


そして、彼女がなかなか逢おうと言わなかった理由を話してくれた。




「前にサイトで知り合った人が、写メ交換して、まだ『逢いたい』連呼するんで待ち合わせたら、

そいつ、待ち合わせ場所で目が合った途端にきびすを返して帰りやがったの。


で、メールが来て『自分の想像と違ったから…』って。

ふざけてない?」



まあ出会い系なんざそんな男しかおらんのやろうな、と苦笑いしながらも会話は続く。




『そんなひどい奴のことは忘れちゃえばいいよ』

「うん、Tに会ったら忘れたかも」

『俺も逢えてうれしいですよ』

「ありがとう。

私もうれしい…」



照れながらそう言って微笑む彼女は、正直すごくかわいく見えちゃったんだ。


一瞬見つめあった後少しの沈黙。




−−−−−−−−−−−−−−

ピザだろうがなんだろうが、魅力的な部分って必ずあるはずで、

彼女はそれを異性(を意識した人)に見せるのが苦手なんだろうな。


人間欠点を探したらどんな美人だってそのうち嫌になる。


そうじゃなくて長所を探してやればいい。


普段埋もれちゃうような目立たない同僚が控えめなイヤリングをしてきたら、

『そのイヤリング似合ってるよ』

って声をかけるだけでいい。

そこから恋が始まることもある。


−−−−−−−−−−−−−−



Rの褒めるべきポイントは、笑顔だった。




『やっぱり笑うとかわいいじゃん、写メ見た時から思ってたんだ☆』



そういうと彼女はうれしそうに笑った。


俺は自分の中でスイッチが入ったのを感じた。

もうこうなると止まらない。




『廻りは恋人ばっかりですなぁ』

「そうだね」

『じゃあ自分たちも恋人っぽくなりますか?』

「え?いい、、けど?」



抱き寄せる。

手が届かない。

汗で湿ってる。

思わず苦笑する。


Rは拒否するそぶりを見せなかった。


ちょとあごを上げてみる。

顔も大きいなあ。


目が合う。

唇が近づく。

重なる。


口も大きいなあこの子はw。


そして唇が離れる。


Rは恥ずかしそうに顔を背けた。


そして言う。


「ずっと甘えたかったんだ…」



じゃあ、ということで肩を貸してやる。

顔が載る。

頭をなでてやる。


茶色い髪に少しだけ白いものが見える。

でも気にならない。


『好きなだけ甘えてくださいな』

こういって、またキスをした。


やっぱり大きい。




しばらくそうやってすごしていた。


周りからはどんな目で見られるんだろうと、最初は思っていたが

もう人目も気にならなくなっていた。




『じゃあ今日この瞬間はキミが恋人っ!』

「ははは、今だけかいっ!…でも、うれしいかも」



気がつけばもう10時近くなっていたので、車に戻ることにする。


手をつないだ。

肉厚の大きい手。

安心感があるね。




車に乗って『どうする?』と聞いてみたところ、

「このまま帰るのは寂しいな…」

とのことなので遠回りしてドライブすることに。




楽しく会話をしながら少しずつRの家へと近づいていく。


信号待ちで会話が途切れると、Rを抱き寄せてキスをした。


身を寄せた彼女は「腰が痛いw」とさ。

支えるの大変だよねそりゃね。




そしてこのまま右折すれば彼女の家に着くというところで、

「帰りたくないな…」

ぽつりと言う。




−−−−−−−−−−

今思えば、俺はRを気に入ってたのはもちろんだが、それ以上に

女性として見てあげたかったんだと思う。


充分アナタは魅力的ですよって伝えたかったんだと。


−−−−−−−−−−



その交差点は左折するとホテル街がある。


少し迷ったが左折レーンにと車を寄せた。

そして彼女に聞く。




『この先何があるか知ってる?』

「…うん」

『止めないの?』

「……Tこそいいの?」

『Rがよければ、ね』

「……じゃあ、、止めない☆」



車はホテルにと吸い込まれた。


 
車を止めてホテルに入る。

部屋を選んで料金を払う。

『なんで今時有人カウンターやねん』
そう思いながら料金を払う。

当然自分持ちで。

女の子にお金を出させてはいけません。

年上だろうとピザだろうと関係ない。

「いいの?」
『いいのいいの☆』

EVに乗って扉が閉まると、俺はRを抱き寄せる。

『来ちゃったね』
「うん…びっくりだね…」


そう言いながら唇を重ね、舌を絡める。


すぐにEVは目的階につき、手を繋いで部屋へと入った。


ちょっと落ち着こう。

勢いだけではいかん。

そう思った俺はとりあえずタバコに火をつけた。

Rも俺に合わせるようにタバコを吸う。


「T、私なんかでいいの?」
『いやいや、Rとエチーなことしたかったんですよこれが』
「本当に?」
『メールであんなエッチなこと言っといて今さら何ゆってるんですかw』

椅子から立ち上がり、改めてRと抱き合う。

手がなんとか届く。

やっぱり今までで一番大きいな…。


『Rと逢ってまだ3時間ちょっとしか経ってないのにね』
「でも、Tとこうしたくなっちゃったの」
『かわいい、ね☆』

またキスをする。

すぐにRの舌が伸びてくる。

俺よりも先にエンジンに火が入ったようだ。

激しく舌を動かすRのペースにあわせるように、服の上から胸に手を伸ばすと、
「んっ、んぁっ」と吐息を漏らすR。

そのまましばらくキスを続けた。

Rの呼吸はどんどん荒くなっていく。


服を脱がしながら聞いて見る。

『もしかして、久しぶり?』
「正月以来…かなぁ」

浜辺で聞いたところによると、彼氏はいるらしいが、半年に一度くらいしか会ってくれないそうだ。

それは彼氏じゃないだろっ!という突っ込みは我慢しておいた。


ワンピースを脱がし、『ばんざ〜い』いいながらインナーも脱がす。

う〜ん、やっぱり着膨れじゃないよね。

うんうん。

下着には興味がない質なのでブラジャーとパンツもすぐに脱がして全裸に。


Rはきれいに太っていた。

肉の偏りがない。

唯一胸がバランス的に小さい(それでもDと言っていたが、この体ならFくらいは欲しい)のが残念だったが、二の腕、ウエスト、太もも、ふくらはぎに至るまでのラインは、芸術的といってよかった。


村上春樹の小説に、ピンクのワンピースを着た太った女の子が出てくるが、年齢を重ねたあの女の子を体現しているかのような体だった。


…と褒めてみても、自分はオールマイティではあるがデブ専ではないわけで。


照れている彼女をやさしく見つめながら、青く塗ったらドラえもんに見えるな…という失礼な考えをふっきるように彼女をベッドへとやさしく倒し、自分もパンツだけになって覆いかぶさる。


顔のパーツを唇から一つ一つキスしていく。

合間にじっと見つめながら『かわいいね』とささやく。

おべっかではなく、この体勢で照れ笑いを浮かべる女の子の99%はかわいく見える。

当然彼女も例外じゃなかった。


顔のパーツから耳へと唇を移動していく。

「あぁっ」と彼女の声が漏れ出す。

どうやら敏感なようだ。

息を吹きかけただけで「ああんっ」と大きく反応する。

奉仕しただけ反応が帰ってくる子が大好きな俺は、とりあえず安心しながら手を胸に動かす。

胸だけでなく体中のどこを触ってもやわらかい。

上に乗っかると上質の敷布団に乗っているような心地よさを感じる。

デブ専の気持ちを少し理解できた。


胸全体を優しく揉み、キスをしながら指を乳首へと動かす。

触れるか触れないかのところで指を動かすが、意外に反応が鈍い。

あ、そうか!オナニー慣れしたチンコが逝きづらいのと同じ論理だね!理解!
ということでやや強めに乳首をつまんで指腹でこすってやると、
「あああぁっ!」とやはり反応がいい。


おk了解!ということで、早めに手を下へとやると、

予想はしていたが、あり得ないくらいに濡れている。

『すごく濡れてる…』Rの耳元でささやくと、
「Tがいっぱい感じさせるから…」と。

ちょっと萌えた。


クリトリスに手が届いているはずなのだが、位置がよくわからない。

だいたいこの出っ張りはなんなんだ。

いぼですか?と思って触れると
「……んんんぁぁああっ!」
え?これ?ずいぶんおっきいなあ。

φ1.5cmくらいある?
あれだね男の子は皮オナニーするけど女の子はダイレクトに感じたいから剥いてするのね。

だからいっぱい育ったんだね!おk!
この大きいクリトリス、角度とかを試す内におしっこの穴に近い部分が一番敏感と判明。

集中的にそこを責めると、

「ああぁっ。

もう、いっちゃうから、、、あぁっ!」
『もういっちゃうの?いいよ。

いっぱいいかせてあげるからね』
「うん、い、いっちゃうよ、…あぁ、ああああぁっ!!」

いく瞬間はギューっと脚を閉じて、ガクガクと痙攣していた。


痙攣が納まってからもしばらく息を荒げていたRをいたわるようにやさしくキスをして、
『気持ちよかった?』
と聞いてみる。

「…うんっ」
と満面の笑みで返ってきた。


じゃあ今度は、、とRの手を自分の股間へといざなうと、チンコを掴んで激しく擦りはじめた。

ガーーーーーーッって感じで。


『ちょwwもうちょとゆっくり、やさしくしないと痛いからw』
「ごめん、今彼は勝手にする人だったから忘れちゃった」

勝手にする人って何?聞くと彼はやりたくなったらとりあえずおざなりに濡らして突っ込んで勝手にいくんだそうだ。

…それ、面白いのか?こんなに感じやすい人間相手に出すだけって失礼だろうに。

だいたい半年に一遍しか逢わずにそんなおざなりなセクロスって、絶対それ彼氏じゃないぞおい。


しょうがないので、『もうちょとやさしく、そうそう軽く握るだけでいいから…』
と初めての子相手にするように指南。

フェラも同じで、ただ咥えて上下するだけじゃつまらんし、だいたい歯が当たってるよ。

『いやいきなり咥えなくても頭の下の方にちゅってするのも気持ちいいし、ゆっくりでも気持ちいいからね』
これも指南。


なんとか自分好みのやり方に変えてもらってちょっと気持ちよくなったところで、69の体勢に。


またサプライズ。

クリトリスと膣穴の間が異様に長い。

というかマンコが全体的に縦に間延びしてる。

これも太ってるから?よくわからんけども。

しかも穴は下付。

これはまあ脂肪に子宮が押されてこうなってるのかな、と想像がつく。

でも間があんなに長いのって初めてみた。


とりあえず気を取り直してクリトリスを刺激しつつ、指でも攻撃。

Rが上に乗っての69だったが、彼女は体を浮かしているにもかかわらず腹は自分の胸に当たる。

視角よりも触覚で興奮するタイプなので触れてる面積がでかいのはいいことだ。


あっという間に準備オーライなくらいに濡れたのでRを仰向けに寝かせて正常位で挿入。

下付も初めてだったのでちょと手間取ったけどなんとかインサート。


Rの顔を見るとうれしそう。

つられてこっちも微笑む。

そしてキス。

やっぱりセックスは偉大だな、と改めて思う。

繋がった瞬間は相手が商売の子だろうが行きずりの子だろうが、愛おしく感じるんだからね。


腰をゆっくり動かし、彼女を目一杯乱れさせる。


彼女は足を上げているのが辛いのか、M字に広げた脚を浮かさずにベッドに足をついている。

うーん、とためしに両足を持ち上げてみるが、やや反応が鈍くなる。

やっぱり足が重いんだろうなと納得。


正常位で突きまくると彼女はまた「またいっちゃうよっ!い、いくっ!」と叫んでいってしまったが、実は入れた時から問題があった。


ちょっと緩い。

俺のサイズが小ぶりなせいだろうな。

ふふ。


いけそうにないので、落ち着いた彼女を上に乗せてみるが、極端な下付きのせいかすぐに抜けてしまうし、やっぱり動き方がわからないみたいでぎこちない。


好奇心モードに入っていたこともあって『今日は無理だね』とあっさり諦めて、Rが落ち着いたところでチンコを引き抜いた。


「いいの?」
『うん、最近はいうこときかないこともあるから、気にしないでいいよ』

これは本当で、生に慣れてるせいかゴムつけるとなかなかいけないし、酒や疲れに極端に弱い。

だから相手が満足したら終わりにすることも多いからいけないことは気にならなかった。


それから時間までは、その大きい体のいろんなところに顔を埋めたり、キスをしたりして過ごした。

「そんなにキスばっかりして、こんな体のどこがいいの?」
『いいやアンタはわかってない。

このふかふか感はなかなかないよ、うん』
「変なのw。

でも気に入ってくれたんならうれしいよ」
『うん、とっても気に入ったよ。

感じやすいところも、ね。

「もう。

Tが上手いからいっぱい感じちゃったんだよぉ」
…と、普通の恋人のように時間を過ごした。


時間が来て、二人でホテルを出て、彼女を送っていった。


『また、すぐにでも逢いたいよ』

先に言ったのは俺の方だった。


「ほんと?じゃあこの日なら開いてるかも」
『じゃあまた逢おうね』

最後にもう一度キスをして別れた。


家についたらもう時計は2時を回っていた。

ふぅ、楽しかったな。

そう思っているとメール着信を知らせる音が。


「今日はとっても楽しかったです。

今度会う時はいっぱい甘えさせてね」

…いやいや、甘えてんのはきっと俺の方だし。

 
 
 
独身だったら間違いなく惚れてた、と思う。

でもね、時間は限られてるんだよ残念ながら。


それから家族が帰る前の日まで、3回彼女とデートをした。

2回目の時、一緒に寝ていると彼女が突然泣き出した。

「もう次であえなくなっちゃうんだ…好きになっちゃったのに…」
ただ無言で抱きしめ、頭をなでた。

最後のデートは、朝からドライブ。

少し遠くのホテルで、日が暮れるまで抱きしめあっていた。

「もう逢えないから、今日はいっぱいして」
文字通り愛し合った。

最後は(ゴムつきだけど)中で果てた。

彼女は「よかった…」と喜んでいた。

自分もうれしかった。


彼女の家へ向かう途中で嫁からメールが入った。

たわいもない内容だったが、
『これがシンデレラの鐘ですね。

はは、なんてタイミングのいい嫁だ』
と苦笑い。


別れるときになんていおう。

美辞麗句並べ立てようか、『君はこんなに魅力的だからうんぬんかんぬん』うーん偉そうでやだな…

とかなんとか考えていたのだが、いざ別れ際になると言葉が出ない。

「とーーーっても楽しかったよ、一生忘れないからねっ」
と無理に微笑む彼女にキスをしてやっと一言言った言葉が、

『また、ね』
 
 
 
相手は確かにピザだったが、とっても美味しいピザだった。

俺にとっても忘れられない濃密な時間だった。


タダ一つ、イタリアンに彼女と入ったとき、彼女がピザを食わなかったことだけが心残り。


いつか再会できたらピザを食べましょうと、ひそかに思っています。